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R帝国
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R帝国の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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うーん、全体的に世界観の作り込みが甘いのと表現力がストレートかつ種類がないので、この世界に入っていけませんでした。 ディストピア系の小説は世界をリアルに提示して「ありうるかも」と思うことが物語に没入できる条件になりますが、この小説は現象としての世界が述べられているだけでその背景が浮かび上がってくるようなリアルな描写がないので、自分としては受け入れられませんでした。 ストーリーもベタで途中の演説めいたやりとりで結末がだいたいわかってそのあとも「まぁそうなるよね」というようにしか進んでかないため、物語への興味がしりすぼみに薄れていき、重要人物の最後の言葉もただのプロバガンダとしてしか受け取れませんでした。 主張したいメッセージをどれだけリアリティを持つ形で読者に届けるかが作者の腕の見せ所だと思うのですが、こうもでかでかと提示されてしまっては、ちょっと目をそむけてしまいます。 ディストピア系小説が好きな方はもちろん一九八四年は読んでおられると思いますので、こちらも読んで比較してみると、いかに一九八四年が偉大かが再認識できると思います。 過去の史実をつながりを持たせたストーリーは新しさを感じました。 | ||||
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日本の現状を憂う作者の危機感や違和感にすごく共感できた。陰謀論の部分はともかく、端的に「このままいくと日本はあっという間にR帝国のような管理国家になるけど、それでいいのか!?」という警告が散りばめられた小説。(よりによって読売新聞に連載されていたと知って心底驚いた。。) 中盤までは面白いし先が気になってワクワクして読んでいたのだけれど、後半ちょっとトーンダウンしちゃった感。やるなら各キャラクターやAIの設定に関して、もっと深掘りして上下二巻くらいの尺にしてもよかったのでは?(新聞小説だから難しいか。。) ぜひ続編を書いてほしい。 | ||||
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以外とも白い | ||||
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今のこの国をただトレースして 寓話的に仕上げた小説。 筒井康隆なら もっとユーモアや毒をまぶして 面白く仕上げただろうけど そういうトッピングすらない。 ひとりでも多くの人が この小説を読んで ここに描かれた国のことを 多角的な視点で考えるように なってくれればと。 それだけが希望だ。 | ||||
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著者はこの小説について次のように語っている。「何を風刺しているかすぐわかるもの、一見わからないもの、風刺ではなく、根源を文学として表現したものなど、様々に入っている。現実が物語の中で『小説』で表現されるという、ある意味わかりやすい手法を取ったのは、逆の発想として、今僕達が住むこの世界の続きが、この小説の行先の明暗を決める構図にしたかったからだ。つまりそういう風に、現実とリンクする小説にしたかった」 私はこの作者の発言が全く理解できなかった。R帝国は今の日本を風刺しているのだろうか。それとも、どこかの独裁国あるいは帝国を描いているのだろうか。作者の意図も筋も見えず、観念だけが空転し続ける。 | ||||
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初めての作家の初めての作品を読了。近未来のSF作品としての読み物でもあり、戦争を題材にもしていたり、現代を風刺しているような、してないような、難しい作風でした。 | ||||
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氏の著作は初読 充分楽しめるけれど、ちょっと疲れるかな… 序盤の「口内の痒いところを掻いたり、耳を掃除するためのものではなりません」で、自分には思いもよらなかった使い方だwこりゃ好み系統かな? と、思ったが、多分ノリが違う 「リスペクトはしないが、タブーには踏み込まない」とか、言い回しはかなり結構好みなんだが、消耗したまま了になってしまうのが…やっぱ、疲れる 自分の為の覚書です | ||||
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移民問題・人種差別・戦争の危機・ネットへの依存・・・ 今の時代が抱えている問題が、さらに深刻化してしまった未来の最悪ケースを見せられているかのような作品でした。 決して大げさな作り話とは言えないのが怖いです。 ただ、人物描写が粗く、栗原と矢崎、どっちがどっちかわからなくなるのには困りました。 メッセージ性は強いけど、小説を味わうという意味でなら深みはありません。 SFは苦手なのでかなり苦戦はしたけど、著者が未来に対して感じてる危機感?・・・そのメッセージは受け取れた気がします。 | ||||
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