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総理の夫
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総理の夫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全53件 41~53 3/3ページ
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初めての著者の作品です。非常に興味深く読めました。女性初の総理大臣という設定が良いし、それを未来形として表現するのに日記という手法で過去形で記載しているのも面白いです。さらに、主人公を女性総理大臣ではなく、総理の夫という設定にしたのも絶妙。主人公を総理大臣にすると、どうしても政治色が濃くなりすぎるんですかね。この小説は読んでいて、気持ち良かったです。他の作品も読みたくなりました。 | ||||
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【内容】 史上初の女性総理・相馬凛子と鳥類学者の夫・日和。2人が出会い、凛子が総理になり、人生のターニング・ポイントを迎えるまでを、日和の日記という形式をとって描き出す。 【感想】 ・女性が総理になるとどうなるのか?、女性が社会で活躍するには社会や家庭でどんなサポートが必要か?、優れた政治リーダーの条件とは? などを考えさせられる。 ・凛子の打ち出す政策としては、社会的弱者支援、福祉国家的方向の政策が提示されている。 今日の社会情勢ではむしろ実現が難しそうなものばかりに思えるが、作中でそんな困難な課題を実行していった凛子のリーダーシップの強さが伺える。 ・政治ものでもっと硬派な社会派小説を想像していたが、意外に軽いタッチでスイスイ読める。 作中では凛子と日和の恋愛・結婚についても描かれており、個人的にはあんな関係をパートナーと築きたいと思った。 ・肝心な選挙戦や2人の家庭が出来始めてからの部分の記述が薄いのが残念。 続編が出ないだろうか。 ・解説には、安倍昭恵美総理夫人が実体験に基づくコメントを寄せているのも興味深い。 | ||||
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【内容】 史上初の女性総理・相馬凛子と鳥類学者の夫・日和。2人が出会い、凛子が総理になり、人生のターニング・ポイントを迎えるまでを、日和の日記という形式をとって描き出す。 【感想】 ・女性が総理になるとどうなるのか?、女性が社会で活躍するには社会や家庭でどんなサポートが必要か?、優れた政治リーダーの条件とは? などを考えさせられる。 ・凛子の打ち出す政策としては、社会的弱者支援、福祉国家的方向の政策が提示されている。 今日の社会情勢ではむしろ実現が難しそうなものばかりに思えるが、作中でそんな困難な課題を実行していった凛子のリーダーシップの強さが伺える。 ・政治ものでもっと硬派な社会派小説を想像していたが、意外に軽いタッチでスイスイ読める。 作中では凛子と日和の恋愛・結婚についても描かれており、個人的にはあんな関係をパートナーと築きたいと思った。 ・肝心な選挙戦や2人の家庭が出来始めてからの部分の記述が薄いのが残念。 続編が出ないだろうか。 ・解説には、安倍昭恵美総理夫人が実体験に基づくコメントを寄せているのも興味深い。 | ||||
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原田マハさんの作品はとても好きで、この『総理の夫』も前から気になっていました。文庫化を待っていましたが 中々ならないので、Kindleを購入した機会に読んでみました。今までの原田マハさんの作品とは少し異質な気もしましたが とても面白く画が浮かんでくるようでした。凜子さん素敵だし、日和さんも良い味出していますが、お母様が一番好きかな。 是非ドラマ化してほしいと思います。丁度小池百合子さんが都知事になったりして少しダブりました。 政治だけでなく、女性の生き方にも問いかける一冊だと思います。 | ||||
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現実の政治問題に対して どうコミットメントするのか というむつかしいテーマに、敢然と立ち向かった ことは評価できる。 あくまでも女性の視点から見た政治という 感想は否めず、物事が 感覚的だなとさえ思った。 ただし、国債などの借金を、膨大に抱えている日本政府。 ある意味では 日本国破産 しかねない状況であることは 現実にある問題である。それを 見ないふりにできない と言うことは、避けてとおれない 事実。 初の最年少 女性総理大臣 相馬凛子が誕生するのを、 まるで、とりを観察するように 総理の夫 日和 が 日記を付けると言う形式で、展開する。 たぶん、この日記形式が、時間と言うものを 正しく取り扱うことが できる編集法かもしれない。 借金づけ日本を救うのは、『増税』 つまり 国の収入を増やすこと が ひとつの方法であり、 相馬総理大臣は、敢然と増税に 踏み切るのである。 そして、国民に信を問う。 政治の世界では 魑魅魍魎が跋扈する。 原久郎という 原田マハのおきまりのダジャレの人物が 登場する。それは、小沢一郎を イメージしている。 相馬凛子をイメージできるニンゲンが 現在の日本にいないのが残念であるが。 信念のヒト。決してぶれない。 そして、行政の改革も徹底して行ない、女性が働ける環境の改善も行う。 これならば、『日本 死ね』とはいわれない。 相馬日和の母親の 押し出し方も 実に快適だ。 こういうヒトが チャンと控えているのが、 原田マハの作品の特徴かな。 確かに、これは 政治エンターテイメントにはなっているのである。 感心した。 女性が政治を行う ということが、当たり前の時代になってきた。 小池百合子が 都知事の次は 首相をめざす。 なんて、ことが おこるかも。 | ||||
