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R帝国
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R帝国の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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極秘計画のカギとなりそうなキーワード(写真)が出てきたので、それをのこれから解いていくのかと思いきや、たいした展開もなくあっさり敵の中枢自らネタバレを披露。しかも話がだらだらと長く黒幕感ゼロ。なぜか突然差し込まれるお色気シーンやロマンスシーンも突然すぎてこのシーン必要だった?と首を傾げざるを得ない。テロの末端が黒幕が語るような真実を知っていたりとか、なんともお粗末小説でした。 | ||||
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『遮光』や『土の中の子供』は読んでおり、こちらも好意的な評価が多かったので読了。 全体主義の恐怖を描くとのことだったが、リベラル系・フェミニズム系のネット論客が取り付きそうな話題のごった煮を延々と読まされている気分になった。 そういう系統の人々が槍玉に挙げる話題全てに拒否反応を示すわけではないが、これらの要素を社会派フィクション・SFのパッケージング内の装置として描かれると大分陳腐に感じてしまった。 今後再び半径5メートルの関係のもとでの陰鬱さ、不気味さを感じさせてくれる作品を生み出してくれることに期待。 | ||||
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大作を書きたいという意欲は伝わる でもなんか思想が出過ぎてて、これなら小説じゃなくて政治論とか普通に書いたら?と思ってしまう そう感じさせる時点で小説としては一流ではなんよね たとえば進撃の巨人、あれは作者が徹底して自分の思想をぼかしたまま見事に完成した作品になってる 相反する思想を持つ様々な立場の人間が出てくるが、はたして作者の真意はどのキャラにあるのか? が見えてこない そういう邪魔な要素をとことん隠してそのスタンスを保ったまま、読者が全てのキャラに共感と反発を覚えるようにうまく描かれていた 神漫画家の諌山先生と比べるのは気の毒だが、おそらく中村氏はそういう読者に対する駆け引きが下手なんだろう、もしくはそんなもの必要とせず、思想に万歳賛同してくれるファンがいればやっていけるということなのもしれない とにかく読んでいて著者の存在がキャラやストーリーより前に出てくる 教団Xもそうだった、某芸人が面白い!とすすめる本は期待外れなことが多すぎて… 今作もそうで、台詞のチープさが壮大な?ストーリーと合わずチグハグ、要は安っぽい もうこの方の小説を手に取ることはないだろう、大体何を書くのかわかってしまう、舞台が変わるだけでまた思想の押し付けになるだけだろうね | ||||
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朝起きたら戦争が始まっていという設定にひかれ購入。冒頭は妙にリアリティーを感じる不思議な世界観にぐいぐい引き込まれる。しかし、その設定は生かされることなく、すぐに作者が書きたかった本題に作品は進む・・・。私個人の感想としては、その本題には全く共感できず、作品としても面白くもない。竜頭蛇尾。○○賞受賞とか、信用性できないということを再確認。 | ||||
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「教団X」よりは小説としてよかったかなと思う。ただ、本人曰く、現実とのリンクが必要ということで現実のことを盛り込んでいるんだけど、その知識根拠は古臭い左翼史観で、テーマのひとつであるデマに踊らされるなという主張と矛盾している。沖縄が時間稼ぎのための捨て石にされたなどど、未だに言っているとか呆れるより悲しくなる。確かに少々ネット検索したくらいでは沖縄=捨て石の記事が見つかる。ただ、それらの記事がどれも特定の勢力の記事ということに気付けばすぐにいろいろわかってくる。 歴史的に後付けでいくらでもストーリーは作れるということだけど、それこそ疑問を投げかけるところのはず。なのに、それを鵜呑みにしたのか、左翼として無視したのか。 さらに言えば、当時の人にもいろんな人がいて、いろんな思いがあった。それを捨て石という一言で済ませるというのは小説家として、人としてどうなのだろうか? Twitterなどで、この本の感想を検索すると、沖縄は捨て石にされたのか!とか鵜呑みの鵜呑みが発生していて、なんともやりきれない。それが目的だったのかもしれないが。 | ||||
