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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全138件 41~60 3/7ページ
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話題になってから十年以上経った今、読みました。 爽やかな小説で気持ち良かったです。登場人物は小学生より中学生の方がよかったような…ちょっとリアリティに欠けていますが テンポも良く、十七歳でこれを書いたとなると驚きます。 ドロドロではなく、トロッとした人間関係も上手かったと思います。 ただインストールに入っている You can keep it は途中で止めてしまいました。 恐らく三人称を挑戦的に挑んだんでしょうけど、物凄く視点がバラバラで読みにくくて仕方がなかった。 | ||||
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部屋をかたずけてきれいにすれば、何かかわるかな。 でもそんな魔術的な儀式では世界は変わらない。 そんな彼女に与えられたエロチャットという「仕事」。 コンピュータで「仕事」をして見て気づく、あっお金って何を変えてくれるのだろうという、あたりまえに存在していた固定概念へのちょっとした疑問。 大人の世界を知って、絶望して、諦念して、そして今大切にすべきことを知って。何者にもなれないという閉塞感から逃れるべく葛藤した、彼女のちょっとした冒険譚だ。 | ||||
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感動しました。 「もう全部無価値だ、時間も若さも金も」と言ってしまえる、書けてしまえるその若さに。 18を過ぎてしまうとそんな言葉、とてもじゃないけど恥ずかしくて言えない。 行き場のない気持ちを抱えて、若かった自分の代わりに言ってくれたんじゃないかと、そんなふうにすら思えた。 ありがとう。 この本はオジサンオバサン向けかな。 読むと昔の自分がとてもとても懐かしくなる。 | ||||
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感覚的に合わない。途中でやめた。プレミアム会員なので、一両日中にモノが届くのが快適です。 | ||||
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「蹴りたい背中」ですっかり綿矢りさのファンになり、二作目として読みました。期待を裏切らないみずみずしい才能が文章全体から表出しています。大変な作家が出現したと思います。 | ||||
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読書があまり好きではない私がふらりと図書室に立ち寄ったときこの本を見つけました。 作者が私と同じ高校3年生という所に親近感が湧き、気になって読んでみると……もう、すごいです(笑)…… 難解な漢字などはなく、スラスラ読み進められます。他の人のレビューでは内容が浅い、物語の締め方が弱いなど否定的な書き込みがありますが、私は逆にその方が深く考えすぎないでスラスラ読めたので良かったと思います。 中高生が好きそうな内容なので、普段読書しない中高生の方もきっとハマると思います。是非一度、読んでみて下さい。 | ||||
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遡って触れたデビュー作。近著に比べ、チェーンのかみ合っていない自転車をこぐようなぎこちなさは感じるものの、込められたエッセンスや言葉の選び方は既に健在で、小学生との絡みが始まる行からは、心地よい風を掴んでぐんぐん走り出します。 | ||||
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30分-1時間程度でさくっと読める。 リズムが良いが、あまり意味を追うとリズムに乗れないかも。 小説らしい小説というか、女の子話。 少女マンガ?読まない、というか嫌いという男子には不向き。 あまり突っ込んではいけない。 描き下ろしの You can keep it. ではリズム感はおちるが、 大学時代の酸っぱい感じは懐かしい。 | ||||
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とにかく普通の本でした。 ってこのコメント文字数入れないと反映されないのが 意味わからん | ||||
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女性差別と思われるかもしれないが、女流作家の小説は非常に駄作が多い。 特に恋愛を書かせたら、とかく独りよがりになるのでつまらない。 その中で、綿矢りさだけは、別格だ。 この人だけは、俯瞰で文章を書けている。 実にうまい。まいった、と感じる。 でも、このインストールは、まだ荒い。 ちょっと気持ち悪さがある。 男子生徒と女教師が付き合っている、というシーンからして「あれ?ちょっと気持ち悪いぞ?」と感じた。 この人の作品では、蹴りたい背中が、2012年の段階ではベスト作品だろう。 | ||||
