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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全137件 1~20 1/7ページ
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軽い薄い安っぽいの三拍子がそろった小説。 文藝賞は最終選考は3作まで絞り込んで3作から受賞作を決めるけれど受賞しなかった2作がこの小説より悪い小説だったとは思えないんですけれど。最後はちょっとドラマチックだったとはちょっと読みに堪えません。 | ||||
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高橋源一郎氏が『完璧な日本語』と評したと聞き、どんなものかと購入。新聞記事ほど完璧ではないような気もしたが、たしかに高校生の時にこれを書いたと思うと凄すぎる。世の中には、五十、六十になっても、この高校生の半分にも満たない文章力の人間はざらにいる。 | ||||
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「ネットでの『偽りの自分』と『虚しいつながり』によって、『本当の自分』と『人との繋がり』の価値に気づく『成長小説』」 か、あるいは、 「『何者』にもなれない日常から、暗闇(押し入れ)の中のネットという『異界』に逃避するも、日常の尊さを再確認して元の世界に帰還する『行きて帰りし物語』」 として読むのがオーソドックスな読み筋だと思っていたのだけれど、 今回読み返してみて、 『母親とのコミュニケーションの物語』 としても読めることに気づいて感動した。 つまり、「『母に構ってもらい』たくて引きこもりになったけど、『母に泣かれた』ことで引きこもりを終える」という文脈だ。 そう考えると、かずよしも母親とのコミュニケーション不全を抱えているので、巧妙に計算された配置とテーマにも思える…けれど、たぶん綿矢りさ本人は感覚で書いて自然とこのような構造になったんだろう。 読者と、そのタイミングや環境によって多様な読み方ができるあたりに、本作の優れた文学性がある。 | ||||
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こんなこと、ありえますかね。男女の関係になるとか、チャットの相手が家族だったとかの展開が何もなく、ただバレてて終わった。ちょっと物足りないかな。文章は読みやすいけど。 | ||||
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まだスマホなんてものがなかった時代のお話。女子高生と小学生の怪しいつながりを軸としたストーリー。 なんてことはない話なのだが、綿谷りさの文才のおかげで退屈することなく読み進められた。 だが決してチープではない。堅実なエンタメ小説である。 | ||||
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くだらない純文学よりも若者に伝わる小説です。 | ||||
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これまで読んできた小説にはない独特の雰囲気が印象的でした。のんびりとゆったりとしていない語り口,どっしりと構えていません。ときにはせっかちなところもあります。身の回りの出来事を真剣に考えているのかいないのかつかみどころがない。あえて世間の常識をなぞらない。人の不幸を少々おふざけのユーモアやギミックで切り替えたり,乗り切ろうとする試み。と思いきや,たまにはまじめに強く真正面から人生を語るなど。それらが混ざり合って日本語を駆使して心に届くよう表現されています。これまで読んできた作品にはない不思議な感覚と雰囲気があります。綿矢りささんのほとばしる才能を感じます。 | ||||
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この作品の作者が後に芥川賞を受賞するなんて凄い! 自身の若さと、若さゆえの性的な価値をチラつかせるこの作者の感覚が、げ、ひ、ん。 | ||||
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すみません を すいません って書いてあるのみて編集は何を見てたんだって思う。 小説で書き言葉しっかりしてないのはどうかと思う。 わざとそう言う風にしてる描写もないし。 あと「」の最後は。つけないよね。 「〜と思う。」じゃなくて「〜と思う」でしょ? 本人がその辺知らなかったとしても指摘する人はいなかったの? 頭悪い男が編集したんでしょうか? 頭悪いから著者の可愛さばかりに気を取られたって感じ。 金の無駄。 | ||||
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史上最年少で芥川賞を受賞した綿矢りさの17歳のデビュー小説で、第38回文藝賞受賞した作品です。 蹴りたい背中で綿矢ファンになったので読みました。これまたあっさり読めます。20年近く前、2001年の作品なので古さを感じるところはあります。テレクラとか懐かしいですよね。 綿矢さんは誰にでも起こりうる、でも実際には起こりそうのない出来事を、精神的に未発達で危うい少年少女の目線で描くのが上手です。 特に小学生との絡みが面白いです。 映画化された様ですが、こっちは評価が低いですね。原作は面白いですので、オススメです。 | ||||
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『蹴りたい背中』につづき、ものすごく読みやすくはあったのだけど、 これからっていうところで話が終わってしまった感じ。 あれ、そこでやめちゃうんだ?みたいな。 パソコンが分厚いところとか、チャットルームがどうこうとか、 当時のふる~いネットの流行が思い出せたところが面白かったかな。 | ||||
