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天上の葦
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天上の葦の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全147件 1~20 1/8ページ
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充分楽しめます。 | ||||
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今上巻を読み終わり、下巻を読み進めている最中。 巨大な権力の横暴に対して、主人公ら3名が体を張って立ち向かう。 苦しい状況の中でも持ち前の天才的な(?)陽気さと対応力で戦いつづける。 最後はどうゆう決着を迎えるのかわからないが、わくわく感が一杯。 この作家は3冊目だが、一番面白い。 | ||||
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鑓水、相馬、修司の3名が活躍するトリオシリーズ3作目。社会派ミステリー長編小説として文句なしの5つ星でした。 老人の不可解な死から始まって、事件のスケールがどんどんどんどん大きくなっていく。これまでの1作目『犯罪者』では毒物混入や政治とカネ等の社会問題を、2作目『幻夏』では冤罪の社会問題をテーマにしていて、社会問題への問題提起が重厚で読み応え抜群でした。3作目の本作では、過去に遡って戦時下の言論統制と現在の警察権力の犯罪を結びつけており、時代も超えて、さらにスケールが大きくなっています。著者の構想力が圧巻でした。 最後の逆転劇へのハラハラ度は1作目の方が高かったんですが、最後はスカッと解決して終わります。社会問題への問題提起で読者を考えさせ、立ち止まらせつつ、物語としてはスカッとする読んでいて気持ちの良い小説でした。 | ||||
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これは面白い、世の中を批判的に見る自分にとって最高! | ||||
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前作・幻夏は冤罪がテーマの哀しい物語だったが、今作は人権がテーマだ。言論、表現、報道の自由が如何に尊いものか。数々の規制や自縄自縛のあまり、大手メディア上では本当の事など言えない現代マスメディアを、戦時体制と交錯させる事で見事に浮き彫りにしつつ、また数々の困難を乗り越えて結末へ向かう登場人物らを通して、現代のメディア関係者や言論人を鼓舞している様にも思える。 しかし作者の頭の中は一体どうなっているのか。その壮大な構成力や、数々の場面描写力には、ただひたすら脱帽としか言いようがない。ただ、群を抜いた作中の論理的な説明や場面描写の比重が高すぎて、テンポ良く読み進める事への妨げとなっている感がある。つまり、読むのに疲れてしまい、また読者を選ぶ感があるので、-1ポイントとさせていただいた。 とは言え、壮大なスケールと現代の真を突いたテーマ、そして物語としての面白さは抜群であると、(-ポイントしておいて何だが…)読書好きの皆さんには強く薦めたい。 | ||||
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犯罪者、幻夏、天上の葦、全て読みました。いつもページをめくる手が止まらない。この天上の葦も、いつも通り展開が目に浮かぶ文章に引き込まれて何度も頭が痺れました。ずっと出てくる鑓水、相馬、修司の3人が大好きなので、また新作が読みたいです。おっさん2人をアッと言わせる修司の成長ぶりが感じられるのも良かったです。 (ネタバレかもしれないです...↓) 戦争の話といえば、学校で習ったりTVで特集を見た程度だと「爆弾」「特攻」「残酷な悲しい歴史」あたりですが、まさか「言論の自由」に規制がかかる戦時中・戦後の世の中がこんなにも恐ろしいものなのかと、経験してこなかった自分の世代では想像できないような世界に愕然としました。 まさか70数年前の日本で...と今がいかにその当時の方々に生かされているか、そう考えると涙が止まらない場面もありました。 執筆に2年とのことや、下巻最後の参考文献を見て、作者の執念を感じる作品でした。 もう、、太田愛さん、ファンです。 新作待っています(切望) | ||||
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公安警察官を追って三人組は瀬戸内海の小島にたどり着く。そこは、先の戦争で心の傷を負った老人たちの住む島だった。戦時下で虚偽の報道で国民を誤った方向に導き、或いは翻弄し、計り知れない犠牲を強いたあの時代を二度と蘇らせてはならないと心に刻んだ者達だった。まるで空気が薄くなるように自由がなくなっていったあの時代、気づいた時にはだれも何も言えなくなっていた。権力を手に入れた者たちはそんな時代の到来を狙っている。火は小さいうちに消さねばならない。 | ||||
