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(短編集)
しあわせの理由
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しあわせの理由の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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幸せの理由は、アルジャーノンに花束を想起させるような内容でして短編ながらとても感動できる作品です。こういった意識の絶対性を崩すような作品は、伊藤計劃氏にも通ずるテーマ性があるように感じられました。 | ||||
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サクサク読めました。面白かったです。 | ||||
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SF短編集だけど、哲学的示唆に富んだ作品が揃っていて面白かった。 | ||||
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とてもいいものでした。イーガンらしい重めなSFギミックがありつつ、知性体としての個のありかたをテーマにした作品が多かったと思います。短編集の中で、家族レベルの範囲の話から宇宙レベル(~宇宙以上のレベル)の話まで、いろんなスケールで描かれた作品が収録されているので、いろんなイーガン味が楽しめました。 | ||||
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"そうやって生きていくことが、ぼくにはできる。意味のないしあわせな気分と、意味のない絶望感がいりくんだ境界線上を歩いていくことが。"2003年発刊の本書はハードSFの代表的作家として知られる著者がアイデンティティを問いかけてくる表題作含め9篇を収録する珠玉の日本オリジナル短編集。 個人的には著者の本は何冊か長編しか手にしていなかったので、興味を感じて手にとりました。 さて、そんな本書では1990年代に発表された確かな科学理論と技術のリアリティに裏打ちされた【自意識を問いかけてくる】短編集として、脳内の化学物質で感情を制御されてしまう意味を探る表題作他、死が克服された未来社会と量子サッカーに興ずる人々を描いた『ボーダー・ガード』事故に遭遇し脳だけになった夫を復活させる為に母性や人間性を喪失する妻を描いた『適切な愛』など、スケートの大きな展開に揺さぶられる【長編ともまた違った魅力が詰まった】作品たちが収録されているわけですが。 個人的には、まず哲学者ジョン・サールの思考実験『中国人の部屋』が彷彿させられたり、昨今のAIは本当に『人工知能』なのか?とかも予見的に考えさせられ、また『アルジャーノンに花束』すら連想させられる表題作『しあわせの理由』が【心、人とロボット、自己と他者との違いとは?】などへの哲学的問いかけが感じられて、余韻のある終わり方も含めて秀逸でした。 また、美術好きとしてはベルギー象徴派の代表的な画家、フェルナン・クノップフの代表作『愛撫』の"場面"を再現するために『鋼の錬金術師』よろしく狂気的人物がキメラを作る【愛撫】や、ロシアの国難を何度も救った"奇跡のイコン"としても知られる『ウラジミールの聖母』に込められた謎を解き明かす探偵もの?【チェルノブイリの聖母』も"こんな作品もあるんだ!"と(読みやすさと共に)新鮮かつ意外な印象を受けました。 文系読者向けの読みやすい『入門篇』的一冊として、また優れたSF短編を探す人にもオススメ。 | ||||
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2003年に出版されたイーガンの2冊目の短編集。 2000年に出版された1冊目の『祈りの海』と同様に1990年代に発表された9つの中短編が収録されている。 本来なら2冊連続して出版されるのが望ましかったのだろうと思う。 今回、評者は2冊続けて読んでいるが、出版当時はずいぶん待たされたのだと思うと、ちょっと贅沢な気分。 これも積読の効能の一つ。(同時代で読み損ねた負け惜しみ。) アイデンティティの追求というテーマが分かり易かった『祈りの海』と比べると、各作品のテーマや作者の意図が読み切れない作品が多いが、イーガンの作品に慣れて余裕がでてきたためか、テーマや意図がわからなくても、視点を変えてその作品の舞台となっている世界の描写を楽しむという、別の楽しみ方ができるようになった気がする。『祈りの海』に収録されていた「放浪者の軌道」と「無限の暗殺者」もそこを楽しめばよかったのかもしれない。でもやっぱり不全感は残る。坂村(TRON)健氏の解説は独自の視点が面白く大変参考になるが、納得できない点もある。ネットで情報を漁りまくる。自分なりの答えを見つけろと言うことなのだろうか? 評者の基準では傑作が3点、準傑作が1点、秀作が2点、佳作が3点なので、全体評価は5とする。 