魔
- ストーカー (52)
- 私立探偵飛鳥井の事件簿 (4)
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作品の後にスペシャル・エッセィ、あとがき、解説が添えられている。これらが面白い。私立探偵小説と本格探偵小説の相異や、本格ハードボイルドが日本に生まれないのはなぜかなど、どうでもいいことだが、読んでいて面白い。 しかし、そうした論争と本作品「魔」が面白いのかどうかということはまったく別のことである。読者としてのインタレストは要するに作品が面白ければいいのであって、作者が論客であるということとは無関係である。いつまで読んでも事件が起こらないというのでは、仕様がないし、起こった殺人事件もバックグラウンドの浅いチンケなものであれば、わたしは楽しいとは思わない。 | ||||
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ストーカー、拒食症といった現代社会の病理を抉った快作、と言いたいところですが、これらの病理に対する考察がやや甘いと思います。サイコセラピストが精神分析の見地からストーカー、拒食症を解説しているのですが、笠井ファンなら精神分析よりも現象学による解説を望むのではないでしょうか。ミステリーとしての出来は流石ベテラン笠井、そつなくまとまっています。 | ||||
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本格ミステリ・マスターズと銘打たれた叢書の一編。作者は笠井潔。 笠井潔さんといえば『哲学者の密室』などに代表される思想的推理小説や 伝奇小説、本作に登場する私立探偵飛鳥井が活躍するハードボイルドなど 多方面で活躍する作家である。本作では私立探偵飛鳥井が、サイコセラピ スト鷺沼の依頼で事件に関わっていく姿が描かれている。また、本格をも自分のフィールドにしている著者らしく、ハードボイルドと謎解きが、 巧みに作品に織り込まれ、濃密な世界を作り出している。ハードボイルド としては食い足りないと思う向きもあるかもしれないが、十分な水準に 達している佳作。巻末のエッセイも興味深い。 | ||||
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