■スポンサードリンク
呪われた町
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
呪われた町の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 1~20 1/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「吸血鬼もの」とは知らず、実は読み始めた作品である。 単なるホラーとはいえない。 登場する人間たちを実によく掘り下げている。 キングをまだそんなに多くは読んではいないのだけれど(7~8作品ほど)、この作家の人間描写の深さについては、毎回、 感心させられている。 ミステリーとかホラーの概念を超えて、人間の奥深さをよくとらえている。 心の奥に、過去の痛みや思いを抱えている人間の心理をさりげなく描写している。 読み始めたら、止まらなくなってしまう。 キングの小説はいつもなのだれど…。 さりげない言葉の一つ一つが心に残る。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現代(とはいえ1970年代)を舞台とした、正統派の吸血鬼ホラー。「キャリー」に続く著者2作目ながら、代表作のひとつに必ず挙げられる傑作。日本国内での知名度はそれほど高くないように思うが、解説によると「シャイニング」「ザ・スタンド」と並び3Sと呼ばれ、高く評価されているという。 上巻の大半で、町の住人たちの人となりや生活ぶりが語られ、なかなか物語が前に進まない。ただ、そんな中にもどことなく不穏な空気が流れており、この辺りの不気味さを楽しめるかどうかで作品の評価が大きく変わる気がする。上巻の後半から下巻を通しては一気に吸血鬼ホラーが炸裂し、手に汗握る展開が続く。吸血鬼の行動形態は古典的ルールに乗っ取りながらも、主人公たちと駆け引きや頭脳戦を展開するところが新しいし、面白いと感じた。キングが好きなら必読の書。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み進めていくとジワジワ怖さが迫ってきます。キング初期にして屈指の名作! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ジョイランド」に続いて読んだ2冊目です。まだキング初心者でどんな作風なのかよくわかっていません。この作品も宇宙人が知らない間に町に入り込んでくるSFかと思っていました(汗)。読んでみたら正統派の吸血鬼小説ではないですか。吸血鬼ものは小説も映画も大好きで「ドラキュラ」や「カーミラ」はもちろん、それ以前の古い作品も掘り出して読んでいます。ハマーの映画シリーズも大好きです。 最初は「アメリカに吸血鬼?」と思いましたが違和感がなかったのが驚きでした。アメリカを舞台した吸血鬼ものは映画でもどこかポップなイメージがあり結局は合わない気がしていたからです。もっともこれは東部のニューイングランド地方だから合ったのかもしれません。やっぱり西部のカリフォルニアとかだと無理な気がします。 90年代に大ヒットしたテレビドラマで「ツイン・ピークス」というのがありますが、雰囲気が似ていると感じました。誰もがお互い顔を知っているような小さな田舎町が舞台。最初は住民たちの群像劇が描かれていきます。わけあり、変人も多い。このあたりの奇妙な味は私は好きですがレビューを拝見すると賛否両論のようです。 そんな中にじわじわと浸透していく異常事態。明らかにおかしいのに自分の目で見るまで誰も信用しない、そうして危機は取り返しがつかないスピードで進行していきます。主要登場人物が容赦なく襲われ死んでしまうのにも唖然としました。その後、やるかやられるかの命をかけた吸血鬼退治の悲壮さが凄まじいです。 マッチョ志向のアメリカで一般的にはオタクといじられるタイプのマーク少年が、そのすぐれた知能でいじめをかわし、大人並みの冷静さで生き抜いていくのが印象的でした。自立しようとする娘スーザンを支配で引き戻そうとする偏狭な母親の毒親としての描き方も古びていなくて、老教師マークの聡明さもよかったです。 エルサレム・ロットではなくジェルサレム・ロットと訳されているのは意図的なものか?それともただ単にスペルをそのまま日本語にしただけでしょうか?エルサレムという名をつけたのには意味はあるのか気になりました。 あえて古典的な吸血鬼ルールを踏襲したところがよかったと思います。めでたしめでたしのハッピーエンドではなく残された者の心の傷やむなしさが悲しく、彼らはこれからどうして生きていくのだろうと考えさせられます。それにしてもこれで吸血鬼を完全に撲滅することができたのでしょうか。気になります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ジョイランド」に続いて読んだ2冊目です。まだキング初心者でどんな作風なのかよくわかっていません。この作品も宇宙人が知らない間に町に入り込んでくるSFかと思っていました(汗)。