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捕虜収容所の死
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捕虜収容所の死の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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第2次世界大戦下のイタリアの捕虜収容所で起きた密室殺人事件を扱ったもの。連合軍側の捕虜は脱出計画を練り"抜け穴"を掘るが、その中で密室状態で殺人が起こるというもの。連合軍の脱出劇というと映画「大脱走」を思い出すが、おおよそ雰囲気は近い。私は「捕虜収容所で起きた密室事件」というキャッチ・コピーに惹かれて本書を読んだが、正直ミステリという気はしなかった。密室の構成もあれじゃねぇ。 それよりも敗色が濃くなった枢軸国側イタリアの将校の思惑と、対する連合国側の将校の駆け引き等、当時の雰囲気が味わえる点が貴重だろう。また終盤、脱走兵の逃避行が描かれ、読み所の一つとなっている。 連合国側の上陸目前のイタリアの捕虜収容所を舞台に、兵士達の友情を含め、当時の雰囲気を描き出した貴重な一作。 | ||||
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題名から想像するような暗~いドキュメントではなく、第2次世界大戦下の捕虜収容所を舞台にしたミステリー。捕虜収容所という、変わった状況下のミステリーで面白かったが、登場人物が多く、アングロサクソン特有の長い名前がなかなか覚えられず、1/3まで読み進めないと探偵役となる主人公が誰だかわからないので、若干読みづらかった。謎解きとしては気になるので最後まで一気に読了。しかし、絶賛されるほど完成度が高い作品とは思わなかった。一種の密室殺人のからくりも、なーんだという感じ。 | ||||
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宝島社『2004年このミス』海外編第2位ランクインの作品です。著者のマイケル・ギルバートは1912年生まれ、2002年には90歳で短編集を出した驚くべき作家です。例によってこの作品も各地で評価絶賛.....なのですが、確かに第2次大戦中の捕虜収容所に於ける大脱走計画の行方とそんな中で起きたスパイ容疑の捕虜の殺人事件、その犯人探し....、等々内容的には文句なし、なのです。が、個人的にはどうもその世間一般の高評価に値して納得し切れません。仕掛けとその謎解きは確かに「へぇ~」なのですが、全体的に緊迫感がないのです。収容所の中でもイタリア国内の脱走場面でも。ひょっとしてこれがよく言われる〝本格ミステリ〟でしょうか??相当じっくり読まないと真からは楽しめないかもしれません。そうはいうものの、読んでみる価値はありますよ、きっと。 | ||||
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