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悪徳の輪舞曲
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悪徳の輪舞曲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 21~40 2/4ページ
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御子柴シリーズはすべて読みました。どれも満足度が高いです。 | ||||
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贖罪の奏鳴曲』『追憶の夜想曲』『恩讐の鎮魂曲』に続き一気読み。4冊を5日で読破。 毎回最後30ページ弱で、想像を遥かに超える真相に加え、最後のたった6ページでギャン泣き。御子柴礼司が育ってるよ。。 中山七里さん、天才です。 これからも御子柴礼司を末永く活躍させてください。 | ||||
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殺人鬼から30年かけて人間へ。 御子柴礼司(園部信一郎)再生の物語もこれで一つの大きな幕を閉じましたね。 感情のない殺人鬼には迷いがありません。淡々と目的を遂行します。 しかし、医療少年院でピアノ演奏に心を揺さぶられ、感情や他者への共感が育ってくるにつれて御子柴は迷い、悩み、自分の内にある矛盾する思いに翻弄されたりもします。 そう、人間とは悩む生き物。 常に矛盾する思いを抱えながら、自分はどっちだ?何が正しいんだろう?と揺れ動きながら手探りで生きることこそ真に人間らしい生き方であると本シリーズは改めて気づかせてくれます。 揺れないはずの自分が、イライラして何も考えられなくなり、感情に任せて怒鳴り、少女の優しさに涙する。 御子柴先生は殺人鬼だった。でも、これからの御子柴先生に幸あれ、そう思わずにはいられない終わり方でした。 またいつの日か、ひとまわりも二回りも成長した御子柴先生に再会できることを願っています。 | ||||
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殺人遺伝子は存在するのか、それに自分は乗っかっただけなのか、そのことに奮闘する御子柴の姿が良い。人はなぜ人を殺すのか、その真相に迫る。 | ||||
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毎回毎回どうなるのかとハラハラしながら読んでいますが。今回は特にスゴイの一言につきます。すばらしい作品をありがとうございました | ||||
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この事態に流石の御子柴も揺らぐのかとハラハラしました。 シャーロック・ホームズも好きですが、ドイルと違ってかなりヒントを散りばめてくれる作家さんなので、事件の経過と各個人の心理描写を考える面白さがある。 今回も難しいテーマ。 どっちの言い分も理解できるというものは難しい。 凶悪犯罪は私も許されるべきではないと思いますが、家庭環境(虐待、貧困等)が犯人への影響があるなしの話題になると、それが関係するという人とそうでない人がいる。 それはあって然るべき意見ですが「環境に恵まれなくても立派な人はいる」という主張を見聞きする度に違和感がある。 恵まれない人=犯罪者ではないのは当然。恐らくそういう偏見を心配して言ってるのかなとも思う。 サイコパス=犯罪者ではないのも当然あり立つ。「サイコパス」が犯罪者につけられた名前のように勘違いしてドヤ顔で使う人も多いですが。 しかし凶悪犯罪者に恵まれない環境の人が多いのは確かでしょう。 シリアルキラーにも家庭に問題のない人が時々いますが、本当になかったのか? 大抵の人は実は知っている。みんな表面は繕うものだと。 だからといって犯罪者の家族を追い詰めていいとも言えない。本当に問題のない可能性はあるし本人の気質がやはり大きい。 信じられないイジメをする子供だって脳が発達途中とはいえ残虐性が強すぎる。 ただ、同じような人間を減らす対策を考える時、トリガーとなる可能性が大きい事柄は考える必要があると思う。 その観点では「それでも立派な人はいる論」は「そうだね」で終わる。 しかもその論理はどの分野でも言えてしまう。どんなにイジメられても耐えられる人もいる。過酷な条件でも東大へ行く人もいる、成り上がる人もいる。どんなにブラックでも適応する人もいる。 じゃあ、心折れた人は彼らが悪いのか? これから生まれる子供達への対策はないのか? そいつが弱いからだ、環境のせいじゃないと殊更に嘲笑する人や激怒する人を見ると身に覚えがあるのだろうかと勘繰ってしまう。 過激に反応する裏に弱点がありがちだから。 御子柴なら冷めた目で観察するのだろう。 御子柴は架空であるから興味深く読めますが、私は犯罪者を庇いたいとは思わない。しかし未来の加害者を減らすことは重要。 それは未来の犠牲者を守る為に必要なことではないのだろうか? | ||||
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美品でした。 | ||||
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『贖罪の奏鳴曲』『追憶の夜想曲』『恩讐の鎮魂曲』に続き読みました。本作も最後の真相には驚きました。毎回最後がどうなるのかハラハラドキドキです。 | ||||
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綺麗だったしとても満足です。 | ||||
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今さらですが、いやはや御子柴シリーズは面白い❗最強です。他の本が読めなくなりそうです…実際、悪徳が届く迄の合間に某作家のミステリものを読んだのですが…テンポが悪いと言うかだらだらユルいと言うか…最後迄読むのに骨が折れました。もう御子柴シリーズはなくてはならないモノです。次作を待ち焦がれます | ||||
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御子柴シリーズは、毎回衝撃的です。 毎回僕の予想を遥かに超えた結末となります。 個人とし人間、集団としての人間の心を鋭く描き切っています。 | ||||