読んでみたら正統派の吸血鬼小説ではないですか。吸血鬼ものは小説も映画も大好きで「ドラキュラ」や「カーミラ」はもちろん、それ以前の古い作品も掘り出して読んでいます。ハマーの映画シリーズも大好きです。 最初は「アメリカに吸血鬼?」と思いましたが違和感がなかったのが驚きでした。アメリカを舞台した吸血鬼ものは映画でもどこかポップなイメージがあり結局は合わない気がしていたからです。もっともこれは東部のニューイングランド地方だから合ったのかもしれません。やっぱり西部のカリフォルニアとかだと無理な気がします。 90年代に大ヒットしたテレビドラマで「ツイン・ピークス」というのがありますが、雰囲気が似ていると感じました。誰もがお互い顔を知っているような小さな田舎町が舞台。最初は住民たちの群像劇が描かれていきます。わけあり、変人も多い。このあたりの奇妙な味は私は好きですがレビューを拝見すると賛否両論のようです。 そんな中にじわじわと浸透していく異常事態。明らかにおかしいのに自分の目で見るまで誰も信用しない、そうして危機は取り返しがつかないスピードで進行していきます。主要登場人物が容赦なく襲われ死んでしまうのにも唖然としました。その後、やるかやられるかの命をかけた吸血鬼退治の悲壮さが凄まじいです。 マッチョ志向のアメリカで一般的にはオタクといじられるタイプのマーク少年が、そのすぐれた知能でいじめをかわし、大人並みの冷静さで生き抜いていくのが印象的でした。自立しようとする娘スーザンを支配で引き戻そうとする偏狭な母親の毒親としての描き方も古びていなくて、老教師マークの聡明さもよかったです。 エルサレム・ロットではなくジェルサレム・ロットと訳されているのは意図的なものか?それともただ単にスペルをそのまま日本語にしただけでしょうか?エルサレムという名をつけたのには意味はあるのか気になりました。 あえて古典的な吸血鬼ルールを踏襲したところがよかったと思います。めでたしめでたしのハッピーエンドではなく残された者の心の傷やむなしさが悲しく、彼らはこれからどうして生きていくのだろうと考えさせられます。それにしてもこれで吸血鬼を完全に撲滅することができたのでしょうか。気になります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
田舎町セイラムズ・ロットで起こる、吸血鬼を題材にしたミステリーホラー作品。 吸血鬼と言えばややファンタジー色が強く、直接的に怖いと感じたことはないのだが、本作で描かれる吸血鬼はリアルで恐怖を感じられる。 ジワジワと忍び寄り、町が恐怖に侵食されていく様子は何とも不気味。 町の情景や人物がしっかり深掘りされているから、実在する町で起きた出来事のようにさえ思える。 登場人物は多いし、本筋に関係ないような話しも多いのだが、これらの外堀が仕上がっているからこそ、その中に入り込んで恐怖を実感できる。 文字は小さめでギッシリ描き込まれた小説で、挿絵も一才ないため、合う合わないは確かにある作品だと思う。 しかし、想像してじっくり理解して読み進めるとやめ時を見失うくらい夢中になれる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
One of my favourite of King | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なし | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なし | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
superb | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても綺麗な状態で届きました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まあ懐かしい気分で読めました。キングらしいストーリーですが最近のメルセデスとかに比べるとやはり稚拙なストーリー。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
One of the better vampire stories out there. Give it a read. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
吸血鬼が登場!子供のころは、怖くてトイレにも行けなくなったものですが、大人ななって読むと、結末はどうなるのか気になって読み進めました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
