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天上の葦
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天上の葦の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全166件 101~120 6/9ページ
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素晴らしい。 永遠の0で感動しているヒマがある人には、数百倍以上良いこの作品を推薦したい。 友人にも勧めた。 よくこのような作品を書けたと感心している。 | ||||
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最近『ジェノサイド』『ハロウィンに消えた』『ミッション建国』と角川文庫の小説を立て続けに読んできましたが、とにかく政治的主張にウンザリさせられる。 しかも保守とかリベラルの問題じゃない。 本書はマスコミ礼賛左翼、『ジェノサイド』は反米左翼、『ハロウィンに消えた』は日米摩擦は100%日本の責任でアメリカ白人様は何一つ悪くないという内容、『ミッション建国』は改憲保守議員を気持ち悪いほど美化した小説。 右でも左でも、角川の小説の政治主張は読者の神経を逆撫でするために故意にぶっ込んでるだけなんじゃないかと。 なんで角川だけこんな偏った作家の小説ばかり出したがるのか。 ひょっとすると角川を陥れるために電通あたりの広告代理店がアレな小説家を送り込んでる可能性も考えられる。 それだと『ジェノサイド』とか考証だけは異常なレベルなのも納得。 代理店の考証チームに調べさせまくった成果なのかも。 中島らもの『ガダラの豚』とか参考文献の夥しい多さに目を疑ったが、彼も代理店出身者だった。 まあ名のある作家なら村上龍の『半島を出よ』のように自分の事務所と編集者に考証手伝わせられると思うが。 角川の編集者"に"気を付けた方がいいのやら、角川の編集者"が"気を付けた方がいいのやら。 | ||||
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ゆっくり、丁寧に伏線を張りながら、 そして少し遅くてまどろっこしいところもありながら、 読み進めて行くうちに、いつもの3人のキャラクターとテンポの良さに 読む手が止まらなくなりました。 テーマがテーマだけに、どのようなオチにもっていくのか楽しみなまま、 下巻に入れます。 | ||||
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大きな影響力をもつメディアがコントロールされ、 日常生活においても思うことを言えない世の中。 自由にものを言えることが当たり前で、 それが日常である私にはわからない世界が描かれていました。 戦時中の取材や研究を丁寧にされているだけに、ものすごく伝わってくるものと、 作者の思いがあふれすぎて、やや間延び感があるところもありました。 2017年の本なのに、現在の香港で、何故あれだけ必死に行動しているのか、 そんなことも考えさせられました。 とはいえ、堅いことは抜きにして、やっぱり太田愛さんの小説は面白いです。 とても楽しめました。 | ||||
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どんどん読み進めてしまう面白さと、戦争や報道について深く考えさせる内容が両立しており、たいへん素晴らしい作品です。同じ主人公の三部作の中で最高傑作だと思います。作者の方は綿密な下調べをして執筆される方と見受けられますし脚本家との両立で多忙かと思われますが、新作も早く読みたいです。 | ||||
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政治色がちょっと強いなぁ。作者が力みすぎて引いてしまう場面さえあります。やっぱりね的なラストの方にもっと力を入れてくれたらよかったのに。非常にもったいない。 | ||||
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鑓水、相馬、修二シリーズの第三作目。結構このシリーズにはまってきている私には待望の文庫化とともに購入。 期待に違わぬ上質のエンターテインメント作品だ。正午の渋谷のスクランブル交差点で空を指さしてそのまま亡くなった 高齢の老人。彼は一体なにを言おうとしたのか。その真意を探るべく鑓水達の冒険が始まる。その背景は 70数年前の戦争時代にあった。今回鑓水達の活躍のハイライトは瀬戸内海の小島。ここで渋谷で亡くなった 老人の過去が次第に解かれていくというストーリーだ。鑓水達の相手とするのは国家権力の手先と化した 公安警察。まさに極上のエンターテインメントシとして出来上がった作品は、やはり太田愛とうならせてくれるのだが。 この作品を単にサスペンスと冒険が散りばめられた犯罪小説ということで割り切って読めればそれはそれでいい。 だが、読んでいるうちに、これちょっと今のマスコミやジャーナリストといわれる人間たちを美化しすぎじゃないの、 と鼻白む表現がちょっと多くてページをめくる手が遅くなり始める。そして、巻末の解説で、今の時代は 戦争時代と同じくジャーナリズムの自由がなくなりつつあり、政府が権力をほしいままに使っているという 意味の言葉が出始めると、ああ、やはりこの作品の意図はここかとがっくりとする。引用はすべて 朝日新聞と堂々と述べているのも挑発的だ。敢えて、このような上質の犯罪小説で政治論議をしたく もないが、余りにも自己反省のない偽善的な現代のジャーナリストのための作品を読まされたと思うと この作品の評価もやや低くせざるを得ない。 | ||||
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文句なしに面白い、登場人物が多いのが、少し、ややこしいが、それも、この壮大な、物語を、各うえで、必要最小限の、ことか、後世読み継がれるであろう、この作品に、拍手を! | ||||
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何回も読んでます。文庫が出るのでそれも買いたいです。 | ||||
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老人が空を指差して死んだ。その真実を突き止めようとお決まりの3人が活躍。こんな単純な事から次から次へと色々な奥深い事柄が浮き出てきてページをめくる手が止まりません。本当に面白い本です。ハラハラドキドキのノンストップ小説。太田愛さんの筆力、構成力、引きつける面白さは圧巻です。下巻が楽しみです。 | ||||