個々の作品について。 「適切な愛」 アイデアが暴走する話。いくら命を救うためとは言っても、論理面でいろいろ問題がありそうだ。以前書評で指摘したことがある『彼方のアストラ』の問題点の変奏。『WOMBS』のアイデアにも関連がありそう。『祈りの海』に収録されている「繭」の3年前に発表されているので、「繭」を本作の発展形と見ることが可能か?作品の結論はよく理解できない。本能を理性で抑制したために適切な愛を失ってしまったということなのか? 秀作 「闇の中へ」 自分の存在意義を確認するために危険な任務に従事した結果、その代償として未来を失ってしまう主人公。作品のテーマが理解できないので気分がよくないが、ワームホールの内部空間ではないかと言われている特殊な空間の描写がそれなりに楽しめることに気づいた。 佳作 「愛撫」 タイトルからは予想もつかなかったサイコ・スリラー風の作品。凄い話。まだイーガンらしさが固まっていない初期の、それまでのホラー小説風味が残っていると言えるかもしれない。他者によってアイデンティティを操られる恐怖を描いているのだろうか? 秀作 「道徳的ウイルス学者」 これも1990年の発表。読んだ時、何か一癖あるように感じた作品はこの時期のものが多いような気がする。宗教的独善性の害悪を主張する作品だが、そこまで露骨な主義主張でも良いのか?非合理的な原理主義に対する否定の感情を純粋に小説化したのだろうか。性的嗜好は生物多様性の発現であって道徳の問題ではないという考えが普及してきた今の常識で考えると道徳の規準なんて・・・。 佳作 「移相夢」 『順列都市』の基盤的アイデアである“コピー”を作る段階で派生すると予想される“移相夢”に関する短編。いつまで待てばこの夢から抜け出すことができるのかわからないような夢は、まさに悪夢だろう。 “コピー”という制度を受け入れ始めた時代の人間が抱く無意識の恐れのようなものを描きたかったのではないかと思うのだが。 佳作 「チェルノブイリの聖母」 これはイーガンとしてはかなり変わったタイプの小説だなという感じがした。というのも、メインとなる科学アイデアが見当たらない。人間にとって、社会にとって、宗教とは何かというテーマを追求した作品のようなので、「祈りの海」に通じる話かもしれない。 難解な話なのに評価が高いことがちょっと不思議だが、主人公が私立探偵なので、推理小説、サスペンス風にストーリーが語られるのが評価されたのかもしれない。その雰囲気に『虐殺器官』を思い出した。ストーリーは分かり易いが、テーマと結論が良くわからない。きちんと理解できている気がしない。 準傑作 「ボーダー・ガード」 “宝石”を発明したエンドリーと共に並行宇宙への移住を実用化した女性の話。なんといういたわりと友愛。死を知らない世界に生まれた若者たちだったが、自分たちの世界の母親たる人をいたわる気持ちは忘れてはいなかった。と、そういう話なのか? 「ぼくになることを(1990年7月)」の、ずっと未来の話。前作の9年後に書かれた続編。これも評価が高いのが不思議。みんな、ベタな話であっても、やっぱり感動話が好きなのか? 量子サッカーが大人気らしい。 本作は、人間が不死を手にしたらどうするのかということについて考えた作品と言えるのかもしれない。不死を手にすることの意味というのは、SFでは時々取り上げられるテーマだけれど、いざそれが実現した時、世界はどうなるのかという小説はいくつもあるが、本作はそのテーマに対するイーガンの回答ということか? 傑作 「血を分けた姉妹」 病院の付置研究所でプログラマをしていたという職歴を生かした作品。イーガンは医薬品の臨床治験にも関与していたのかな。 主題である医学、薬学はともかく、科学と技術に関する描写は多くないが、文学的な面で言えば、一卵性双生児間の意識の問題について、熟知していると思っていた相手のことを実は何も知らなかった。というのは、意識の問題のリアルなバリエーションのひとつと言えるのではないか。1991年という作者の経歴の中でも、早い方と言える時期に発表された作品だが、現実社会の問題に直接絡むテーマの作品は、この時期の特徴と言えるのかも知れない。同じ医療テーマの作品である「イェユーカ(1997年)」の先行系と言えるのか? 傑作 「しあわせの理由」 遺伝子テーラーメード医療によって脳腫瘍を克服した主人公が、神経伝達物質の伝達異常によって幸福感を失ってしまうが、新しい治療方法によってそれを取り戻す。しかし・・・という話。これも医療関係の話。 本作は1997年の作品だが、枚数が長いということもあるが、初期の作品と比べるとストーリーに深みが出てきているように感じる。初期の作品はアイデアによって自動的に(付随的に)感動が生まれたような感じがあったが、本作や他のこの時期の作品は人間存在に関する問題を意図して組み合わせているように感じる。 傑作 | ||||
