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黄砂の籠城
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黄砂の籠城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全116件 61~80 4/6ページ
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勇気とは、人としての誠実を如何に貫けるか?・・であり、これは評価や面子のために踊らされて、蛮勇に走る事とは全くの別物である! ・・という真の武士道を問う、すばらしい作品です!Qシリーズなど・・(人の死なないミステリ)シリーズで有名な著者ですが・・戦闘シーンの迫力も凄い!文句なしの大傑作です!浅田次郎氏の(蒼穹の昴)シリーズが好きな方には特にお薦めです! | ||||
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駐在武官の柴五郎や主人公の櫻井隆一伍長をはじめとした日本の軍人や民間人の活躍と立ち居振る舞いに多くの読者が感動したことだろう。 私は当時の国際情勢のこともわかって面白かった。 日清戦争の5年後、日露戦争の4年前に起きた義和団事変。 その折に北京の東交民巷(公使館区域)に籠城せざるを得なくなった11カ国の公使館。 各公使の発言力や公使館敷地の大小で当時の世界勢力図がよくわかる。 大英帝国がまだ強かった時代でもある。 清のことはもちろんやロシアが当時どういう状況だったのかもわかりやすかった。 また日本人の私からすればカトリック教徒とプロテスタント教徒の「わかりあえない感」は興味深かった。 これが一神教か(現代のキリスト教とイスラム教の関係も連想した)。 義和団事変とは西欧国家が世界中で行ってきたキリスト教を使っての植民地主義を中国でもやろうとした結果の中国人の反乱だったということを学んだ。 同じ中国人でもクリスチャンがなぜ義和団の攻撃対象になったのかもよくわかった。 明治という時代を知る上で読んでおいて良い作品ですね。 | ||||
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司馬遼太郎のように史実をベースにして登場人物に肉付けをして話の上を動かすといった手法の本ではないです。正直そんなところを期待して読み初めました。上巻の途中から、なんだかなァーという失望感にとらわれてしまいました。それでも下巻から持ち直すかと期待をつないで読み進めました。でも下巻になったらもう辛抱溜まりません。早く終わらせたくて会話部分だけ読む、斜め読みで読了することにしました。櫻井という若い陸軍の伍長が主人公です。この伍長は、英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、支那語とほとんどの国の言葉が喋れるという設定です。せめて軍での位を少尉くらいにしてくださいよ。この伍長が、スーパーマンのような大活躍をします。義和団が大挙して攻撃してくる中で、密室殺人が起こります。ミステリーの要素も盛り込んで、まさに大サービスです。このミステリー部分では、伍長は、金田一耕助ばりの推理もします。結局は、日本人ってスゲーという昨今巷に溢れている自画自賛話になっていきます。読んでいて恥ずかしさに身の置き所がなくなりそうでした。この話は、昔ハリウッドで「北京の55日」という映画になりました。勿論そのときは、ニホン人スゲェーではなく、アメリカ人スゲーでしたが・・・。この事件のあとでイギリスの公使が、この事件での日本軍の行動を賞賛したのは史実です。しかし、それを日本人がやるのは、恥ずかしいでしょう。本年上半期の悪本ベスト1でした。 | ||||
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面白い。どこまで史実なんだろうか、、と疑問を持ったりしなければ、引き込まれ、どんどん読み進めてしまいます。 日本人で良かった、という感情はあまり持たないようにして読みました。 | ||||
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武士道とは、死ぬことと見つけたり。 Non Non 生きて失敗しても恥ではなく、大義のためって言いながら、死に急ぐことが犬死であり、恥ではないのか? 生き延びることを恥じるな。 誇りを、希望を捨てるな。 覚悟、信念を持て! ネバーネバーネバーギブアップ! 誰かの犠牲の上での“生”ではなく、犠牲を求めず、全員が助かる道を模索するから、死中活あり。 無闇に威張ること、我が武勲を誇示することは恥ずべきことであり、称賛は他者がするものなり。 | ||||
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歴史小説が苦手な人にもお勧めな読み易さ、それでいて描写豊かで迫力がある 柴五郎の北京籠城の話だが日本が活躍し諸外国から尊敬されたのは史実の通り 登場人物やプロットの仕掛け、語り口など秀逸で夢中で読める | ||||