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最近やっと落ち着いた(?)感のある芥川賞の大売出し企画ですが、『蹴りたい背中』と『蛇にピアス』こそ、その愚の骨頂の最頂点の年だったと、今思えば感じます。 賞自体の商業主義はまあ正統的なものだから、批判はしないです。 何故この作品にレビューするかと言えば、この10年以上も前に発売された、 もう1円の価値も無い消費期限の切れた女子高生作者の、 現在では架空になってしまったタラタラした文体に、 いい意味でも悪い意味でも、<本という媒体の馬鹿らしさ>を感じたからです。 図らずも、目からウロコだったのは、 夏目漱石だって存命当時は「三文通俗小説」だったわけですから、 <小説の本質はペラペラしていること>にあるのだと<発見>してしまったことです。 意味の無さに意味が在る、このパラドックス。 100年後の文壇に、この作品が掲げられているような気もする(歴史的権威という意義では、純然と輝いていることでしょう)珍妙さ。 作品としては、 「当時17歳! 当時17歳!! 当時17歳!!!」に尽きる、 風化したウンコのほうがまだ存在感があるほどに陳腐極まりない物なのですが、 「アホだなぁ」という楽しみ方が出来てしまった <自分の脳の柔らかさに一票>という……、 これレビューとしてどうなの? 一読者の、そんなメタ視点からの独り言でした。 | ||||
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小説的な技法、手口がうまい。あざといのである。 文章もそつなくまとまっていて読みやすい。 ただ読んだあとに何も残らない。 読者心理を熟知していて、破綻がなく、最期まで読ませる。 純文学小説というより商業小説である。 あの年齢にしてはよく書けている・・という評価。 | ||||
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電子ブックリーダーの「お薦め」欄に出ていたので、電子版を「ダウンロード」してみました。 舞台となるマンションの描写もハッキリ画が浮かぶ分かりやすさで、私は入り込めました。 彼女の読書暦が垣間見えるような古臭い言い回し、秀逸な比喩のセンス。なかなか味があります。 特に古いPCを死んだじいちゃんになぞらえるくだり、大好きです。 世界が狭いのは確かですが、高校生の日常なんてそんなもん(だった)んじゃないかな? これを「高2の冬休みに書きました」と言われたら、参りました。と言うしかありませんね〜 私はあえて細かい突っ込みはしたくない、愛すべき作品だと思います。 | ||||
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現役高校生著書 若い人たちにたくさん読んでほしい。 主人公女子高生の視線で描かれている。 友達・母親・近所のおばさん・小学生などを上手に個性的にとらえるあたり、今時のあだ名の付け方がうまい女子高生。 知っている事感じている事に思考の主体があるから『おそらくバレない』という行為をしているのだろうけれど、読んでいるこちら側は親ですから(大人げないけど)そんなことしても気づいていますからね〜と主人公に向かって話しちゃう。 「えぇ〜!!気づいてた?!」なんてあたりをよく味わってほしいな。 情景の描写などがとても丁寧で、現役高校生からこのような表現が出てくる事に感心しました。そういう点からも是非子供たちに読んでほしいですね。 期待は大、でも評価は甘くない。 | ||||
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ネズミの脳に電極を差し込んで、ゲージ内にあるボタンを押すと、ドーパミンだかアドレナリンだかの麻薬物質が分泌されるようにしたら、なんとそのネズミはメシも食わず水も飲まずに死ぬまでボタンを押し続けた、っていう脳科学の実験を以前どこかで見聞きしたけれど、本書を読んだ感想はそれに近かった。 というのも著者の書く日本語が気持ち良すぎて、風呂の中で読み始めたのだけれど、どうにもやめれなくなって、お湯がぬるくなるまで最後まで読んでしまったから。 例えば、 『平和?違う、みんな騙しあいっこをしている。受験勉強シテル?マッサカー私昨日九時ニ寝チャッタ、本当ダヨウダカラコンナニ元気ナノ。じゃあその目の下の隈は何だと聞きたい。』 とか、 『私が耳元で、パンツ何色ですか〜、と寝起きドッキリリポーターの口調で囁くと子供は眠そうな目で私を見つめ、なぜかうっすら微笑み、ブランケットの中で丸まった。』 とか、日本語ってこんなに自由で楽しいものなんだ、と時に笑いながら時に目を丸くさせられて、言葉の魅力というものを考えさせられた。 文庫版のあとがきでは、高橋源一郎氏は言葉を濁しつつもこの作品と著者が、何かの「はじまり」を告げるために現われ、日本の近代の終わりそのものと深く関係がある、と述べている。 もし彼の言う事が正しいのであれば、 1、身体感覚のある日本語 2、近代文学に欠かせなかった「私VS世界」という葛藤の排除 という趨勢を辿ることを意味しているが、それは日本人には元々欧米的な「私」というものは無理だったのか、それとも欧米を意識することなく独自の道を進めるほどに、わが国はグローバルなエートスが浸透したのか、どちらなのだろうという疑問が私の頭の中に残った。 | ||||