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イーガンの他の日本語訳短編集は、収録されているそれぞれの短編が前菜、スープ、メイン、デザートといった具合で役割を持つように選ばれ、配置されていることが多いのですが、 今作「幸せの理由」は、全ての短編がメインディッシュ級に内容が衝撃的でぶっ飛んでおり、読了後はこってりではあるものの美味しいメインディッシュを9品続けざまに食べた気分になれるのでお勧めです。 | ||||
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まあまあ読みやすいと思う。この作者の取っ掛かりにはちょうどよいのではなかろうか。私の好きな部類ではないけれどまあ何とか読めたし、理解もできたよ。 | ||||
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その読書中に味わえる独特の感触は、本書でも顕在だ。 一篇一篇を読み進め、読み終えるごとに、パテを当てられた粘土塊のように、〈自己像〉というものが再形成reshapeされ、変更modifyされてゆく快楽を、堪能できる(このアイデンティティの快楽は、暴力の恐怖と紙一重だろう。なぜなら後者は、自分が二度と同じ形でなくなることへの畏れだから)。 『ボーダーガード』という作品は、『祈りの海』所収の短篇『ぼくになることを』と同一世界の物語らしく、共通の設定として「宝石」が出てきた時には幻想水滸伝2でビクトールに出会った瞬間のような感動があった。 表題作の『しあわせの理由』はまるで一本の映画のようで(と言うか、映像化されたこの作品を観たいと強く希望する)、ひときわ深い読後感を残した。 レディオヘッドの『OK Computer』に基づいて英国BBCが07年に制作したラジオドラマがあるのだけど(空港近くの交通事故で受けた外傷により一切の記憶を失った男が、葛藤に苦しみながらも再び「自分」として生きることを選択するまでの物語)、読みながら、重なるものを多く感じた。 『移相夢』という作品が収録されているが、ほぼすべての作品に「夢」が現れることにも気づいた。 そういえば『順列都市』にも、百回以上も「夢」が記述されていたのだった。 〈人間の定義〉を揺り動かしつづける、現代の偉大な作家です。 | ||||
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読んだのはずいぶん前だけどしあわせの理由最後の、「ぼくは、ここが気に入ってるんだ」ってセリフが一番好きです | ||||
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SFの入りとしては最高でした。 短編集だから寝る前に一編読んで寝る。これが有意義な時間で幸せです。 まぁ読み終えて考えさせられるので直ぐに寝れませんが、それ程普遍的な問いがSFの世界で描かれています。 | ||||
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部分的に商業利用に差し掛かりつつある医療の世界の技術に関連して、認知・死・宗教といったテーマを取り扱った内容が多いので、グレッグイーガンのSFは技術背景を重視したリアルなSFが多い中で、この短編集は特にリアル(身近という意味でも)で読み応えがあった。 位相夢は認知科学の分野では順列都市のアイディアと関連が深く、ストーリーは早すぎた埋葬のSF版といったテイストでお気に入り。 | ||||
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衝撃と感動!イーガンのSFの世界が素晴らしすぎて、私の稚拙な表現力ではとても言い表せません。完全はSF小説なのではないでしょうか。 | ||||
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グレッグ・イーガンの短編集。 確かな知識と世界観に支えられた硬質なSF。 人間の深層に触れる作品群だ。 装丁もおしゃれで手にもって楽しい1冊となっている。 読み終わると世界の不思議と宇宙の神秘、人間の恐ろしさに愕然とする作品となっている。 | ||||
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短編ですが、世界観、ストーリーなどがしっかり作り込まれておりハマります。アシモフぐらいあるのでは?と思いました。 | ||||
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表題作の「しあわせの理由」は、この短篇集の最後に収録されており、最終的には読み手も少ししあわせな気分にさせてくれる。 ただし、その内容は紹介にあるような「脳内の化学物質によって感情を左右されてしまう」だけではない。 “神経回路を移植される”ような手術を受けた自分は、自分のままなのか。“自分の嗜好を制御できるコントロールパネル”を持った自分は、自分のままなのか。そして、しあわせなのかを考えさせる。 1つのネタだけで終わらず、次々にネタ(存在や自己のあり方に対する問いかけ)を繰り出してくる。 イーガンを初めて読んだが、本当に面白かった。 ボーダー・ガードは、量子サッカーの描写が楽しいだけでなく、最終的に明らかになるテーマに驚いた。 最初の「適切な愛」の脳移植の描写は苦手だった。読むだけで内容をグロテスクに想像してしまったのだ。 それ意外は本当に楽しめた。 | ||||
