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黄砂の籠城
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黄砂の籠城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全116件 81~100 5/6ページ
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この著者の本は書店で見かけていたものの読んだことはありませんでしたが、新聞広告を見てGWの読み物にちょうどよさそうと購入。話の展開、テンポが良く歴史物を今まで敬遠していた自分にもあっという間に読めました。 | ||||
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文章のリズムが良く、今まで歴史物が苦手でしたがすごく引き込まれて一気に読破しました。この本をきっかけに前後の歴史的背景も多面的に調べてみたくなるほどでした。満足です。 | ||||
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映画化が実現したら絶対初日に観に行くだろう! 松岡氏の緻密な描写のおかげで、 大作映画を観ているかのように鮮明なビジュアルが浮かび、また バーチャルリアリティのように、砂埃のさらさらした感触が身体の周りにあった。 歴史の中にこんな物語が埋もれていたとは驚きだった。 同時に、日本人であることの誇りと先人への感謝、 さらに自分も日本人として恥ずかしくない生き方をして、 はるか未来の日本人にその遺産をつなぎたいという思いが強く残った。 現代の日本人は、柴や櫻井をはじめとした登場人物たちの 地味なカッコよさを受け継げているだろうか、あらためて考えさせられた。 | ||||
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小説ながら現実をベースにややフィクションを織り交ぜた、と思わせないストーリーを展開するのは、この作者特有の構成力ゆえだと思います。百年以上前の史実ですが初見にしろわからない箇所が少なく、読みやすい内容になっています。 | ||||
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この作品を読むまで、義和団事件のことはまったく知りませんでした。日清戦争後の清国で実際にあった史実を題材にしており、この事件で日本人が活躍したこと、それが日本以上に諸外国に広まっていることを初めて知りました。この作品を読んで、日本人は決して負けていない、日本人であることに誇りを感じることができました。本作は、上下巻の作品でも一気に読めました。正直、松岡圭祐に歴史ものは似合わないと思っていましたが、作品を読み終えて、その考えは吹き飛びました。また史実を題材にした作品を期待したくなります。 | ||||
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歴史物ということで苦手意識もあり上巻はなかなか読み進めず時間がかかりましたが下巻は戦闘メインで テンポが良くすんなりと読み進めることができました。 略図があったおかげで、侵攻状況がとても分かりやすかったです 正直な話、義和団事件がどんな事件かさっぱり分かっていなかったのでこんなことがあったのかと 現在の日中関係みたいだと思いました | ||||
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歴史小説を読まない私ですが,松岡氏の初の歴史小説ということで手に取りました。 内容は,中国北京に閉じ込められた各国の連合軍と武装した秘密結社の義和団との籠城戦を 描いた物語で,そこでの活躍した日本人の勇姿を小説で書き上げています。 これまでの作品同様,登場人物たちの人間関係や心情を巧みに表現する事で, 物語の奥深さや籠城戦という緊張感が伝わってくる作品になっていると思います。 とくに後半は,話の続きが気になり,一気に読み終えてしまいました。 | ||||
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日本人としての矜持を再発見させられた気がします。 失礼な話ですが、松岡さんがこの様な一冊を書かれるイメージがなかったので新しい発見でした。 義和団事件、北清事変を柴中佐と櫻井伍長という登場人物を通して描写した史実にハラハラドキドキでした。 エルトゥールル号遭難事件を題材にした海の翼や その結果としての、土漠の花に描かれた日本とトルコの関係など、本来日本人こそが心に留めておかなければならない、今の日本を作り上げた日本人が持つ気概と言うか、精神をこうやって伝える書籍は大切にしたいです。 | ||||