(上下巻通してのレビューです)小野不由美さんの『屍鬼』の種本と言われていますが、『屍鬼』のほうが日本的にアレンジされていて、医学的、心理的な(?)肉付けもされていて読みごたえがありました。ハンバーガーと和食の違いでしょう。お好みでどうぞ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて読んだのは中学生の時。もっと小さな頃からお化け、幽霊の本や映画が好きで。 単行本で当時、中学生だった自分には買うのに迷った覚えがありますが、結局は清水の舞台から飛び降りた覚悟で購入。 何より吸血鬼物で、舞台が現代と言うのが惹き付けられて… 読み始めると止まらない、そして恐い。最初は日常が細かく、まどろっこしいと読んだ記憶がありますが、読み進める内にジワジワと恐さが込み上げる。 夜中にトイレに行くのが恐くて、まずベッドから降りるのも恐くて(笑)紙で十字架を作り、自分の前にかざして暗い廊下をトイレに行きました。 あれから40年経ちますが、未だに何年かに一度は読み返したくなる、面白さと恐怖と懐かしさは他には無いですね。 最近[IT]の前編が映画になり、満足の出来でしたが、今度こそマトモな[呪われた町]を映画でも観たいなあ。 兎に角、最初に読んだ時の恐怖は忘れられません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スティーブン・キングの長編小説第二作目‼︎ 田舎町、セイラムズロッドにて、人間と吸血鬼との死闘を描いたストーリー。単純に言ってしまうとありがちな話。 だが、単純なストーリーラインの中に、全ての登場人物たちに味のある印象を付け、人物達に様々なドラマを持たせ、ドラマをダレさせないように綿密に骨組みを作っている。吸血鬼が町を侵食する前の、ロマンス、絆、別れ、決意、誓い等盛りだくさんに詰め込み散漫にならないよう、テンションを持続させる内容は見物。 そして、吸血鬼たちも、特に、吸血鬼のリーダー格。普通に人間を襲うのではなく、人間に成り済まし、人間的に事を済ませスッと町に入り込みそこから着々と人間を侵略していくという、唯の、ステレオタイプではない描き方も当時としては、新鮮! そして、後半!人間と吸血鬼が繰り広げる一大死闘‼︎上下巻見逃せなくなりました!キングは、物語の冒頭、話で何が起きているか分からない状態で話を構築し、そして、様々な登場人物を出して、エピソードをふんだんに散りばめて、話の核を創り出していく。登場人物達の描き方は、最初は、地味に描いていくのですが、後々に、いつの間にか、不思議にも、人物達に感情移入している。そして、現実に起きるような作風に作品が変換していく。作中にも実在した人物を小出しに絡め、人物の回想で話の謎が浮き彫りになる部分も面白い! 決して、この作家を美化はしてないですが、初期はワクワクする作品が沢山、存在した!しかし、ブラム・ストーカーの吸血鬼ドラキュラとわが町という、作品で見応えのある作品をここまで創るのは凄いです。 オススメです‼︎ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
良いですね~ キングの初期の作品に見られる、一貫して暗い感じが。 デッド・ゾーンしかり、シャイニングしかり。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
マスマーケット: 656ページ Pocket Books; Reprint版 (1999/11/1) ISBN-10: 0671039741 のレビュー。 その後の〈キング節〉を知ってしまった者としては、やはり物足りない。おおぜいの登場人物を点描していく手法、商品名を列挙する描写、アメコミ風のギミック、いずれも発表当時は新鮮だったと想像できる。さらに当時のUSAの気分、ベトナム戦争後の暗い雰囲気がよく描かれていると思う。でも、その後のキングだったら、もっと堂々とバカバカしい描写をし、ギミックも多い作品になったと思う。 もちろん、読んでよかった。シリアスな作家としての初期キングがわかった。それに、約40年前の作品を読む楽しみもあった。アメリカにも舗装されてない道路がたくさんあって、共同回線の電話を使っている地域があったのだ。書店はないけれど図書館はあって、新聞配達はないらしいが、朝のミルクの配達はある。そんな田舎町の雰囲気が楽しめる一冊であった。 第2部のエピグラフにある詩 The Emperor of Ice-Cream 。最近、柴田元幸の翻訳が出たが、この難解な詩の解説は以下のページが参考になった。 http://www.poetryfoundation.org/learning/guide/248396 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ヴァンパイアのホラーものなんて怖くないだろ…と読む前は思っていたのですが「キャリー」「ミザリー」を書いたスティーブンキングさんです。演出や表現にとても驚かされました。 なによりホラーシーンの演出はとても不気味で… また生活環境や登場人物の構成にも凝っていて物語に引き込まれます。読んで決して損はしません | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!