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最後は、少し救われたような気がしました。 昨今、凶悪犯罪が多く、その被害者の方やその家族の方々のことを考えると胸が痛みますが、加害者の家族の方も辛い境遇にあるという話もよく聞きます。著者の『ネメシスの死者』は犯罪加害者の家族が被害に遭われるというお話でした。 今回は事件が発生し、それに主人公の母が巻き込まれたというところから始まっていますが、妹さんの苦しみやその後を読んで本当に胸が痛みました。犯罪を犯してしまうとその親戚縁者などいろいろなところにその被害が及ぶのだと思いました。 主人公の事件の調べ方や裁判では、詭弁やいやらしさもなく淡々と事実を追い求めているのが応援したくなる部分なのかなと思います。 主人公はキャラクターとしては好きですが、読みながら、自分の家族にはしっかり謝ってほしいなと思いながらいつも読んでいました。家族の苦境は彼に原因があるのですから。1つ前の『恩讐の鎮魂曲』を読んでいないのでこれが正しいのかわからないのですが、まず、なぜ彼があのような犯行をしてしまったのかをやはりきちんと知りたいです。それについては断片的にしか書かれていないように思います。でも、もし書かれていたらごめんなさい。 彼は、家族愛は希薄だったけれども、親の育て方などのせいにはしていません。あまり、家族という単位の概念がないのだと思います。妹さんは主人公を責めます。それは当然のことだと思います。 お母さんは…というと、最初の接見から彼を一言も責めていません。会いたかったという気持ちを表しています。少年院に面会に行かなかったのも主人公が慕っていた教官から止められていたと…これは以前の2冊の著書にも書いてあったと思いますが、決して愛情がなかったわけではないのです。ただ、愛情の表し方が希薄というかうまくできなかったということであって、お父さんもお母さんも彼を愛していたということがわかって本当に嬉しかったです。お母さんは、表現中では、喜怒哀楽をあまり表現しないような人に思えて好感が持てず、それがやはり読んでいるときに先入観のようになってしまっていたのですが、やはりふつうのお母さんと同じように愛情をたくさん持っていたのだなと思いました。 冒頭からの描写があって、裁判の結果は…と思ったら、驚愕の結果になり、読み応えがありました。 洋子さんからいろいろと指摘されていたので、家族のことを全く気にしていなかった主人公も心の奥底では忘れているわけではないことがわかりました。 自分でもきっとつかめていないのだと思いますが、彼に欠けているピースが埋まって、最終的にはお母さんや妹にもきちんと謝って、幸せになってくれればいいなと思います。 | ||||
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悪名高き御子柴礼司弁護士がとうとう自分の実母を弁護することになった。冷静沈着な御子柴もさすがに普段とは違う姿を晒す。弁護士事務所の助手の洋子さんに見抜かれるところなどは面白い。いきなり最初の場面が、御子柴の母親が夫を自殺に見せかけて殺すところから始まるので、いったいどうやってこれを弁護するのか見どころである。最後はこうきたのか、やられたという感じである。御子柴礼司シリーズは期待に違わず面白い。 | ||||
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御子柴礼二の母親、妹が登場します。冷静沈着な彼らしからぬ人間らしい一面が楽しめます。 主人公の心の動揺を、事務員の女性の視点で描き、人間らしさを好ましく見守る様子がほっとさせます。 母親の視点、妹の視点で語られる事件前とあと。語られなかった父親の真実に注目です。 | ||||
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面白い | ||||
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御子柴ファンとしては、読まなければならない一冊でしょう。ネタバレさせたくないので内容にはふれませんが、読まなければならない一冊。 | ||||
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ストーリーや登場人物等、非常に面白かったです。 | ||||
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このシリーズがずば抜けて面白い 今回も最後の最後ですかーっとするような 逆転劇を繰り広げました。面白かった。 一部の揚げ足取りがいますが、輪舞曲ロンドでいいじゃん。 そんな完璧を求めたら、本なんて書けなくなっちゃうよ。 | ||||
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これって、シリーズもの?冒頭の被告の殺人現場と思われる記述から始まり、主人公の弁護士の生い立ちが明らかになり、被告の弁護士を主人公である息子が行うという複雑な関係。そもそも、少年法に守られた犯罪者の少年が弁護士になれるのかという空前の設定に違和感があるものの、それを除けば、興味深い法廷ものの作品です。 | ||||
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御子柴シリーズでまさかの実母が殺人犯となり、約30年ぶりに妹が依頼人として現れる。前作では、医療少年院時代の父親代りの教師を救えず、また御子柴らしくない私情が入るが、今回もまた、御子柴に揺らぎをかけてくる。自分の犯した少年時代の後、取り残された家族は加害者家族としてどのように生きてきたのか?冷酷無慈悲の彼を揺さぶるのは自分の犯した殺人は遺伝子からなのかと動揺が走る。しかし、御子柴シリーズを読んできたものとしては、御子柴の法定戦術は分かっているはずなので御子柴がラストに独壇場になり自分の過去を自ら暴露するであろうと、ここまでは読みきったつもりだったが!実際に彼を追い込むのは、裁判を乗り切った後、法廷に残った御子柴に告げられる父の死の事実を実母が語るわずか数頁である。最も知りたくなかった、いや、向き合いたくなかった現実。それを知って、思わず最初の頁を読み直してしまった!ラストにシリーズ2に登場する幼い倫子が御子柴を待っている。彼女は母が好きだと答える。そしてその言葉を受けた御子柴は、生まれて初めて他人を羨ましく思ったと言う台詞を吐く。家族、血縁とは切っても切れない関係なのだろう。考えさせられ、これで弁護士を辞めるのか?と思わせられるが、どうやら11月に御子柴シリーズ第5弾、復讐の協奏曲が刊行予定されるらしい。内容も、御子柴の側にいつもいる事務員、洋子の関係らしい。これでシリーズ終わりかと思っただけに嬉しいニュースで今から楽しみである! | ||||
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