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インストールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全137件 81~100 5/7ページ
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高校生の書いた体当たりな作品。 大きな賞を得るまえに読みましたが、“純”がいっぱいな作品です。 自分が高校生だったら、ここまで書けるだろうか。 文学賞のあとというのは、どうしても先入観が入るので客観的な評価は難しいですが、私は十分価値ある作品だと思う。 チョット具合の悪い人は読むだけでシャキッとなるかもしれない。 | ||||
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綿矢りさの第38回文藝賞受賞作品。 2作目の「蹴りたい背中」で芥川賞とったから、作家の名前を知っている方は多いはず。 本の後ろカバーにあった著者の写真が可愛いかったから、購入してしまったという大変不順な動機で買ってしまった本(笑) 一応、話題の本だったしね、と言い訳を言ってみる。 女子高生と小学生がエロチャットで、一儲けを企てる話なんだが、文学的要素もちょっとあって(文芸作品だから当たり前か)、まぁまぁ面白かったと思うんだが、文章下手すぎる。 よく賞に選ばれたなと思った。文中にエロい表現がでたから? あとこの容量で、1000円は絶対に高い。 もっと、文字小さくして、行間詰めてよいと思う。 改版された後はしらないが、私が買った版ではSiteのスペルが間違っていたのが異常に気になった。 あと、インストールという題名はいまいち話とあってない気がした。 | ||||
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最初から最後まで盛り上がりのないままなんとなーく終わった。 このなんとなく感が最近の女子高生らしさなのだろうか。 | ||||
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インストールとYou can keep it.、どちらも決め手を欠く作品だと思う。 ただ弱冠17歳でこれだけ繊密な作品を書いた、また世に送り出したという点は凄い。 17歳だから書けた作品といってもいいかもしれない。 これからの彼女の活躍を期待の意味も込めて厳しいですが星2つ。 | ||||
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この小説も蛇にピアスと同じようなスピード感がある。 一気に話が進んでいくかんんじ。 私としてはあまり共感できる部分がなかった。 蛇…があまりにハードな内容だっただけに、 その直後に読んだからかもしれない。 なんだかとってもさわやかな小説。 作者のイメージ通りだった。 人はインストールしなおせる。 私はそうおもう。 | ||||
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集中して読めば1時間くらいで読めます。 改めて。 僕はやっぱり綿谷りさは天才だと思う。 すげぇって思う。 解説で高橋源一郎が言うように、この作品の重要性は、「言葉が、(日本語が)、ほとんど美しい音楽のように使われている(と感じられる)ことだ。それは、つまり、この小説が「完璧な日本語」で書かれているということ」だ。 そう、まさにその通り。 さすが源ちゃん。 世間的に本作は「オチが無い」だの、「面白くない」だの、「描写が浅い」だの言われていて、映画に至っては最低らしいが、全く持ってどうでも良い。 彼女のつむぐ日本語は美しく、躍動感があり、爽やかで、そしてやっぱり美しい。 | ||||
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なぜレジにもっていったのか、その理由がいまでもよく思いだせません。現役高校生、というのに惹かれたのかもしれない。なんとか賞受賞とかってのは、あまり興味がないもので。 もしこれをオトナが書いていたら、此処まで受けなかっただろうなあ、と思いました。 高校生だからこそ、オトナになるまえだったからこそ、書けたであろう作品。いくらこどもの心に帰ろうとしたって、本当のこどもとじゃ大違い。…いや、なかにはいるでしょうけれども。作品の主人公一人一人にリアリティがある小説を書ける御方が。 この世界でじぶんが生きているのかどうかがわからない、どうしよう、というのでひきこもってみる。じぶんの部屋のモノを全部棄ててみる。 自分の部屋のモノを全部棄ててしまうという奇異な行動、あのころのじぶんだったらとれるであろう行動。けれども、やっぱり不自然さが残る。この場合、モノを全部棄てるんじゃなくって、いるモノは棄てないでいらないモノは全部棄てて買い換える、とかのほうが良かったかもしれない。 ムカシは、とくに気にせず、あ、おわった、でおわっていたけれど、今一度読んでみると、都合が良いおわりかただなあ、と思う。 | ||||