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普段あまり歴史小説は読まないが、好きな作家なのでせっかくだから読んでみた。 読みなれない描写が続くものの、いつもの松岡圭祐らしい文章で書かれているため読みやすくもあった。 ただの日本人礼賛とは違う、新たな小説 | ||||
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歴史の一コマを臨場感たっぷりに描写してくれる。 自分が体験しているような緊張感、 躍動感を感じる。 | ||||
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「日本人が知らない英雄が、確かに実在した。」 Qシリーズで人気を確実にした松岡圭祐が新境地を切り開く。初の歴史エンタテインメント作品は、1900年の清国が舞台。扶清滅洋の旗印の下、義和団と呼ばれる集団が勢力を拡大し、それはやがて清国全土に広がった。各国公使館区域が包囲され、陸の孤島と化した中から活路を見出そうと躍進した日本人「柴五郎」。果たしてこの窮地から逃れることができるのか。スリリングな展開で読む人を飽きさせないのは、さすが松岡圭祐といったところ。上下巻の作品でも一気に読めると思います。 | ||||
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松岡さん初の歴史エンタテイメント作品。面白かった!1900年、北京で起こった義和団事件。『外国人排斥』を叫ぶ武装集団・義和団に対し足並みが揃わない列強諸国を纏めたのが柴五郎率いる日本。恥ずかしながら、この事件の事は知らなかったけれど松岡さんの読みやすい文章で引き込まれて行った。下巻が楽しみ。 | ||||
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西太后からの宣戦布告により義和団と清国軍と戦う事になった東交民巷の人々。戦闘や大切な人が亡くなって行く場面に胸が苦しくなった。援軍がやってきた時には本当にほっとした。史実に基づきながらも内通者などのミステリもあり、上巻より引き込まれて行った。こんな事件や柴五郎のことを知らなかった私は、松岡さんのこの作品が読めて良かったと思う。 | ||||
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「黄砂の籠城(下)巻」。とてつもない籠城戦を予感させた上巻では、勢いを増す義和団、各国公使館とその駐在武官の特徴、やりとり、そして柴中佐、桜井伍長という人物、杉山の死、千代の境遇、疑わしき人物・・などが描かれていました。 それを受けての下巻は、かなりミステリアスかつ、壮絶、スリリングな展開になっています。 清の正規軍となった義和団の猛攻により、援軍は進路を絶たれ、東交民巷は孤立してゆきます。次第にその中の各国公使館は占領されてゆき、応戦するも、日に日に、その領地を狭めるばかり。その都度狭まる東交民巷の地図が掲載されているのは親切でした。 食料も水も武器も徐々に底をつき、大切な人びとが死んでゆく。そしてそんな中、各国の軍医が毒殺されてゆくという奇怪な事件が起こる。 カトリックもプロテスタントもただただ祈りをささげるしかない状況。救いははたしてあるのかと・・・。 柴や櫻井はそのような過酷な状況下でも、礼節を忘れず、冷静に物事に対処してゆきます。 下巻は推理ものの要素も強く、朝鮮人参店の謎は、「千里眼1巻」を想起させますし、新しい命の誕生や、ラストのクライマックスあたり は、「千里眼の復讐」再びといった感じです。しかし決して千里眼を歴史ものに移し替えただけでないのは、やはり柴中佐と櫻井を中心に 、日本と日本人の美徳、きめ細やかさ、礼節をドスんと物語の中核に置いているからでしょう。 ラストの、千代との別れ、柴中佐との別れは、重苦しかった世界観にも、きらりと光るものを添えたと感じました。何か、生きる指針のごときものが結晶化したかのようです。櫻井はやがて柴のような人間になってゆくことを予感させます。日本人としての特質、そんなものは幻想と思うこともありましたが、この本を読んでると、いや、あるのかもしれない、いやある、と思えてきました。1900年に柴中佐という、こんな人物がいたんですね。それを知れてよかったです。 櫻井達は、初めは命を捨てることで勝利を成し遂げようとしましたが、柴に‶生きようとしていいのだ”と諭されて、変わります。そのことが戦いの勝利へとつながりました。話が少しずれますが、「るろうに剣心」というアニメでも、主人公剣心は、自らを犠牲にすることをやめ、生きようと望みながら、尚且つ人を守ろうとすることで奥義を会得するに至りました。生きようとすることがエネルギーを発するということなのでしょうね。 上巻の現代における、櫻井海斗が隆一や、柴をどう思ったかに関しては語られていません。それはきっと、死んだ杉山が手にしていた彫り物が示す意味、それが現代まで、現代における日本と中国の関係にまでつながっているから、かもしれません。だからあえて海斗は登場しなかったように思います。 戦争、ここで描かれている世界は、今の日常からしたら、かなり重苦しい世界です。作品としても、個人的には、ずっと読んでいたいというものではありません。しかし、読むことで見えてくるものは確かにある気がします。 「黄砂の籠城」上下巻、是非読まれてはいかがでしょうか。 | ||||
