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総理の夫
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総理の夫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全53件 1~20 1/3ページ
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語り手は旦那、奥さんが女性初の総理大臣で、物語だけでも変だな〜って思う物語でした。近未来にも女性総理大臣実現して欲しいです。 | ||||
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原田マハさんの政治エンタメ小説です。政治学者の妻と鳥類学者の夫の夫婦の物語です。政局で、日本初の女性総理大臣となった妻を、「野鳥観察日記」風に、日記文で、その顛末を語るスタイルになっています。現在の日本社会を皮肉ったように、女性の社会進出や少子化対策を大きなテーマにしています。作者の政治信条を小説仕立てにして、出しているのかなと思いながら読みました。テンポも軽快で、ハラハラ、ドキドキ、お話としても楽しめる小説でした。評価は、星5つとします。 | ||||
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原田マハ氐の作品は、かなり読んでいるが これは非常に面白かった。凛子の人柄にも好感を覚えるが、それ以上に夫の日和の描き方もとても良かった。この作品はフィクションであるが、今のどうしようもなく最低な政府の力量と比べてみても、早く我が日本にも凛子のような知性、行動力を持つ首相が出て来てくれることを望んで止まない。あまり深く考えずに読んだ方がいいと思う作品である。是非一度手にとって欲しいものである。 | ||||
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親のおかげで趣味を仕事にして貰っているいる準ニートな御曹司の息子が、 自称出張から帰ると、妻が総理になっているという斬新な設定は、面白い。 ただ、政治スローガンや対立候補の設定や描写が、現在の日本の情勢を取り囲む情勢と 著しく乖離した冷戦構造化の半世紀前のお花畑ステレオタイプの認知バイアス全開なのは、 作者や脚本家の意識の低さによるものなのか、スポンサーや業界の感覚自体が、 半世紀前のまま、思考停止してことに依存する問題なのか、残念な部分でもある。 メインテーマが、タイトル通りのシチュエーションによるものならば、 総理の夫としての葛藤や苦悩などの心理描写は、不十分だし、心理分析もないのは、 呆れるし、 初の女性総理誕生がテーマとしては、LGBTやクローンを扱うべき現代の要請からすると、 半世紀前の課題のまま、原作者、監督、脚本家、スポンサーの広報の脳死状態に、 幻滅する。 ともあれ、コメディとしては、脳死状態の設定や時代の趨勢からの遅れも、 いい材料になっているのかも知れない。 | ||||
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政治や上流階級について、覗き見をさせてもらえている感じでした。 もっとよく知りたいと思いました。 またとにかく、主人公の相馬日和さんのお人柄が、控えめで、一途で、家族思いで、その日和さんから紡がれる文体が、名前と同じく和み、優しくて、心地よさすぎでした。 | ||||
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総理の夫で周りからスキャンダルを仕掛けられること、ありそうなことだと思います。でも、好意的な仕掛け人 出来すぎかな | ||||
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映画の評判がよかったので小説も読んでみた。映画は配役が好演していてイメージがよく湧いて面白いのだが、結末の大事なところで原作と異なる。一般向けにわかりやすく変えてしまった感じ。日和と凜子の馴れ初めの場面もない。日和がおめでた過ぎて東京大学卒にはとても見えない。獣医大卒みたいに見える。小説の方がよくできているように思う。政界をよく観察していて、フィクションの話なのに、ひょっとしたらこういうのあるかも、と思わせるところが面白い。原久郎は小沢一郎に似ており、相馬財閥は鳩山家のように見える。政権交代は平成5年の細川内閣のようで、20年の民主党のそれにも少し似ているが、悲惨だった民主党と比べてよっぽどうまくやっている。鳥類研究所は山階か?鳥に関しての蘊蓄もローレンツを含め正確だ。中心テーマである重要性を増してきたジェンダーの問題の取り上げ方もうまい。原田マハは絵画や画家の小説家だと思っていたが、なかなか幅が広いようだ。次に佳作が出たら、そろそろ直木賞でもよいのではないかと思うのだが、どうだろうか。 | ||||
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総理大臣の孤独さが上手く描かれ、また、総理の夫のキャラ立ち、あと、なんと言っても、読後感のさわやかさ、感動した! | ||||
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題名からしても理想でしかない事(お伽話)に思うけど、読み進むうちに、実現もありだと思う。女子だから…と、いう言い訳はしなくてよい生き方を、少し教えてくれてる一書。 | ||||
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初の女性総理の爽快感とあったかい総理の夫とのやりとりは読んでいてとても気持ちよく、こんな総理がいたらもっと沢山の人々が政治に興味を持つだろうと思える。 | ||||