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もっと早くに読みたかった | ||||
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読了した身のうえ、恥ずかしくて言いづらいのだが、あまり物語の詳細を覚えていない。あらすじで何とか追える程度だ。 それは物語がつまらないからでなく、物語を凌駕してしてしまうほど、著者さんの文章が唯一無二なものだからだと考える。 とにかくテンポが尋常でなく、文法上おかしい日本語のはずなのにスラスラ読ませてしまう筆致には舌を巻くばかりだ。 物語の印象を覚えられないという点で最高評価はあげたくないのだが、それ以上のオーラを与えてくれるため、最高評価にせざるをえない。 芥川賞最年少受賞の肩書もうなずける。 | ||||
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勉強不足のため、所々わからない点もありましたが全体的に読みやすかったです。読む前は、レビューなどを見て過激な表現などもあるのかなと思って読んでみましたが、あまりそういうのは多くなかったです。内容的には、女子高生と小学生の成長物語ということでとてもリアルでよかったです。 | ||||
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友達の一言で、ありかもなんて思って、何もかも捨てちゃおうなんてことを実行するなんて。 家の中でただひきこもる話なのにここにしっかりと冒険がある感じがする。すばらしい。 | ||||
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誰にだって、自分は何者にもなれると信じてやまない時代がある。 でもそのうち、何もしてないんだから何者にもなれないのでは?と気付き始める。 何かしなければ。つまらないことに時間は割いてられない……。 そんな決意もむなしく、高校三年生の主人公は何の意義も無いエロチャットの世界にのめりこんでしまう。理由は「おもしろそうだから」。 ここの展開が好きです。人生ってそういうことある。 何者かにならなきゃ!と焦っても結局無駄なことばっかりしちゃう感じ。 でも、何者かになった人ってそういう「おもしろそうだから」を突き詰めた人だったりするんですよね。解せん。 | ||||
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とても読みやすく、内容が変わっていて興味深かった為すぐに読み終わりました! 高校生の私ですが、主人公と年齢が近いため本当に「こんな事あったら...」と、感情移入しました笑 まだ綿谷りささんの本は2冊目ですが、もっと多く読みたいと思います。 | ||||
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綿矢りさの作品は『蹴りたい背中』から入りましたが、本作も非常に楽しめました。 文章が拙いなどの評価もありますが、中高生などの文学の入り口としては適しているものだと思います。 | ||||
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綿谷さんの作品を読むのは2作目。 ざらざらしていて、生々しい印象が強い。 本作は、時代背景に即して女子高生の成長を描いている。 それは、何者にもなれない自分が、さらに全てを掃除してしまって空っぽになりかけたところに現れる救いによって始まる。 コンピュータでフーゾクチャット嬢のバイトを始め、やりがいを感じつつもあった。その中で、彼女が気付いたこと。 それは、彼女は普通の人間が好きだということ。学校にいては普通の人間を疎ましくも感じるけれども、ネット社会の異常性には付き合いきれないことを彼女は知ることになる。 そして、母達を騙すことなんてできないということ。自分の小ささも実感するのだ。 主人公の心情変化は唐突なものもありついていくのが少し大変だが、道を外れたいといった欲求に潜む危険さが伝わると同時に可能性を無駄にしないようにしようと思える一冊でした。 | ||||
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登校拒否の女子高生と再婚した両親を持つ小学生がパソコンを使ったビジネスを始めて、そこから話が展開していく作品。 青春のふわふわした気持ちやどんよりした気持ちをうまく表現できている。 きっとこの主人公は、そんな気持ちをうまく昇華出来なくて、道を外れてしまったのだろう。 たまたまストレスのはけ口がそうだったという、高校生特有の”やるせない感”を表現できているのは当時高校生の著者ならではだろう。 ただ、正直この主人公は決してイケイケのグループに所属していたわけではない。 クラスでは地味だけど、いじめられているわけでもない。ただ周りにうまく馴染めていないだけという生徒なのである。 だから、高校時代を沢山の友達と過ごしてきた人など、青春に明るい人は決して理解できない作品であろう。 また、そういった時期にいじめなどを受けた人もきっとこの主人公の心情を理解するのは大変だと思う。 もちろんそういった人がすべて理解できないのかと言えばそうではないだろうけど、やはり評価は低くならざるを得ないと思う。 学生時代に無難に勉強してきて、そこそこ学生生活も楽しんできたいわゆる”中流階級”(この表現が正しいかどうかは分からないが)の人たちやそうだった人たちはきっと楽しめる作品であろう。 そういう意味では人を選ぶ作品になるのかもしれない。 | ||||
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