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きれぎれ
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きれぎれの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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本当にガッカリしました。芥川賞作品ですが、私の学生時代に読んだ他の芥川賞作品よりも、格段にレベルが低いです。(ちなみに、今、私は61歳です) 内容はナンセンス漫画のようで、あるいはまた、今どきの漫才のネタのようにも感じられます。この作家さんには一定のコアなファンがいるようなので、私の感覚が古いのかも知れません。しかし、私はこのような作品を文学とは呼びたくありません。これを文学と呼べば、歴代の芥川賞作品は穢されてしまう気がします。 「きれぎれ」の冒頭は最後まで、他の箇所とのつながりが見られません。これは主人公の夢の中の話なのでしょうか?そもそも、大黒天や吉祥天女が何故、無数いるのでしょうか? 確かに、言葉遊びが上手なので、その辺はミュージシャンでもあるこの作家の、言葉に対する独特の感性は感じられます。それが刺さる人には刺さるのでしょう。それで、一定のファンがいるのかも知れません。 細かい指摘で恐縮ですが、本文中、和太鼓を日本ドラムと表現している箇所が見られました。和楽器が好きな私は、この表現に不快感を覚えます。日本ドラムと表現すると、まるで和太鼓は西洋のドラムを真似したような意味合いにもとれます。和太鼓は西洋文化とは関係なしに、日本で独自に発展してきたものです。 「人生の聖」ですが、主人公が小ぶり小体なレストランで無茶苦茶なことをするシーンは、まるで、最近の迷惑系ユーチューバーのような話ですね。読んでいて不快な気分になります。 だいぶ否定的な意見を書きましたが、共感する部分もありました。主人公が会社内の理不尽な仕打ちに憤る箇所ですが、サラリーマンなら誰しも経験することではないでしょうか。 全体的に、漫画のような表現が多く、この作品が日本文学史に新世紀を切り開いたとは全く思えません。しかし、これがこの作家の作風でこれがすごく好きという方も、広い世の中にはいるのでしょうから、まあ、そういう方はこのような作品をどうぞ読み続けて下さい。 | ||||
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最悪。 支離滅裂な内容。 よくこんなんで芥川賞とれたな。 もう二度と読まない! | ||||
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町田さんの本を初めて読んだのは「告白」でした。その素晴らしさに感動したので、その後次々と町田作品を購入ました。 その他の町田作品も相変わらず表現が笑えて面白いなぁ~とは思ったものの、あまりに極端すぎてすぐに飽きてしまったのです。 私の理解力の無さなのかもしれませんが、どれも、正直何が言いたいのか(訴えたいのか)全く分かりませんでした。 結論ですが(私個人としては)、町田作品は「告白」だけが傑作です。 | ||||
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あえて受賞作はあとまわしにしていたのですが、そうしておいてよかったです。 もしこれを最初に読んでいたら、拒絶反応からあの傑作「告白」を読み漏らすところでした。 前衛的であることは理解できるのですが、この作品を理解することは私にはできず、また、体言止めでぶつぶつ切れる「きれぎれ」の文体を感性で楽しむこともできませんでした。 ひと言でいうと、読むのは苦役でした。 | ||||
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えっとぉ••• 何でしょうか。あまりの意味不明さ、理解できなさに、私、頭がおかしくなったんじゃなかろうかと思い、そうか、私寝不足だ! と思って本を閉じ、よく眠った爽やかな午後にもう一度読み始めて、••• ん? ん? 数ページ読み始めてから、ん? ん? んんんんんん???? もう一度最初に戻って、町田康を勧めてくれた友人に、すみません、全く理解できんのですが! と、助けを求めたところ、【 きれぎれは正に幻覚なのか妄想なのか現実なのか、その境が曖昧で読んでいてかなり混乱する小説ですね。芥川賞受賞作ですが、町田康の小説の中でもかなり読みにくい部類だと思いますw 併録の人生の聖の方がまだ物語は追いやすいかな。小さな物語の連作ですし 町田康には色んなタイプの小説があるので、合わなかったら次に行っちゃってもいいと思いますよw 天才というか、天才なんでしょうけど、同じことしたくないんでしょうねえ…】 と教えて貰い、そうか、そういうことか! と思って、理解しようとしない、という姿勢で観念して読んだら、読んでる最中にクスっと笑えたり、主人公がライバルにお金を借りに行くのに必死に自分の気持ちを誤魔化し、偽ってる心情だったり、自然と共感もできたりして、いつの間にやら読み終えてました。 ピカソのゲルニカだな。何の説明も無しにいきなりこんな調子で始まる小説、ありなんですか! ありなんだなぁ はぁ、驚いた。 | ||||
