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ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編



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【この小説が収録されている参考書籍】
ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編 (新潮文庫)

ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編の評価: 4.49/5点 レビュー 65件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.49pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全65件 61~65 4/4ページ
No.5:
(5pt)

刑務所のリタ・ヘイワース。

「ショーシャンク・・・」が映画化されたとき、「さもありなん。」と思った。が、多くの例がそうであるように、やはり映画は原作を超えることは無かった(唯一の例外は「フォレスト・ガンプ」くらいか)。映画を先に観てしまった人を憐れだとすら思う。本作に関して言えば、原作の方が少なくとも250倍は素晴らしい。なぜなら、「希望」を与えてくれるから。是非、春先に読むことをお勧めする。
ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編 (新潮文庫)より
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No.4:
(4pt)

最初のうちはあまり期待していませんでした

映画「ショーシャンクの空に」を見て感動して買いました。だから、ゴールデンボーイよりも「ショーシャンク」の原作のほうを期待していたのですが、結果は逆。私は映画を先に見てしまったせいでしょう。「ショーシャンク」は結末までしっかり描かれている映画のほうが好きです。映画のほうが人物の対比などがはっきり表れていたのでわかりやすいということもあります。「ついで」に読んだ「ゴールデンボーイ」ですが、こちらのほうが私にとっては心に残るものがありました。ごく普通の少年が、偶然元ナチの将校に会ったためにナチの残虐行為に興味を持ちました。最初はきっとホラー映画と同じような感じで面白半分だったのが、元ナチの将校が関わった強制収容所での出来事を聞きつづけることで、人間に対して温かい気持ちが持てなくなり、果てには殺人を犯してしまいます。元ナチの将校もナチハンターにつかまらないためにひっそりと暮らしていたのが少年に偶然正体を見抜かれてから、ナチ時代の話をするようになり、当時の悪夢から開放されるために逆にまた動物や人間に残虐行為をする人間に戻ってしまいます。当時のナチの行為は絶対に否定されるべきですが、人間の心のどこかには面白がる気持ちはなくてもそういうことに好奇心をもってしまう面があるのは否定できないと思います。私自身は当時人間はどこまで残虐になれたのかを隠さずに知れば、人間はそんなことは繰り返さないと思いたい。ですが知ることは一部の人間には悪夢であると同時に誘惑にもなるのかもしれません。残虐行為をされる人の立場で考えるいう視点がこの小説からは意識的に排除されているようで、(元ナチの老人の行く末を決める人物が登場するまで)それが大人びている主人公の少年の未熟さをあらわしているのかもしれませんね。スティーブン・キングはあまり人気がありすぎてそれまで興味が持てませんでした。私は映画でしか接したことがなく、今回始めて原作を読みましたが、人気だけでない、すごい小説を書くなというのが正直な感想です。キングファンには鼻で笑われそうですけど。
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No.3:
(5pt)

何が一体怖いのか

キングの作品には直接的な恐怖とともに、そこに至る、それ以上の恐怖があることを示唆するものがある。この作品はその典型のように思う。キングが書きたかったのはナチの悪夢ではない。現代アメリカの抱えている、もっと根深い病巣について彼は書いているように思う。そして、なによりこの作品が恐ろしいのは、そういった病巣を書くのに、まだ若い少年を主人公に持ってきてさえ表現できてしまうという点だ。そして、この病巣は今の日本にも芽生えているような気がしている。
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No.2:
(4pt)

ショーシャンクの空にの原作

テレビで、ショーシャンクの空に、を見たときは、感動した。原作と知らずに、ゴールデンボーイを買い、壁の中のリタヘイワースを読み、原作と知ってうれしかった。私は、映画から入ったせいか、映像も、原作に劣らず名作だと思った。スティーヴンキングの作品はほとんど映画化されている。筋はいざ知らず、表現に少し品がないのでは、と感じるのは私だけだろうか。その中で、私の一押しの作品。(原作、映画とも)
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No.1:
(5pt)

特に「刑務所のリタ・ヘイワース」

短編というよりはちょっと長めの中編集だが、最初の「刑務所のリタ・ヘイワース」がいい。題名は確かにボクラの世代にはリタヘイワースから喚起されるイメージがなくてつらいかも(あるいはボクが無知なだけか?)、映画化もされていて「ショーシャンクの空に」なんて題名じゃなかったかな、ビデオで見た気もするけど、知的で不屈の闘志をもった主人公の魅力を映画で描くのはかなり難しいでしょ、映画の方はイマイチの失敗パターンってところだったと思う。 ただし原作の方はその魅力をいかんなく書き出している。一読をお奨めする。
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410219312X

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