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設定は硬質なディストピア風なのですが、キャラクター含め全体的に漫画チックです。 雰囲気だけは社会派ですが、内容は中高生向けに感じました。 いい大人なのでサブイボ立てながら読了したものの全然乗れませんでした。 とにかくフィクサー側が何でもセリフで説明しすぎですし、内容も無理くりです。 またあなただけは違う、的な感じで女兵士がキスを求めてきたり、何とも陳腐な展開が散見されます。 テーマの割に総じて内容が子供っぽいというか、劣化コピーのパッチワークという印象でした。 そもそも視点の書き分けも乱雑ですし、文体も不安定で技術的な下手さを感じました。 二次創作レベルとまでは言わないものの、という感じです。 一言で言うと厨ニ的で、硬派な社会派SFを期待するとがっかりするとは思います。 著者は「銃」で特殊な人間心理を絶妙な陰湿さで描いて大成功しており、 才能ある作家さんだと思っていたのですが、これはちょっと・・・と思いました。 | ||||
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子供が思いついたようなディストピアネタを、そのまま煮詰めもしなければ、もうひとひねりを加えることもなく、ダラダラと書いていった本。 死刑囚の公開処刑で、周りの人間が「殺せ!殺せ!」のシーンが最初に出てくるのですが、絵に描いたような典型的なディストピア過ぎて…。いや、テンプレートすぎでしょ。さすがに、もうひとひねり欲しいです。こんなことを言うと酷いんだけど、作中で知性を下げると言われていたアニメと同じレベル。 人種とか原発とか戦争とかタブーに踏み込む気持ちはいいのだけど、ちょっとそれを語って、陰謀論をプラスしただけでは、タブーに踏み込んだとは言えないんじゃないかな。むしろ、薄っぺらい印象しかないです。 また、SNSとかアニメとか、知的レベルを下げる道具として出てくるんだけど、70~80代の人かよって感じ。「アニメを見ると性犯罪者になる!」と言っている痛い人を見ているようで、ちょっと…。作中の中の人の偏見ではなく、作者の偏見を見せつけられたようでちょっと引いてしまった。 あと、たぶん、ポケモンGOのネタもその場で思いついたんだろうけどさ、せめてもうちょっと捻ってほしかった。移民GOとか本当に小学生が思いつくようなアイディアじゃん。 風刺としての皮肉もなければ、ディストピアとしての知性も足りない。 とりあえず、ディストピア小説を書こうと思った奴が何の推敲もせず書いたような小説でした。 | ||||
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駄作です。一部の人間による陰謀や洗脳だけで支配できるほどこの世界や民主主義の価値観は容易くない。 | ||||
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教壇Xと共通しているが作者の歴史観が一方的過ぎる。先の大戦への考えも偏り不快に感じる人も多いだろう。また、登場人物が思いっきり日本人名で米味噌汁たべてるのに日本じゃないとかAIが発展した未来的設定なのに戦争のきっかけが化石燃料の利権だったりと、読んでいて「今更ww」と感じてしまう。設定の甘さと仕草表現の浅はかさが目立つ。 | ||||
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説明ばかりで平板な印象。描写がありません。 | ||||
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映画の場合、タバコを吸うシーンが頻繁に出てくる作品は、おおむね駄作とわたしは見ています。 この『R帝国』についていえば、登場人物が切羽詰まった状況に追い込まれるたびに、バクバクと鼓動が早まったり、喉がカラカラに渇いたりといったあまりにも平凡な描写が頻出して、そのワンパターンに読み進める気持ちがそがれてしまいます。 著者は文庫本のあとがきで、この作品が今日のコロナ禍による混乱を予兆していたかのように述べているのですが、それはどうでしょう。観念が空回りして、ストーリーが追い付いていないように思えました。 | ||||