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私は本屋さんで購入しました。犯罪者上下巻があまりにもスケールが大きく面白かったため、天井の葦も買ってみました。この作品は素晴らしい。戦争の話が苦手な自分ですが読みづらさはないです、逆に戦争の悲惨さを知れてよかったと思えた。続きが読みたくて仕方がなくなります。この本は上下巻セットで買っておくといいと思います。 | ||||
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ミステリーとしての面白さは当然抜群。 それに加え、 今、我々が享受している自由、権利等がどれ程重いものなのか、 これを強く感じさせてくれた。 号泣です。 この作者の本は全て読みましたが、 この本にかける気合いは他と比べて群を抜いていると思います。 売れたいという気持ちではなく、 日本人に刻みたいという気持ちで書いたのではないかと感じました。 | ||||
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ミステリーとしての面白さは当然抜群。 それに加え、 今、我々が享受している自由、権利等がどれ程重いものなのか、 これを強く感じさせてくれた。 号泣です。 この作者の本は全て読みましたが、 この本にかける気合いは他と比べて群を抜いていると思います。 売れたいという気持ちではなく、 日本人に刻みたいという気持ちで書いたのではないかと感じました。 | ||||
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『犯罪者』で活躍した3人組が、渋谷のスクランブル交差点で衝撃的な死に方をした老人の謎にのぞむ。 瀬戸内海の小島に舞台が移ってから、いっきに登場人物が増え、展開が複雑になるが、そこから終末にかけては、途中で本を話せなくなるほどスリリングで感動的である。 大東亜戦争前後の日本の情報機関とメディアの関わりにも、初めて知る内容が多かった。国家権力に、我々は二度と騙されてはならない。 | ||||
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下巻最後の数ページでは涙を抑えられませんでした。 内容には触れませんが、読者の琴線に触れる素晴らしい作品だと思います。 | ||||
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著者は一貫して、巨悪・権力と対峙する個、そして人間の良心を描いている。この著者のことを全く知らず、『幻夏』『犯罪者』『天上の葦』と読み進んだ。いずれも読みごたえがあり、深く考えさせるテーマだ。読後感は重く切ない。 『犯罪者』で登場した主人公の3人は、それぞれにキャラが立ち、私の大好きなトリオとなった。 ただ、本作では、鑓水の推理力や洞察力が光り、相馬が血の巡りの悪いやつ設定にされていて、ちょっと気の毒。 スリリングな場面が続くので、ハラハラドキドキして、休み休みでないと読み進めなかった。中だるみの部分もあるが、私は3作の中で本作がもっとも楽しめた。 時代の波にはあらがえず、小さい火のうちに消し止められなかった自分を責め、毅然として行動した老人たち。彼らも被害者なのだ。次世代のために何をなすべきか、マスメディアに流されることなく、一人ひとりが自分の頭で考えていかなくてはならない。 新作が出たら、ぜひとも読みたい。3人の活躍が楽しみでならない。 相馬をなんとか刑事課に戻してやってほしい。あまりにも不遇すぎる。 | ||||
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既刊の3作品、全て優れていますが、特にこの作品は緻密な構成で読み応えがあります。 | ||||
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この本がシリーズものだとは知りませんでした。 初めて読みましたが、前作を知らなくて全く問題ありませんでした。 章によって時間や視点(人物)が切り替わり、今まで分からなかった事実が徐々に見えてくるため、どんどん先が読みたくなります。 スクランブル交差点の中央で、天空を指さして絶命した老人。彼は何をしたかったのか? その姿が話題を呼び、多くの動画がアップされ、ネット上で「究極のあっち向いてホイじいさん」と呼ばれておもちゃにされる彼は何を考えていたのか? テレビ、新聞、ネットなど情報を発信する立場にいる人たちにはぜひとも読んで欲しい。せめて知識として知っておいて欲しい。また、情報を受け取る側としても煽られてはいけない。人間というのは、自分の思いを50年先や100年先の人々に伝えることすらできない生き物だなぁと感じました。 世代が変われば、もう分からない。実際に経験した人でないと本気になれない。 戦争を生き延びた日本人は、自分たちの子孫が終戦の日すら分からなくなるとは考えもしなかったと思います。 数年前に天皇陛下が新年の挨拶に於いて、「満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学ぶこと」を国民に訴えられたことが引っ掛かっていました。今の世を危惧されていたのかもしれません。 平成は戦争の無い時代となりましたが、その次の時代はどうなるか分かりません。 | ||||
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上巻はスピーディーな展開で一気に読めました。問題は作者が最も訴えたかった政治的なメッセージが、小説の流れとうまくリンクしなくなった下巻にあります。事件の落としどころもやや安易な気がします。権力の恐ろしさを描くのならば、もう一波乱欲しかったですね。とはいえ、作者の訴えたかった点にはまったく同感です。恐ろしいことに、もはや世界はそのような作者の声すら一切呑み込むようなレベルに到達しつつあるようです。 | ||||
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私は著者の作品を全部、読んでいます。この作品は、しかしながら、発売日に購入しているのですが、実際、購入を戸惑いました。というのも、私は女性なので、戦争などの小説には、気持ちが入りにくく、男性向けではないかと思ったからです。ただ私はこの3人トリオが大好きで、やはりとりあえず購入。1番、感じたのは、作品のクオリティが処女作、2作目と比べ物にならないぐらいの読み易さです。もともと、著者は脚本家のため、面白いけど文体に私は馴染めなかったのですが、非常に読みやすいです。ただ、戦争という時代を超えた壮大なスケールのため、かなり不安でした。世界観についていけないかもと思いましたが、そんな事、考える必要もなく、スピード感とドキドキ感、また鑓水氏の出世の秘密など、ページを捲る手が止まりません!今、また読み直しています。秀逸な作品であり、最後は泣きそうになります!性別問わず、楽しめる作品です! | ||||
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