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綿谷りさ、17才のデビュー作として、「蛇にピアス」と話題になった作品です。個人的に「蛇にピアス」はまったく読めなかったのですが、この作品はうまく書けてるなあといった好印象ばかりが残っています。間違わないようになにかの跡をなぞるような丁寧さがすこし全体をこじんまりとさせている印象もありますが、次作「蹴りたい背中」でこれまた行儀よく成長をして見せてくれているので、これからの楽しみな作家です。 | ||||
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話題になってから後になって購入した私ですが、最初読んだときに引き込まれました。 あっというまに読めて本当に楽しかったです。またこの引き込まれようは久しぶりだったです。 | ||||
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読んだきっかけは、正直不純なことでした。 綿矢りささんが芥川賞作家であることは、もちろん情報として知ってはいました。 ですが購入しようと、レジへ持っていったこととは全くと言っていいほど無関係です。 今だから白状しますが、購入したきっかけは作家が女性で、若くて、写真で見た限り自分の好みであったからです。 でもそれも、もうほとんど関係ありません。受賞時に17歳であったことも僕にとっては関係ありません。 これほど読んでいる間に身震いするほど震え、戦慄した小説があったでしょうか。 なんの基礎知識も先入観も必要ありません。騙されたと思ってとにかく手にとってみてください。 あなたの中にある「何か」がきっと震えます。 | ||||
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作中全編でフル回転する女性特有の心の奥底まで見透かすような観察眼には、背筋が寒くなる思いがする。 言葉にし難い繊細な心情、だれも語りたがらないがだれもが抱える青春時代の暗部をよくここまで文章化できたものだ。 不器用な自分を必死で変わり者を演じることで正当化しようとする主人公は、同世代のやや斜に構えた読み手、つまりブンガクの主要マーケットには非常に好感とともに受け入れられるだろう。加えて、主人公の相棒となる小学生はショタコン腐女子の股間を直撃する人物造形。 このへんの商業的あざとさをわきまえているあたりもいい意味で狡猾で、商業作家の資質は充分だと言える。 成長劇としては安易でご都合主義な作りで確かに物足りなさはあるが、細部に見せる老獪な巧さは末恐ろしいものを感じる。 この瑞々しい観察眼を今後も持ち続けていられるのか、この感性が一過性のものであるのか否か、その危うさも含めて今後が楽しみな作家であると言える。 17歳にしてはよくできた作品というよりは、17歳だからこそ書けた作品というべきだろう。 | ||||
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文芸賞受賞作品。 高校生でこの文章。 すごいな、と思わざるをえません。 高校生だから描けたところもあるだろうし、 その女子高生独特のけだるさ、複雑さ、軽薄さ、焦燥感 そういったものが描けてると思う。 今読んでみて さすがに今エロチャットはもうそんなにやってないだろうし、 たった数年前のことなのに、 もうすでに過去のものになっていることの方に驚きを隠せません。 でもな〜 自分の持ち物を全部捨ててしまう、なんて 普通やらないよな。 やろうと思っても、 気分萎えるよな。 人物描写以外はちょっとリアリティにかけるかな?とは思った。 でも、先入観がなければわりと面白い作品だと思う。 | ||||
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綿矢りさ氏による文藝賞受賞作。 不登校となった女子高生と小学生の少年の交流を主軸に描く。 「若くてきれいで芥川賞を史上最年少で受賞した作家」 「この年の女の子が書いた小説にしては」 本作を読む間は極力そういった先入観や数多の風評を排除することに努めた。 (そもそも私にしてみれば書き手の人となりなどどうでもよい) だが、そんな努力は不要だったようだ。 30代男性の私にはもちろん今時の女子高生の心理など到底計り知ることなど出来ない。 もちろん小学生の男の子の心理についても然り。 それなのに朝子とかずよしの、その年の二人にしてはややスリリングであろう行動から目が離せなかった。 悪くない。それどころか引き込まれた。 ラストも光を残してその先を照らすようでとても爽やか。 これから綿矢りさ氏の他の作品も読もうと思う。 | ||||