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性悪説と陰謀論はところどころ理解できる所もあるがAI含め全体的にラノベレベルでとにかく薄っぺらい。 一番腑に落ちないのは大衆の描き方。人はそんなに一面的で馬鹿じゃない。思想や理念を語りたがる人に限って意見を押し付けたがる。小説なのに作者の思想が前面に出すぎで押し付けがましいのが残念。 | ||||
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本屋さんでおススメされていたので、買ってみました。 AIにより、将来の世界も本の様になってしまう可能性があるという恐怖を感じました。 また、世界で起きている闘争は、単純なものではなく、もっと複雑なものが絡み合い、作為的に起きている可能性にも恐怖を感じました。 自分なりの感想を言いますと、感じられるものが少なかったです。(作者は最後のメッセージで一つでも何かを感じていただければ幸いです。と述べており、僕の思うことも承知の上での出版だったのかもしれません。) 読んだ後に、何か納得のいかない、もやもやする気持ちになりました。 それこそ、作者の思惑なのかもしれませんが もう読まないと思い、売りました。(80円でした...) | ||||
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令和時代になり、Rで時代が表記されることの予告にも思えますが、作中の戦争における死者数が時を示唆しています。その時は令和2年5月25日。 TDLが月曜日に閉鎖される日であり、令月となるような暗示です。このような人間味のない冷たい作品ばかりが称揚されるのは残念です。 | ||||
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まず作者のメッセージがあって、それを伝えるために小説の筋があって、でもその方法自体が作品内で否定されるというメタ化否定という自己矛盾を孕んでいて、 ただその自己矛盾自体はとても面白い題材と方法だと感じてどんでん返しの繰り返しの筋もよく練られている。 しかし「突き抜け」がない。恐縮だが、言ってしまえば、面白い形の箱はあるのだが、中に入れられた言葉に深みがないと感じてしまい、箱の形も良く見てみると細部にこだわりがないと気づく。 近未来政治戦略SF作品として比べるとしたら村上龍の「半島を出よ」だろうか。あのような凶暴なタナトスと(結末がどうあれ)言語表現的衝撃、およびリアリティは感じられない。 この作品が「将来の社会への警鐘」として捉えられてしまうのなら、まだまだ世界は(作者の言う)「不幸せな幸せ」から抜け出すことはないと思う。 もっとこう、なんていうか、バーン! ていう、そういう感じをね。いや、好みの問題っていえばここまでなんだけど、なんていうかなー。ラーメンでいうと、広告方法と店は仰々しいんだけど、具が少なくて味薄い感じ。しかも店主が「そういうラーメン屋はダメだ!」って叫ぶという自己矛盾な感じ。 ああー自分のレビューも自己矛盾してる。難しいなー。 | ||||
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万能の権力者、テクノロジーによる人民の支配、「党」手足生物じみたシステムなど瞭陰謀論的世界観に期待できたのは序盤まで。動いている力と引き起こされている出来事ににそぐわないほどのこじんまりとしたキャラの半径5mでしか話が進まないなど、同時期に読んだ「2084」と比較する(のは作者に余りに哀れではあるが)と力量の差というか、熱量の違いと言うか、 「自由とは、この程度の未熟な人間が振り回す棒きれに堕したのだな」 と全身虚脱し今に至る。 ネタに困ったのか作者の俗悪さの象徴なのか異常性癖者を出してしまうのは教団Xからの手癖とでもいうべきものなのだろうがあちらはまだカルトの異常性が浮き立つ形での意味はあった。今作ではそういったものは皆無である。 折角、AIめいたモノをお出ししているにも関わらず「人間の関係」視点でしか処理できないあたり、作者の引き出しにも限界なのかも知れない。 登場キャラが大した意味もなくイベントを語らせるだけの人形でしか無いことは言うまでもないが、もうちょっと丁寧にかけないものか。おおよそ人間性を付与されないキャラにイデオロギーを体現させることなど不毛であることは作家なら理解しているものではないのだろうか。 イデオロギーに即した筋立てにしては細部が雑であることなど疑問が尽きないがこの程度の素人の落書きに真面目にツッコミ入れだすとキリがないのでディストピア小説の皮を被ったナンセンスギャグ、として割り切るのが吉。 作者には もうちょっと頭使って書け との感想を示して終わる。 | ||||