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渋谷のスクランブル交差点の真ん中で一人の老人が空を指して絶命するのが白昼テレビで放映される。この日公安警察官が失踪する。物語はここから始まる。いささか道を外した三人組(元テレビマンの探偵事務所所長、鑑別所出の調査員、休職中の左遷刑事)が得体の知れない者たちと対峙し、権力による言論統制、情報操作という暗く、重いテーマに取り組む。 | ||||
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久しぶりに心から素晴らしい小説を読んだと感じた。 作者が本当に言いたいことは謎解きより、下巻の大半を占める戦時中に強いられた人々の生き方ではなかっただろうか。 日本の中にも世界大戦を知らない世代がほとんどになった。 だけど、知らないから歴史がなかったことにはならない。 今ある、ともすれば呆けてしまった平和な日本は生きたくても生きられなかった人達の死の上に成り立っている。 そのことを忘れることなく、しっかりと生きていきたいと改めて思う。 読み終わってもしばらくは涙が止まらなかった。 この国をここまで成長させた祖先達に感謝を述べたい。 | ||||
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相変わらず骨太だけど、重さを感じさせない程よい息抜きもあり、ストーリーテリングがうまい。さすがだなと感じる。 戦中戦後の時代に個人的な思い入れもあるため、書かれている内容は勉強になる。 これから本格的に謎解きが下巻で始まるはずだが、それ以外の登場人物達の心模様も気になる次第。 | ||||
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戦争中に起きた出来事と、現在起きている出来事を見事に重ねて行く展開に圧巻です。 | ||||
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都会で謎を探っていたお馴染みの3人組が、遥か彼方の島で、次々と起きる事態に立ち向かい真相に近づいていく、さすが太田愛さん、すっかりファンになりました。 | ||||
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渋谷のスクランブル交差点と老人の死、そしてお馴染みの3人組、何が始まるのか、最初から期待一杯で読み始めました。 | ||||
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はじめから、裏切りの連続と誰を信用したらいいのか全くわからない。 | ||||
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どう公安から逃げ切るのか? そして「天を指した」意味を掴むことは出来るのか。 初めてのこの作者の長編にワクワク。 | ||||
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公安に追われる身となってどうなるのかと上巻終わりからヒヤヒヤしていました。 読み終わった時には心にずっしりくるものがあり、暫く沈黙の時を持ちました。 とても味わい深い作品でした。 | ||||
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なかなか読み応えのある作品でした | ||||
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キャラクターが立っているので映像化を望みます。 | ||||
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物語は渋谷の交差点でひとりの老人が青天を指差し絶命するという、衝撃的なシーンで幕を開けます。 彼・正光秀雄が指差したものとは何だったのか。その答えを追う中で物語は政府、警察、メディアを巻き込み驚くべき展開を見せます。 帯文の「伏線、伏線、伏線の嵐!」ということばにも表されるように、本作は見事な構成をもった極上のサスペンス・ミステリであると同時に社会派小説・戦争小説であり、また優れた現代批評の書でもあります。 謎は物語の最後の最後に明かされます。胸衝かれるその「答え」を、ぜひ確かめてください。 そして読後には表紙絵に描かれた物語を繙いてみてください(1)。 本書の装幀には著者の太田愛さんご自身が携われたそう(2)。一冊の書物全体の完成度を追求する作家の矜持と鋭敏な知性が、この表紙絵の選択に表れているのではないかと思います。 本作は鑓水七雄らが活躍するシリーズの第三作目にあたりますが、この作品単独でお読みになってもじゅうぶん楽しめます。 一気読み間違いなしの、現代人必読の書です。 (1) ジョルジュ・ド・ラ・トゥール『聖ヨセフの夢』(一六四〇年頃、ナント州立美術館、ナント、フランス) (2) ダ・ヴィンチweb 新刊著者インタビュー (二〇一七年三月一七日更新) | ||||
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中古本でしたが、とてもきれいでした! そして、内容はキャラクター一人一人の設定や立場など、とにかく面白いし、社会派小説でした。いろいろ考えさせられました! | ||||
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