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総理の夫
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総理の夫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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映画は見ていない。 それでも、映画のノベライズのようだなと思った。 主要登場人物のキャラクターが、コミックのようだ。いや、それはコミック作者に失礼か。 薄い。 こんなやつ、いるかよ、と言ったらおしまいだけど。 でも、面白い。 主人公の行動に時々吹き出しながら、楽しく読んだ。 でも、な〜んにも残らない。 | ||||
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日本に誕生した最年少女性総理の奮闘を、彼女の夫の視点から描いた作品。ちゃんとした政治家が見当たらない日本にあっては、御伽噺と言って良いだろう。 日本版”鉄の女”の伴侶は、のほほんとした鳥類学者。資産家の家に育つも、世の中の毒におかされることなき純粋な男だ。二人の相思相愛な雰囲気が微笑ましい。 順風満帆な船出かと思いきや、誕生間もない総理の周辺にきな臭い空気が漂って…と続く。政党、親族を巻き込んだ大騒動。夫は妻を支えていけるのか。 スリリングな展開で爽快感はあるものの、んん、そんなありきたりな正論だけで民意を動かせるかよ、って思っちゃう。 | ||||
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原田マハの作品は「楽園のカンヴァス」「暗幕のゲルニカ」を読んでいる。 この二作品がとても素晴らしくて面白かったので本作も期待してたのだが、少々ガッカリした。 ストーリー展開に深みがなく単調で、特に印象に残る事はなかった。 日本初の女性総理の誕生という事で、その旦那が日記を書いているのだが、ハニートラップがあったり、連立政権で裏切りがあったり、総理自身が妊娠したりと、それなりに事件はあるのだが、どれも淡々としてて面白味や深みに欠ける。 「楽園のカンヴァス」や「暗幕のゲルニカ」であれだけ面白く美術ミステリーを書ける作家なので、もっと面白くできる力量はあると思うのだが… 好きな作家だけに本作はちょっと残念だった。 | ||||
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日本初の女性総理大臣を妻に持った男性が、新しい世界に放り出される。妻を愛しながらも戸惑っ ている姿が痛々しい。女性であっても政治家になるタイプは押しが強く、辟易する。何だか男のプラ イドがボロボロになりそうだ。 あまりにもハッピーエンドなので、ファンタジー作品にも思える。どんなに清廉潔白な政治家でも いずれは泥まみれになる。例えそれが相馬凛子であろうとも。また、登場人物の原久郎はあくまでも 陰に回り、権謀術数を駆使して政界を牛耳るタイプだ。決して(総理大臣などになって)矢面に立つ ことなどはしない。 ポリティカルフィクションというより、坊ちゃん旦那の奮戦記! めでたしめでたし。 | ||||
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ネタバレを含みます。 原田マハさんの作品は、なぜか人に好かれる一生懸命な主人公+とてもステキな大人の女性という組み合わせが多く、その二人を中心にハッピーエンドに向かうため、安心して読めます。それが原田マハさんの長所でもあり短所でもあると思いますが、本作品では短所に感じました。 例えば、総理の夫が同僚との意味ありげな写真(実際には何もしていない)は総理の政治家生命を左右するものとして描かれるのに、総理の腹心の部下が自らの意思で妻子のある男性と不倫して妊娠までしたら「辛かったね、これからも一緒に頑張ろうね」と美談になるのは都合が良すぎると感じました。 また、後半、総理が家庭も顧みるようになったのはとても良いことだと思いますが、その結果が内閣総理大臣の妊娠…?「総理である妻をあらゆる面で支えること」が主人公の全てなのに、避妊という男性としての基本的な気遣いはしない、そして総理もそれをOKするというのは「いやいや何やってんの」と思いました。夫婦・部下揃って悩んでいましたが、悩むくらいなら最初から避妊すればいいのに。女性の社会参画とかがテーマなのでしょうが、専業主婦であれ内閣総理大臣であれ、タイミングを考えて夫婦生活を営むのは社会参画以前の夫婦としての責任だと思います。しかし、そういった議論はなく、やはり美談でハッピーエンドになってしまい、若干興醒めでした。 こんな「清く正しく美しく」な総理が性別関わらずいてほしいとは思いますし、そういった意味では読んでいて爽快ですが、せっかく初の女性総理を描くなら、マーガレットサッチャーとまではいかずとも、もっと清濁併せ呑むようなしたたかな女性総理を見てみたかったです。 | ||||
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もうファーストレディじゃないけれど、私はファンでした。昭恵夫人は人類永遠の大難問嫁姑戦争打開への切り札・最終秘密兵器です。安倍家の跡取りを産めなかっただけでも姑は怒り狂ってるだろうに、どこ吹く風とほとんど毎日飲み歩いてるそうじゃないですか。凄すぎる。姑に泣かされているお嫁さんたち、昭恵夫人の門下生になりなさい。 | ||||