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表紙からなんとなく重厚でシリアスな政治ドラマを連想することだろうが、実際にはコメディタッチに書かれた、漫画小説っぽいお話。 レディコミっぽい内容にこの表紙だが、主人公はタイトル通り、「総理の夫」なので、男性のほう。 どこかで恋愛小説として紹介されているのも見たが、恋愛と政治ドラマで半々といったところかもしれない。政治ドラマとしてもある程度完成されている。 だが折角ある程度のシリアスさをキープしていたのに、終盤、総理が本番して妊娠する展開には萎えてしまった。しかもその後、突然、あれだけ政治に熱意を燃やしていた総理が、電撃辞任するあたりは、最早ただのギャグ。この最後の流れだけは絶対に違うでしょ。現実にこんな総理がいたらやはり所詮女かと大暴落するよ。 しかしマハのギャグセンスはやはり最高だ。公式HPのプロフからいって、既に爆笑してしまう。この小説も、開始数ページで、既に爆笑した。どこまでギャグかわからないのが、この作家の特徴。 | ||||
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理想と言えば理想ですが、読んでいて気持ちがすっきりする感じですごくおもしろかったです。 今の政策にも対応できうるものがあるんじゃないかと考えさせられました。作者の理想的主観もだいぶ入ってるとは思いますが・・・ 主人公は夫ですがこんな夫はこの世の中には、いませんよね。 でもいたらいいなあ~とおもいます。どんどん引き込まれました。 これから原田マハさんの本も読んでみたいです。 | ||||
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史上最年少で史上初の女性総理大臣が真っ直ぐに世直しに挑むハートフルストーリー。伝説のスピーチライター、久遠久美が友情出演しています。 現実味があるかは別にしてエンターテイメントとしては面白いです。 | ||||
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女性初の総理大臣となった相馬凜子の夫・日本で初めてファースト・ジェントルマンになった日和(ひより)が日記形式でつづるという形式をとっている。この日和が大企業の次男坊で浮世離れした天然ボケ風の男なので、内容はとてもコミカル。「リアリティが無い!」などというツッコミを入れる余地もないほど、コメディータッチのエンタメ作品として仕上がっている。肩が凝らない内容ながら消費税アップの法案などをテーマに絡め、現実の政治にもチクリと釘を刺したりもしている。 女性初の総理大臣は第111代という設定。現在の安倍総理が第96代だから、しばらく先の話なはずだがSFで出てくる未来っぽい機器などは登場せず、現代と全く変わらぬ雰囲気なのはご愛嬌か。読後は優しい気持ちになれる、とてもホッコリとした内容だ。 | ||||
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日本初の女性総理大臣が誕生。 その夫の視点から書かれた日記形式の物語です。 政治を描いているのなら小難しいのかな?と思っていたけど、キャラがしっかり立っていてメリハリがありマンガっぽくて楽しめました。 凛子と日和に都合のいいような展開にうまくいきすぎな気もしますが、軽いコメディータッチの作品なんだからと思えば許せてしまいます。 ですが、総理の打ち出している政策等は、現実とかけ離れたマンガチックなものだというわけではありません。 これが現実だったら日本の将来も明るいだろうなー希望をもたせてくれる作品でもありました。 凛子さんは素敵だし、日和さんはかわいいし、読んでいて本当に楽しかったです。 | ||||
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「総理の夫」である主人公が書いた、回想録的な日記という体裁をとった小説です。 一人称で進行する物語は、現実離れした設定(超才媛の女性総理とその夫である大財閥の御曹司)のせいか、妙にレディースコミック風です。 登場人物たちはキャラが立って魅力があるものの、ちょっと類型的でまんがチックな感じがします。 とは言え、政治小説としての骨子はかなりしっかりしています。作中で女性総理が推進する政策の内容は、現実に照らしてうなずける部分が多く、作者は日本の政治情勢について一家言があるのだなと感じました。 作中に登場する「非の打ち所なく清廉な」女性総理という存在は、政治に絶望している大多数の日本人にとって「本当にいたら」と夢想させるような人物として描かれ、作者の理想像をうかがわせます。ただ、「創作」の中だからこそ「絶対善」は存在を許されるものであり、現実世界での「絶対的に正しいもの」に対しては、必ず眉につばをつけて遇するべきだと私は思います。 政治論についてはともかく、小説として一気呵成に読ませるパワーがあり、エンターテイメントとしてよくできていると思います。 面白い作品としてお勧めできる一冊です。 | ||||
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鳥類学者の日和(ひより)の妻は、新進の国際政治学者で国会議員。 小さな野党とはいえ、党首を務めている。 フツウならそれだけの話だが、突如、政変によって野党連合に 推され、ついに日本初の女性総理大臣になってしまった。 さあ、大変! 名前のとおり穏やかな性格で、優柔不断とまでいわれる日和の 日本初の「総理の夫」としての日常、人知れぬ苦労がサスペンス タッチで描かれる。 生き馬の目を抜くような政・財界の海千山千の古だぬきやら、 謀略まがいの足の引っ張り合い、自分こそが…という欲にまみれた 連中やら、誰かを髣髴とさせるキャラクターやらが登場して、 考えさせられながらも、楽しめる一冊。 政見も定見もなく歳費だけが目当ての国会議員や、そういう人に 投票する有権者への皮肉も、うかがえる。 10年、20年先も大事、現在の生活も大事、国内問題、外交、防衛など、 立場を変えれば見方も変わり、意見はいくらでも出て収拾がつかない。 そんな現状を、著者はどうするべき、と言っていると読み解くか…? | ||||
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原田マハさんの作品は、みな、ワクワクさせてくれるけど今回も一気読みしてしまいました。 思いもよらない女性総理大臣とその夫の日々。 現在の政治状況を想像させ、今、国民が思っている本当の政治ヒーローを描いて見せています。 男である私が読んでもすっきりしました。こんな総理大臣が表れないかな。 | ||||
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