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なんとなく軽いタッチの小説ばかり書いている人という印象が先行して、 敢えて著者の作品を読もうとは思わなかったのですが、 義和団事件という題材の魅力にまけて初めて著者の作品を読みました。 想像以上に歴史を正面から捉えていてとてもよかった。 歴史ファンの読者も安心して読める作品です。 | ||||
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下巻では特に義和団がもつ集団の狂気や圧力、徐々に追いつめられる籠城側の切迫感がひしひしと伝わり、 一気読みせざるおえない作品に仕上がっている。 とてもよかったです。 | ||||
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一気に読みました。歴史小説は苦手でしたがこれは全く気にならず、引き込まれました。 | ||||
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柴五郎中佐。こんな人が歴史上にいたことを全く知りませんでした。感動しました。 | ||||
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史実や日本史に興味がある人なら、のめり込む面白さだと思います。 | ||||
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読み始めてから止まりませんでした。 自分がその場に居る様な描写、苦しい雰囲気が伝わってきました。 当時の方々が味わった苦しさなんかとは比べ物にもならないと云うより、比べたら失礼ですが明治維新からわずか30年足らず、 今から117年前、日本人の魂を世界に見せつけた本当の日本人が居た 感動しました | ||||
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しかし、そこには日本を世界に知らしめる壮絶な防衛戦があった 中国がらみの歴史書には興味が無かったが、松岡圭祐さんの本は8割くらい所持しているので意を決して読み始めました。 感動・哀しみ・悲しみ・歓喜入り乱れた素晴らしい書籍です。 願わくば、全ての日本人に読んでいただきたいです | ||||
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義和団事件は世界史では一行位しか出てこなかったので、ほとんど内容はは知らなかったのですが、読んでみて始めて理解できました。 中国に対してのヨウロッパの帝国主義が行われことが原因ですが、それぞれ国の考え方の違いが面白かったです。下巻を楽しみにしています。 | ||||
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ほとんどの日本人が知らない、隠れた歴史。 必ず読むべき一冊である。 | ||||
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柴五郎の存在は気になっていました。 「北京の55日」を始め欧米人に知られた 日本軍人として。しかしまとまった形で 人物像を読むのは初めてです。 痛快で、抑制のきいた冒険物語です。 | ||||
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確かに舞台や登場人物は異なるけれども、『千里眼』シリーズの読者にとっては首肯するメッセージや膝を打つシーンが多く、初の歴史小説云々とは関係なくまさに松岡さんの作品。表層的な日本人礼賛ではなく、多様性の理解、深い思いやり、知性への信頼に溢れている。何より極限の状態において人が人として守るべきことは何かを強く問いかけてくる。またしても傑作です。 | ||||
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登場する人達は実在した人物ということで、この時代の歴史にも興味を持てたし、こういう人達が日本を作ってきたと思うと自分も頑張ろうという気になる。下巻楽しみ! | ||||
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水鏡推理の時事問題のテーマとはうって変わり、史実に基づく歴史エンターテイメント。義和団事件の詳細は知らなくても、緻密な表現で知らないうちに引き込まれていく。日本人でもあまり知らない、外国人にも賞賛される日本人について知ることができる貴重な作品。新しい境地を開く作品でもあり、水鏡推理と共に次回作にも期待が高まる。 | ||||
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探偵の探偵、水鏡推理と松岡さんの小説を読んできましたが歴史小説まで書けるなんてびっくりしました。歴史小説は初めてだったので最後まで読むことができるか心配でしたが問題なかったです。義和団事件というのは授業で軽く聞いたなぐらいの印章しかなかったので深く知ることができてよかったです。私にはまだ難しくて理解できないこともありましたがそれでもなにが起きていたのか知りたいこれからどうなるのかとページをめくる手が止まりませんでした。最後は松岡さんの作品らしいスッキリとしたラストでよかったです。次の作品も期待しています。 | ||||
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