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文章も内容も、私には合いませんでした。 わかる人にとっては、いい作品らしいです。 | ||||
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町田康さんの作品って、破滅的ですよね。 破滅的な思考をもつ主人公をベースに、現実、非現実がぐにゃぐにゃで、理解するのは容易ではないです。 私も理解できたとは思っていません。 主人公は働いてもいなくて、金策にも困り、結婚相手の事でも悩み、不安や不満も鬱屈としていて、 それが返って、例えば見合いの富子しかりで(美人なのに、遊覧船を褒めたことで、妄想が突き進んでブサイクに見えてしまう。そして破談するよう破滅的な行動をした挙げ句、富子が結婚した後で、美しさに気付き横恋慕。奪いたいと思う)ちょっとした事で空想が暴走して空回り。 現代に生きながら、多数出て来る口語。昭和的価値観を持ちつつ、現代に生きている時代錯誤、そこも苦しみや空回りの原因なのかなあ。。。 いろいろな所で『きれぎれ』なんだなと思いました。 | ||||
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太宰治が現代に現れて、思いっきり下品に開き直って書きなぐった、って感じですな。 文学的に高い評価を受けているようですが、私は嫌いです。プロの作家がこんな汚い日本語を使うべきではないと思います。 | ||||
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ひどすぎる。文章も内容もあったものじゃない。完全に破たんしている。…… こんな小説が芥川賞をとるようでは、同賞に対する違和感を覚えるのも当然だろう。 確か本作受賞当時、選考委員だった宮本輝氏が、 「何度も投げ捨てたくなる衝動と闘いながら読み進めねばならなかった」 と酷評していたが、それに強く賛同できる。 私もその「投げ捨てたくなる衝動」と闘いながら、なんとか読了することができた。 たかだか100P程度の小説がこんなに長く感じられたのは初めてのことだった。 (そういう意味ではコストパフォーマンスに優れている?)なんていう強烈なアイロニーが誠によく似合う作品である。 パンクロックですべき内容を、わざわざ文学作品に落とし込む必要がはたしてあったのだろうか? どっちつかずの中途半端な凡作である。 奇をてらった独特の文章は、ジャイムス・ジョイスやヴァージニア・ウルフ等の小説でみられる技法「意識の流れ」を思わせる部分もあるが、それらとは比肩できぬほどお粗末なものであり、不快感をもよおすこと必至である。 本作のように不快で誤った文学作品が、前途洋々たる若者のあいだにひろく蔓延することは、それ自体ひとつの脅威であり、文学界に暗雲をもたらす元凶である。 | ||||
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ロックボーカルの彼が書いた著書が芥川賞をとったと聞き、購入した。 賞は審査員の偏見で決めるわけだけど、審査員変えた方がいいんじゃない。 この作品は読んでいて苦痛なだけだ。 | ||||
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はっきりいってどこまでが現実でどこからが空想なのかその境目が自分にはよくわからなかったし 読みにくいし読んでいても面白みにかけた 解説者は「洒落」とか「粋」とか言うけれど 私にはとてもこの出鱈目な文章が実は予定調和で文学とはとても理解できない そもそもこんな文章は売れないだろう・・・・ | ||||
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文体がユニークで、暴力的なまでのドライブ感が面白いのは分かるが、自分は町田康とはどうも相性が悪い。 「けものがれ俺らの猿と」の映画を見たが、鳥肌実のシーンしか印象に残らなかった。町田町蔵のINUも聞いたが、遠藤みちろうのスターリンのほうが好きだった。「屈辱ポンチ」も読んだが、舞城王太郎の奈津川家シリーズの文章(登場人物が町田康を褒めていたけど)の方がしっくりきた。 町田康は好き嫌いがはっきりする作家だと思う。自分に合わなかったというだけで現代文学には重要な人物なのだろう。 | ||||
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はっきり言って、ひどすぎます。読んでて、暗くなる本です。そして、最後は何を言いたいのかさっぱり分からず、人生の腐敗していく姿を描いた作品です。芥川賞受賞とのことで買いましたが、損しました。 | ||||
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妄想をここまで率直にかけるのが 凡人にはすごいという感想しか抱かせない 誉められる点なのでしょう。 妄想の下敷きになっていそうな知識を推察したり いろいろ面白いのかもしれませんが ”言い分”がないので文学っぽい感じでした。 素人っぽくてすみません。 | ||||
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