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理系の専門用語が説明無しに多く用いられますが、あくまで小道具的な使われ方が多く 作中での意味合いは何となくわかるので、知らなくても特に問題は無いと思います。 美・道徳・宗教・幸福など一般的に尊ばれているものに対しての皮肉っぽい 思考実験のようにも感じましたが、文体は固くないので一般小説として読んでも 十分楽しめるかと思います。 | ||||
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主人公が体験している異様な出来事の中にいきなり放り込まれる感触があって、収録短篇の多くが、私にとっては、かなりとっつきづらい印象がありました。でも、そこを我慢して読んだ甲斐が十二分にあったSF短篇集。 途轍もない状況に置かれた主人公の“心”あるいは“意識”がどう反応するか、とか、こんな異常な事態に直面しても人間はなんとか折り合いを付けてやっていけるのだ、とかいったことが、実に深いところまで掘り下げられていたところ。すげぇなあと、ちょっと呆然としてしまった。 イーガンの短篇の味わいについて、SF作家の山本 弘が『』のなかで、<いずれも唖然となるような途方もないアイデアを用い、愛、信念、信仰、自由意志、アイデンティティ、生と死といった、我々がごく当然のものと考えている概念に、強烈な疑問符を叩きつけてくる。>と書いているんだけれど、まさにそのとおりなんですね。「もしも、不死の未来が実現したら」とか、「自分の感情、脳の状態を意識的に操作できるようになったら」といった状況を、主人公の心理とあわせて緻密に描いていくなかから、私たちが普段当たり前のものとして受け止めている「生あるものは必ず死ぬ」とか「人間の感情は本能的、自発的に湧いてくる」といった真理が揺らいでくる。人間の根幹と深く、密接に関わっているが故に見えにくかった箇所に光を当て、目を見開かせてくれる。そう言ってもいいかな。 『』に続く第二短篇集にあたる本書のなかでは、とりわけ、「ボーダー・ガード」と「しあわせの理由」の二篇に心を揺さぶられましたね。読み進めている途中から、あまりのヴィジョンの途方もなさに、「わおっ! わああああっ!」てな感じで絶叫したくなっちまいました。 | ||||
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SF短編九篇を収録する日本版オリジナル短篇集 「ボーダー・ガード」 ローカス賞受賞作 仮想ボールを使って行う量子サッカーというアイディアがおもしろい。 この未来社会においての「死」についての考察が興味深かった。 不死が日常となると、逆に死の魅力はますのか。 小野不由美著「十二国記」シリーズでも不死の王の精神的な衰弱が描かれる。 「移相夢」 データ化した人格はもとの人格と連続して同等たりえるのか。 現実崩壊もの。 「チェルノブイリの聖母」 私立探偵もの。 コンピューター上の宗教というネタが新鮮。 「血をわけた姉妹」 同じ環境で育った一卵性双生児でも差異はもちろんある。 同じハードでもユーザー毎の個性が出るのと類似しているのかも。 新薬実験の正確性を追及する方が目先の命より重要なのか。 つまり、多数の人命の為なら少数の犠牲は当たり前なのか。 新薬実験と同じ遺伝子を持つ双子の人生をからめた話。 「しあわせの理由」 あからさまな言い方をすると、人の気分とは神経伝達物質の分泌に左右される。 その分泌を調整するダイヤルがあるならば、どうなるのか。 神経伝達物質の分泌を調整するということは価値観を変えるということだ。 この基準こそがアイデンティティである。 SF的アイディアを日常生活レベルで描いた傑作。 もし、この価値基準を喪失し、再インストールするとしたら何を基準にすればよいのか。 結局、価値基準とは現在社会の雰囲気と連綿受け継がれてきた文化的価値に強く影響を受ける。 それなら、個人的経験は無視し、多数の人の平均値でよいのか。 「適切な愛」 母性愛がテーマ。 夫の脳を自分の子宮にいれて保護するネタがグロテスクだ。 「闇の中へ」 原子崩壊の確立についての話。 アクション風味。 | ||||
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最後に収録されている短編のタイトルがついた短編集なんですが、その中でも「ボーダー・ガード」が圧巻でした。イーガンの作品に根底に常に流れている、人間の限界に対する慈愛の念をメインテーマにした作品です。読み終えたとき、目に涙がわいてきました。通勤途中の電車の中だったんですが... | ||||
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