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最近はあまり読んでませんが、私は本が大好きです。 その中でも一気に上位に来てしまいました。 やっぱ・・・賞を取るだけありますよ。 正直、嫉妬心から、読んでみるのがこんなに遅く なりました。17歳の女の子が書いたものを読むのが 怖かったのです。 私も、こっち方面の夢があるから・・・ 笑える場面もあり、計算しつくされてるのか、自然に 書けたのか、知りたい。 色々あった30代の私の心の情熱を再燃させてくれました。 パソコンを使ったことがない人にはさっぱり理解できない 作品かもしれませんが。 30代からパソコンを使い始め、実は押入れチャットの経験のある 私には、わかるわかるわかる〜〜〜の連続。シンクロニシティ!? 性の言葉を書く勇気もすごい・・・。 他にも、こんな年寄り臭い言葉をなぜ知ってるの!?と思うところも(笑) 読み終え、なぜか胸がスッキリしました! 私は文学も娯楽と考えます。憂鬱になる小説にはウンザリ。 私にとっては、小説とはこうあるべき!!な作品でした。 もっと買って読んで応援しますね!今後が楽しみです。 追記☆辛口評論家の目を意識しすぎて、歪んでいかないで欲しいです。 爽やかな風のような雰囲気を残しつつ、大作家になって下さい。 | ||||
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作者との関係を調べると、この小説の本質が理解できる 1インタビュー記事によると、 当時高校2年であった作者の綿矢りさは通っていた塾に馴染めず、辞めてしまい、受験勉強から逃避する。 親にも誰にも知られずに、この小説「インストール」を書いた。 小説では、 主人公朝子は、みんなと同じ生活ではなく有名になりたいと願うが、ある日、不登校になり、受験戦争から脱落していく。 朝子と小学生のかずよしは押入れの中で、エロチャットのバイトをする。 2朝子=作者 かずよし=作者。どちらも小学校6年の時に転校している。 3エロチャットのバイトをする=小説「インストール」を書く チャットの場面は、コミカルに描かれてはいるが、他人を遮断して薄暗い押入れの中で行う孤独な作業である。 一人で小説を書いている作者の不安な心情を象徴的に表しているのであろう。 作者にとって、受験勉強をせずに、小説を書くというのは相当リスクのある行為だった。 以上からわかるように、隠喩的にではあるが、この小説のストーリーとは、どのようにしてこの作品が出来たのかという内容である。 つまり、「インストール」という小説は、それ自身が創作されていく過程が書かれたメタフィクションである。 また、同時に平凡な女子高生でしかなかった綿矢りさの心に、作家への決意がインストールされていく契機にもなった。 | ||||
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綿矢りささんの事が好きになりました。 図書館で本作を発見し、早速読みました。 相変わらず、読みやすく、一時間半位で読破。 感想としては、「蹴りたい背中」の方が好きかな・・・。 でも、若きフレッシュな才能が、文面からビシビシと伝わってきて、楽しく読めました。 パッと見、清純そうな綿矢さんですが、随分エロい文章を書くのだなぁ・・・と、変に想像しちゃいましたけど(笑 女性作家では、個人的に一押しの人なので、他の作品も読んでみます!! | ||||
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短い小説でしたが、途中で何度も読むのを止めようかと思いました。字の文はもう少し、段落があっていいと思いました。読みやすいという意見も見ましたが、私には読みにくかったです。題材に面白みがない、綿矢りささんが17で書きあげた小説というだけしかないです。 | ||||
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綿矢さんの作品は【蹴りたい背中】【夢を与える】をに続き、最近これを読みました。 順番的にはこれが最初だったんだろうけど… 先ほど上げた2作品は正直面白い小説ではありませんでした。 でもそれより先にこの作品を書いていたなんて! インストールは面白い! 妙に納得してしまう言い回しや、ストーリーの押し付けがましく無い様がすっと受け入れる作品だったと思います。 ただ、話が薄っぺらいというか、もっと読みたいというか、腹八分って感じです。 | ||||
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