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爽快で軽快、でもそんなに内容はない。 政治がわからない人に分かりやすく書いたのかもしれないし、計算されたノリなのかも。 現代のシンデレラストーリーを追求しつつ、感覚としてはテンポとアクション中心の映画を観たような読後感。 | ||||
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イマイチ。内容は、お日柄もよく系か。 ドラマならば、総理の行動周辺が、シンゴジラみたいに面白いかも。だが、読者の期待はこの後の凛子の出産展開と国民生活の変化の描写にあるのでは?少なくとも、私はそうだ。 夫の戸惑いは、逆にウザい。小説では。都度出てくる消費税増税の説明が長い。その辺は半分以上飛ばした。むしろ、財源不足を軍事費や米軍基地問題とどのように兼ね合い提案するのか作者の構想を聞きたかった。この辺りの小説展開は、室積光に学ぶべき。文庫本の厚みが単行本で想定したより厚かったが加筆したのか? | ||||
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氏の作品は4つ目。楽園のカンヴァス、カフーを待ちわびて、ジヴェルニーの食卓に続く。 タイトルからしてライトなものを想像していたが、まさにその通り。 楽園、ジヴェルニーと絵画に造詣の深い氏らしい、重厚感のある作品とデビュー作の爽やかさの ギャップに驚いていたが、本作は更に違う一面。お兄さんの作風に近いか? まあ、楽しめたが、なんとなく展開は読める。 ついでにこんなのも書けますという感じ。 | ||||
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タイトルでストーリーを想像させる、さすが原田マハさんだと思わせる作品でした。 | ||||
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総理の夫、という立場での日記。 そういえばこれまで、総理大臣の家族がどういうふうに過ごしているのか考えたことがなかったなーと。 周りの環境がどんどん変わり、否応なく巻き込まれていく夫。 そこここに息をひそめている様々な陰謀の影。 さて、これをどう乗り越えていくのか? スタートダッシュは本当に見事でぐいぐいと物語に引き付けられていった。 この先はどうなるの?と時間が空くたび本を開くはめに。 ところが途中からそのスピードがゆるみ始め、気づくと妙に落ち着いてしまっていた。 フィクションだというのは百も承知。 でも作り物ならばもっと奇想天外な展開でもよかったのではないだろうか。 中盤から後半にかけてメインになっている政策云々選挙云々の部分が読み終わってみれば案外普通。 やはり政治物はいろいろと制約があって書きにくいのだろうか。 ならば、総理を妻にもってしまった夫とそれをとりまく人間模様をメインにした方が面白かったのではないだろうか。 ついでにいえば、日記における読者への呼びかけもちょっと邪魔に感じてしまった。 誰に見せるつもりでもないふつうの日記の文体でも十分面白いと思うのだが。 | ||||
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あり得る設定だけに、とても身近な存在のような作品でした。 若者の政治離れが進んでいるとかいないとかではなくて、興味を持ってもそれが無駄になってしまう気がして、 関わるのが怖くなっているのかも・・と思ってしまいました。 夫という視点で見る総理に興味が湧き、さらに完璧な人物であることに感心し、 やはりフィクションだったという爽快感を感じられる作品でした。 細かすぎない描写は、読み手に委ねる部分も多く、とても読みやすい印象でした。ほかの作品も読みたい。 | ||||
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総理の夫として、がんばろうとする日和。 鳥類研究所勤務、東大卒、大金持ちの二男坊。 初の総理になる、直進党党首凜子は政策シンクタンク勤務を経て、衆議院議員に当選。 すごい美人で、今は亡き父は著名な小説家、亡き母は、大学教授国際政治学者。 まったく羨ましい限り。 そんな凜子が、総理を引き受けることとなり・・・・・。 凜子が掲げる政策はなかなか興味深いし、今現在の政治へのちょっとした批判もあって面白い。 でも、できるなら、最初の書き出しをしっかり踏襲して、きちんとした、歴史的?!価値のある日記を、日和が書き上げていって欲しかった。 最後の方になるとかなり、なあなあになっている気がする。 原田マハさんなら、しっかりと練りこみもっと楽しいけれど書き込まれたものにもできるはず。 少々残念な気分で読み終わった。 原田さん、ぜひリベンジを。 | ||||
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原田さんの、着想そしてストーリーおよび文章表現は申し分ないと思います。 今回は、「消費税」の捉え方、そもそも税金とは? あたりがいかがなものか…という感じはを持ちます。あくまでも「作中の総理の考え」ですが、グローバルになればなるほど、国税は入ってこなくなり企業が太る構造などについては、ちくっと一刺ししてもらいたいと思うのは、一人の原田マハ読者としての願いです。 | ||||
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