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読んでいて、清々しい気持ちになる | ||||
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今はコロナ禍であり、この原作が発表された時とは大分社会的状況は変わった。しかしながら、未だに女性総理大臣は誕生してない日本にとって、総理大臣が女性という、ある意味未知の世界については、現在の私たち日本人のとってもワクワクする期待感が持てる。実際、現在と映画化された内容にほとんどギャップが無くて、その再現性の完璧さにただただ驚かせられるばかりであった。 | ||||
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気高く品良く 戦う | ||||
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思っていた以上に加速度的にどんどん面白くなり、二日で読了。 原田マハの小説に登場する女性はとかくスーパーウーマンであること多し。 涼しげな顔で、なんでもやってのける。こんなこと現実では到底無理と思いながら、時折胸を熱くし、涙ぐみながらニュージーランドや台湾の女性リーダーを思い描きながら、読んでいた。鼠色の背広集団ではなく、しなやかに、軽やかに発揮される新しいリーダーシップのあり方。女性に政治が向かないなんて、既得権益にしがみつく老いた政治家の詭弁である。 凛子のような新しいリーダーが登場すれば、国民の政治への信頼も変わるはず。今までのやり方ではダメなんだ。 候補者均等法の改正があったが、いつか近い将来、実現することを夢見て。でなければこの国は本当にズブズブと沈んでいくしかないのではないか。 | ||||
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日本では考えられないシチュエーションで楽しく読みました、いつの日かそういう日が来ればいいですね。 | ||||
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フィクションだとはわかっていながらも、そう遠くない未来に、本当に国のことを考えるこんな総理が現れてくれるんじゃないかと希望を持たせてくれる、爽快で胸が熱くなる一冊でした。 そして、こんなふうにいつも側にいて、一番大切な事を見極め、静かに大らかに支えてくれる男性がいたらー。 多くの男性が、そういう男性性をも発揮してくれる社会であったなら、どんなに住みやすく、バランの取れた社会になるだろうと想像しました。 マハさんの“予言”が実現することを、願ってやみません。^_^ | ||||
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以前より原田マハさんの作品は面白くて読みやすいので気に入っています。この作品も読んだことがありますが、秋に映画化決定したので、新刊で数冊購入し知人に送りました。中々図書館に出かけたり書店で探すのも大変ですし、面白いから読んだらと勧められても中々読めないものですが、送った方には面白かったと好評でした。映画も楽しみですが、これは本で感動して欲しいです。 | ||||
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新鮮な視点、読んでいて楽しい。 | ||||
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日本に対して、社会に対して、ひいては自分を取り巻く職場や環境、全てにながれる日本特有の諦め、妥協、忖度を一掃させてくれる気分になる本です。 こんな政治家がいて、こんな日本であったら、もっと前を真っ直ぐみつめて、将来に向かって行けるのに。世界に誇れる日本になるのに。読んだ後、そんな想いに溢れました。 こんな理想の総理大臣が就任して、こんな理想の日本になるといいなと思うだけでなく、微力でも私自身が出来ることはないのか…などとも思いました。身近な出来ることとしては、もう一度中学の時に学んだ政治・経済関連の本を読み返して、政治を知り、しっかり選挙権を生かすことだけはしようと思います。 | ||||
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原田マハという作家は、魅力的な人物を描かせると右に出るものがいないくらい抜群の才能を発揮する。才色兼備で信念と誠実さと情熱の持ち主で日本初の女性首相となる相馬凜子、相馬財閥の次男として生まれながらも、鳥類研究に夢中で涙脆い夫の日和、日和の付き人で有能な富士宮さん、息子や嫁の凜子をバックでそっと応援する母、政界を影で操ろうとするハラグロこと原久郎どれも皆効果的に描かれている。利権と既得権益にこだわり一向に変わろうとしない日本の政治を凜子は、次々と変革していく。消費増税、脱原発、社会福祉の充実など読者も応援したくなるような政策を打ちだし、国民の熱い信頼を得ていく。読んでいると凜子はマハの分身ではないかと思えてくる。これほど明確に日本の政治の現状と解決のための打開策を描ききっているところが並みの作家と違うところである。「本日はお日柄もよろしく」で活躍する伝説のスピーチライター久遠久美をここでも登場させ、国民に向かって所信表明するところなど原田ワールド全開の作品といえるだろう。最後に凜子自身が子育てしながら総理を続ける決断をし、女性が安心して子育てをできる国を目指すところなど、心憎いまでの原田マハの構想力に完全に脱帽である。 | ||||
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