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きれぎれ
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きれぎれの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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| この作品はストーリー云々ではなく、普段使わない感性を刺激される作品だと思う。面白い面白くない。というよりは、言葉にしがたい・・・何というか、脳内に何か分泌されるようなナニカ。が、あると思う。そしてナニカ。が、美しい。気がする。 | ||||
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| 世界を、日本語を一度徹底的に破壊した上で、真っ白な紙の上にぶちまけて、描かれたものは芸術と呼べるかどうか? 『きれぎれ』という作品においては、ぶちまけ方が、更にはその前段階の破壊のし方が巧みなのでしょう。「なんじゃこりゃ?」な世界が形成されています。 広い意味では前衛的といえるので、そういうのが苦手な人にとっては、単なる言葉の羅列にしかならないでしょう。 あくまでも詩ではなく小説なので、金を借りるために苦心する主人公のダメっぷりを、他人事みたいに指さして笑って楽しめればラッキィです。 | ||||
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| 芥川受賞作の「きれぎれ」は、他の作品に比べると やや難解で読みにくい、おもしろくない、という感想を 持つ方もいるようですが、これは現実と空想を行き来するお話、 それを全部分かろうとするから余計分からないのだと思います。 逆に、その現実と空想の交錯する感じを楽しんでもらいたいです。 また、初期の頃にはない味のある情景描写も楽しめます。 個人的に、雨の中タバコを買うシーンが好きです。 併録の「人生の聖」はもう、ぶっちぎっちゃってます。 おもしろいです。ぜひ読んでみて下さい。 | ||||
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| この本には、芥川賞を受賞した“きれぎれ”と、もう一つ“人生の聖”の2編が入っています。二冊で2度美味しい。ってゆーか、2人のダメ人間の暴走っぷり、ダメっぷり、妙な事件、人への巻き込まれっぷりを楽しめる。そんなオトクな本。 是非、他に類を見ない町田康独特の落語調の軽妙な語り口と、妄想が生み出す疾走感を愉しんでください。お奨め致します。 | ||||
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