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R帝国
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R帝国の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全86件 81~86 5/5ページ
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| 所謂ディストピアもの。描かれているのは戦争が始まった世界だが、作者の筆力のせいもあって、「近い将来現実になりそう」と感じさせる。 スマホに依存し、ネットに依存する人々。 匿名を盾にして誰かれ構わず攻撃する人々。 批判さえできれば対象はなんでも構わない人々。 そういう人々は確かに、権力者や国からすれば最も扱いやすい。自分で物事を考えないから。 そしてそういう人々が最近どんどん増えているように感じられるし、これからも増えていけば筆者の書いた通りになるのかもしれない。 ほとんど絶望しか描かれていないフィクションなのにフィクションと思えないのが何より恐ろしい。 | ||||
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| 中村さんの十八作品目の小説は、近未来の架空の世界を描いた「R帝国」。架空の世界を描くというのは、これまでにない試みではあるが、内容はしかし非常にリアルな現実がそこにあった。これは決して架空などではなく、私たちが生きている世界の構図を解りやすく例えて描き出して見せただけであり、人間の愚かな構造を見事に描き出している。 私たちがスマートフォンやインターネットで繫がっていなければ不安でならないその依存性が人工知能を搭載したHPなるものに依存している人々の姿に投影されている。そして、戦争、テロに高揚する人間の心理を巧妙に描いている。 「サキ」や「アルファ」など、自らの意志で戦い抜く強い女性が描かれているのも特徴的だ。ここまで強い意志で生きる女性像は中村文則作品では「王国」以来かもしれない。 私は時々、人は望んで戦争へ向かうのかもしれないと恐れていたが、この本を読むとそれはより確信に変わった。 人は自分の醜さや不幸を受け入れないために、容易に他人を貶め、憎み、蔑み、自分の優位性で馬鹿になるのだ。私は、そんなふうにはなりたくないと思う。 「R帝国」=「日本」と考えて差し支えないだろう。私たちは、ちゃんと自分の意志で物事を考えているのか、ちゃんと自分の足で立っているのか、誰かに何かに操られていないか、よくよく考える必要があると思う。 中村さんは、世界の、日本の未来を危惧してこれを書かれたと思う。私は、しっかりとそのメッセージを受け止め、世界がもし間違った方向に向かっても「サキ」や「アルファ」のように強い意志で「抵抗」したいと思う。 この小説では『抵抗』という言葉がなくなってしまっているが、私たちもそれを無くしてはいないか自分に問わなければならないのではないだろうか。 最後に、この小説のサイン会で中村さんに直接お会いすることが出来ました。その時、とても親切に気さくに優しく接していただきました。「肩の力抜いてね」と励まされて、とてもありがたかったです。本には『共に生きましょう!!』と書いていただきました。 一生の宝物です。ありがとうございました。 | ||||
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| 若い作家さんなので今後の伸びしろに期待してましたが…… 『教団X』の衝撃、再び…ってスッカスカな中身が衝撃ですよ。今回も浅い。 近未来SF…全体主義…狙っているのでしょうけど的外れ。 どこかで観たような読んだような内容で目新しさはない。 つまり、あざとい。ズバリ幼稚。寄せ集めディストピア小説。 以後、この作家さんの本は読まないでしょうね。 | ||||
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| 中村文則さんの小説は、「教団X」「私の消滅」に続いて3作目ですが、 個人的には本作が一番、読みごたえがありました。 AI、ドローン、無人爆撃機、シンギュラリティなど近未来感溢れるテクノロジーのエッセンスを取り入れながら、 支配者/被支配者の心のありようが描かれていきます。ミステリー的な側面もあり、息がつけない緊迫感があります。 第一部の終わり方などは、これまで読んだ本の中でも最も印象的なシーンとして胸に残っています。 一晩で一気読みしてしまいましたが、もう一度読み返したいと思える傑作でした。 | ||||
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| いつもどおりの簡潔で美しい文章を重ねつつ、作者がえがきだす壮大な近未来図にのみこまれる。難民問題、民族差別、ネットによる情報操作など、今の世界を覆うさまざまな問題をちりばめつつも、エンターテイメントとしても成立している。圧巻の展開力といい、意外な結末といい、文句なし。 | ||||
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| 読売新聞の夕刊に連載していたものを単行本化したものだが、作者の幼稚な思惟には毎回呆れさせられる。一応、近未来を舞台にしているものの、書いている内容は現在の中国や北朝鮮等の独裁国家が行なっている施策そのもの。オリジナリティが全くない。 この誰が読んでも分かる作者の意匠を誤魔化すためか、ワザと扇情的な言葉を書き連ね、緊迫した雰囲気を醸し出そうとしている作者の虚しい努力には哀れみすら覚えた。作者の作品は何冊か読んだが、何時も作者の作家としての立ち位置が分からず、他人事ながら心配となる。 読むだけ時間の無駄なので、手に採るのを避けた方が賢明な愚作である。 | ||||
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