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蠅の王
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蠅の王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全105件 101~105 6/6ページ
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S・キングの「アトランティスのこころ」に登場する少年の愛読書。キングがこの小説を重要な小道具として使っていることに興味を惹かれ、早速アマゾンさんで購入しました。久しぶりにすばらしい小説に出会えたというのが読後の感想です。まず1954年にこれほどショッキングな内容の小説が執筆されていたことに驚きました。原始そのままの姿の孤島で、集団を形成していく少年たちの姿。少年たち(主人公ラーフは12歳で最年長)は無垢であるがゆえに、私たち祖先の原始社会の形成過程(楽園のような民主生活がいつの日か異端児によって肉食=権力=権威に移行していく必然性)が一気に物語られているように感じました。少年たちが時折思い出す大人たちは、自分たちを正しく導き律してくれるまるで神のような存在です。また、食した後に杭に串刺しにしてさらされる豚の頭部は、魔よけという行為が本能的に潜在意識にあることなどを気づかせてくれます。そのほかにも、ほら貝、隊長、集会、共同生活、闇、焚火、狩猟、儀式、酋長、フェイスペインティング、宴会、肉食など、さまざまなキーワードによって、想像力を掻き立てられる作品です。 | ||||
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無人島に不時着した少年たちをとうして人間のありかたを追求した名作。はじめは、秩序だった生活をおくるがこの島に野獣がいるのではと怯えだす。しかしその野獣は少年たちの心の中で育ち始めていた。人間だれしも持っている獣性が極限状態で徐々に発揮されていくさまは、読んでいて怖いと思った。 | ||||
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この小説は映画化もされたが、現代では非現実的と考えられるストーリー展開が、各登場人物の思いを詳細に表現している点で非常にリアルに感じることができる。極限の状態で、人間の本質とは何かを考えさせられる本だった。 | ||||
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無人島に取り残された少年達。大人のいない楽園のはずが、やがて‥。後半部分は息をつく暇も与えず結末をむかえる。この本を初めて読んだのはもう十年近くも前だが、あまりの展開に夜がふけるのを忘れたのをおぼえている。しかしただスリルがあるとか、そういうことではなく、人間がもっているもの、子供の頃からもっているもの考えさせられる名作であると思う。大人子供を問わず是非読んでほしい一冊。 | ||||
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飛行機が無人島に不時着し,子供だけが十数人生き残るという書き出しはヴェルヌの「十五少年漂流記」を彷彿とさせる.しかし,物語は狂気と恐怖をはらみつつ展開していく.対立する2つのグループの関係の変化とそれに伴うそれぞれのメンバーの心理的な変化が見事に描き出されている. | ||||
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