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私は、これまでずっとノンフィクションばかり読んできて、ここ4年ほど小説も読むようになった。 読む姿勢は以前と変わらず、ノンフィクションで真実の世界・社会を知って行きたいという思い、フィクションは人間の感性を知ったり読後感で何かいい気分を味わいたい、という気持ちで本を読んでいる。 この本の感想は、タイトルで書いたように「嫌な気分だけ」が残った。 この著者の本は「X教団」に注いで2冊目だが、1冊目は特にどうというレベルの印象ではなかったので、「もう1冊」と思い読んだのが間違い。もうこの作者の本は読まない。 フィクションは、「感性」の領域が主なので、好きな人は読めばいい、というだけで、それぞれの感性で決めればいい。 だが、許せないことがある。フィクションなのに、「沖縄戦」と「満州」のことが書かれてあり、特に「沖縄戦」は作者が取材した内容を書いているようだが、その見方があまりにも一方的。 沖縄で、日本人同士が自決しあったことなどは事実かもしれないし、当時の日本軍を擁護する気もないが、もっと相手の国(アメリカ)の国も同時に書かないと、日本のやった悪いことだけをあげつらっていることになっているからだ。 日本人同士が自決しあったことは悲劇で、その責任は東条英機などが広めた戦陣訓「生きて虜囚の辱めを受けず」の影響が大きかったことは事実だろうが、アメリカ軍が太平洋の島々で捕虜を面白がって殺したり、船が沈んで浮いている日本兵を助けるどころか撃ち殺して皆殺しにしたことなどは、全く触れられておらず、アメリカ軍は捕虜を殺さずに保護したかのようなデタラメを書いている。日本人が自決したのは、アメリカがめちゃくちゃやっていたことも間違いなく関係している。 GHQの占領下でも、どれだけの女性が強姦されたことか。絨毯爆撃でも皆殺しだけでなく、戦闘機でも、日本の住民が何もできないことをいいことに、いろんなところで面白がって銃撃したくさん殺している。 このアメリカの残虐さを全く出さず、日本の悲惨な自決だけを取り上げるのは、「大間違い」。 それから、満州のことも知らなさすぎる。満州が「中国大陸」と言っている。これも、満州国の建国を一方的に「正当だった」というつもりはないが、あまりにもアメリカ、中国の「連合国」の視点だけで書いている。 もし、戦争の真実について書きたければ、ノンフィクションできちんと調べて出せばいいこと。フィクションの小説に「歴史」を書きたいならもっと客観的な立場で書くか、ほとんど議論のない史実の身を書いた方がいい。これは村上春樹の「騎士団長殺し」でも、南京事件でデタラメを書いていたから、本当に強く思う。 | ||||
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たまたま書店で目に入って購入して読んでみたが、買ったことを後悔した。私は小説の肝を「著者と現実との乖離への深く鋭い洞察」だと思っているが、この作品が捉える社会と人は浅く、自己を見つめることの代わりに大衆を槍玉に挙げることを選んでいるその浅はかさが非常に残念でならない。問題作と評されているが、この程度で問題とされるほど文学は体制に優しい世界ではない。 | ||||
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現代にも通じるような展開は面白い思う。 話があっちこっちに飛ぶので理解することに苦痛がした。 意味不明の現代風刺。不必要だし寒い。 性的な描写が多い。 会話が説明的。苦痛。 | ||||
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人物が書き割りみたいだとか、陰謀論に基づいた話が薄っぺらいとかいうのは個人の感想だし、ここに描かれた体制に抵抗して不幸な目に遭った主人公に共感するかどうかも、個人の持つ考えによるだろう。だから気にいる人がいるのも理解出来る。しかし、R帝国の政治体制については、もっとよく造形した方が良いのではなかったか、政権党がここまで強い理由も国民が馬鹿だからだ、というのでは説得的ではないし、R帝国には選挙も議会も総理大臣もある。ロシアのプーチン体制のようなものを想定して(今の自民党一強政治をもそう考えたいようだが)いるとしても、あれは帝国ではないだろう、半とか擬似という名のついた民主主義体制だ。R帝国の中心にいるのは、元製薬企業の大物であった政治家で、別に世襲はめざしていないようだし、彼の権力の正統性は選挙によるらしいから、益々不可解だ。ネット掲示板での論争を読まされたみたいだった。 | ||||
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