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この小説は読んでいて、高校時代を思い出し、感情移入しました。文章もすごく美しく、同年代としては是非応援したい作家の一人だと思います。 ただ、文庫版の解説。これを読んで本気で怒りました。 小説に本文をコピー&ペーストしたものを載せて、それを平気で「僕は本を書くのも好きだが読むのはもっと好きなんだ」と平気で言ってのける解説者は、勉強不足の為誰なのかは知りません。しかし、この作家の本は一生読まないと思うくらい、プロとして、読者の事を考えない人だと憤慨しました。 綿矢りさは不幸な事に、若くてキレイゆえに、彼女は相応の実力で見てもらっていないように感じます。(こんな偉そうなのに自分の文が書けない解説者がついた事が何よりの証拠でしょう)彼女はもっといいものを書いて、相応の実力で認められる事を期待します。 彼女の小説だけだったら星5の所ですが、これは文庫ゆえに、解説もセットで評価するのでしたら星3にせざるを得ませんでした。 | ||||
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この年でこれほど書けるのは凄いけど、それを抜いたらすこし完成度は低いと思う。 だけど新たなジャンルとして読み応えはあると思う。 こういう世界は若い人ならではの部分があるし気軽に読めるので全体的にまぁまぁって感じかな。 | ||||
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本書を読んだのは、高校二年生のときの、午後の教室の窓際でした。 数学の授業中で、私は数学に全く興味がなかったため、机の下でこの本を読んでいました。 そんなちょっとだけアウトローな感じの自分と、この作品の大学受験をドロップアウトした主人公とがシンクロして、金色に近い黄色の、午後の生暖かい幻のような陽射しが、優しく教室を包んでいたことを、ぼんやりと想い出します。 また、思春期の私が、綿谷氏の顔写真を見て、「こんな可愛い子が小説を書いてるんだ」と思ったことも想い出します。 今読み返そうとすると、やはり稚拙な印象は否めませんが、それでも個人的に非常に思い入れが強い作品です。私のように、高校生の時期に読むとベストだと思います。 | ||||
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不登校になり、部屋の物全てを捨てよう。 そう思いたち、机や棚を次々運び出す高校生の私。 祖父との思い出の品のパソコンは壊れてしまったようだ。 パソコンを運び出し、そのまま地面に寝転がる私。 そんな私に声を掛けてきた小学生のかずよし。 かずよしはパソコンを治し、さらにそれを使ってのバイトを私に持ちかける。 風俗チャット。 ネットの世界に浸って一ヶ月。 不登校だった私は、生身の人間が恋しくなった。 著者が高校生で、文藝賞を受賞した話題作です。 文章はとても読みやすく、あっと言う間に読めるんですが、私的には、ぶっちゃけ面白くなかったです。 たぶん同類嫌悪(笑) ゆるくてだるい、高校生の日常そのままです。 行動力は凄いと思いましたw 家具全部捨てちゃう時点で、充分他人とは違うw | ||||
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『インストール』のDVDをレンタルしたので、観る前に原作を読んでおこうと思い、購入しました。 高校生が書いた作品としては、素晴らしい出来だと思います。 | ||||
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若年の作家が書いた割に上手い文章で驚かされます。ただ,なんかもったいない感じがします。 それは主人公や脇役に魅力をあまり感じない点です。それが物語をなんだか印象が薄く心に残る事がない原因ではないでしょうか? 等身大の女子高生を主人公に見立ててるんでしょうがどうも中途半端な感じがします。 それならば思い切ってこんな女子高生いないと思わせるような主人公にしてもよかった気がします。 そうなると物語もかなり変化するから作品の原形は留めないかも知れないですが… | ||||
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けっこうおもしろかった。 気軽に読めるし、その読んだ分のおもしろさは十分にあると思う。 (前に、TVでこれを一冊のちゃんとした本にするのに紙の厚さを厚くしたり、文字の大きさや間隔を調節したり…なんかをやってて、なるほどと思った。 一冊読んだって感じするけど、よく考えたらかなり分量少ないかも←だったらおもしろさも案外少ない?) 高校生の時に読んだらもっとよかったと思う 共感よりも懐かしさや寂しさの方が強い 等身大の感情はもうあまり残ってないと少し残念に感じた… | ||||
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