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あまり歴史小説を読んでいませんでしたが、冒頭は現在から始まりすんなり読み進めていけました。 この内容については詳しく知らずに読み進めていましたが、限られた区域内での国家間の対立や 主人公の人柄等については興味が出てきて先の展開が気になる展開でした。 義和団という不気味な集団や柴中佐と櫻井伍長のやり取りについての描写がすばらしく小説の世界に スムーズに入り込める様な感覚で読めました。 | ||||
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援軍がいつ到着するか分からない中で徐々に義和団に攻め込まれ敷地が狭まっていくスリルが味わえました。 食糧や医療品なども底をついていく。銃の弾も減っていく。内部にいる内通者の存在で互いに疑心暗鬼になっていく。 そんな絶望的な状況下でも日本の軍人として各国のリーダーシップをとる柴中佐と従う櫻井伍長のやり取りに惚れました。 最後まで希望を捨てずに戦う姿は非常にかっこ良かったです。最初はいがみ合ってた他国兵士と協力して難局を乗り切る シーンも良かったです。とても楽しく読めました。 | ||||
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著者が、「義和団事件」という歴史的史実をどのように表現しているのか、 興味津々で読ませてもらいました。 従来の作品同様、テンポのいい展開で、重々しい内容でありながらも、 最後は清々しく終結しており、読後感の良さは相変わらずです。 印象的だったのが、ロシア兵との間に、友情(?)らしきものが芽生えていくところです。 二人の共闘シーンには興奮しました。 略図があったおかげで、侵攻状況がとても分かりやすかったですし、 ちょっとしたミステリー要素も含まれているので楽しませてもらえます。 こういった作品を読むと、歴史に興味をもつきっかけになりますね。 | ||||
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下巻は上巻に比べて、戦いのシーンが多いため読むのが辛かったが、最後の終わり方は良かったなと思いました。 下手に上巻の冒頭のシーンの続きを最後に持ってこられるより、物語に浸れると思います。 ただの歴史物かと思いきや、所々少ないヒントで推理してく描写があり、あー作者らしいなと感じました。 次回作がミステリーなのか、はたまた新境地での作品になるのか楽しみです! | ||||
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から続く籠城戦は,その戦法ゆえにこちからは出られず,受け身が続く状況で, どうしてもダレてしまいがちですが,極限状態の中,狭まる防衛ラインの再構築など, 外の敵へというより,内に向いた戦い,やりくりが興味深く,最後まで引っ張られます. また,いくつかの謎が収束,まさかの反撃から一気に逆転へと繋がる終盤をはじめ, 史実に脚色(と思われる)を織り交ぜた演出が,一つの歴史を印象的に伝えています. ただ,テレビ番組などで見られる,日本や日本人への自賛行為を批判していた割には, そういう描写が目立つようで,落ち着いた雰囲気だけに嫌らしさはありませんでしたが, 横柄な西欧各国,それに対してと日本人を持ち上げる様子は少しやり過ぎにも感じました. その一方,事の起こりであったり,その根源にある差別や何度か出てくる宗教や信仰, はたまた,各国の思惑や義勇兵として戦った人々など,表向きは約二ヶ月の戦いですが, その中,そして前後には数多くのものがあり,角度を変えるたびに違う姿が見えそうです. | ||||
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籠城中に日本人の規律正しさが描かれる所は、ピーターフレミングらの証言や手記に基づく事実であり、あれを、冒頭で日本人礼賛を否定したのに本編で同じ事をしてるとか言いたがるのは、いったいどこを読んでいたのか腹が立つ。極限状態で日本人の本質が現れると書いてあるし、何より事実である。 | ||||
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