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転生の魔 私立探偵飛鳥井の事件簿
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転生の魔 私立探偵飛鳥井の事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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私立探偵 飛鳥井シリーズの長編2作目にあたる。 第1作の『三匹の猿』は以前読んだが、今では内容を覚えていない。 本作は、安保法案をめぐる抗議行動のあったばかりの現代と、連合赤軍事件があったばかりで、連続企業爆破事件の渦中である1973年を往還しつつ話が進む。 本作のキーワードと思えるものだけを挙げても、安保法案、SEALD's、連合赤軍事件、連続企業爆破、イスラム原理主義によるテロ、転生、ネチャーエフ、ザスリーチ、引きこもり、オウム真理教、小劇場運動、罪と罰、三島由紀夫・・・。 笠井潔らしいとも言える。 主人公の探偵・飛鳥井は現代においてある女性から、40年以上前の1973年12月25日にある大学で開かれた「東ア研」という密室状態のサークルの会議から忽然と消えた一人の女性の行方を捜してほしい、という依頼を受ける。 ストーリーは、本格推理、ハードボイルド、社会派ミステリー、観念小説の融合とも言えるもので、密室の謎解きも含まれていて、それなりに面白い。 が、唯一受け入れがたいのは、登場人物が40年も前のある日のサークル会議の参加者の服装や持ち物まで細かに記憶しており、また、何時何分ごろにトイレに出ていった、などとまるで1週間前のことのように証言することだ。 やっぱりこの設定は無理すぎて成立していないw | ||||
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