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黄砂の籠城
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黄砂の籠城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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他のレビューアーも言及してる通り、日本スゴイ系の臭いが強く、ちょっと受けつけない部分が多いです。 自国民をかっこよく描き他国民を悪者にするのはどこの国の作品も同じですが、この作品はそういうのではなくこの時代に大流行した「日本スゴイ系TV番組」と同じで、ことあるごとに外国人の口から日本人の美点を褒め称えた歯の浮くようなお世辞が続きます。 まあ、歴史小説でまで日本スゴイと言い続けてもらわないと安心できないくらい、今の日本は自信を喪っているんでしょうね。 | ||||
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私はどちらかといえば右寄りの考えの持ち主ですし、これまでいくつかの書評で「ストーリーに関係なくぶちこまれる稚拙な左寄りの主張」に苦言を書いたりもしてますが、この本はこの本であまりに日本人賛美しすぎてて、ちょっとその辺で気恥ずかしい思いをしました。それも「ふっ、まったく日本人にはかなわないぜ」みたいなことを外国人に言わせる場面が何回かあり、何だかなぁ。 肝心のストーリーは荒唐無稽であまりに主人公強すぎではありますが、まぁエンタメなので楽しめました。 | ||||
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日本人の謙虚さ、真面目さ、勤勉で勤労で勇敢で親切、 そんな「日本人って奥ゆかしくて優秀!」な感じがやたら書かれている。 それに、そういう文章にやたらハイライト(マーカー)が付いている。 最近のテレビでも外国人が称える日本人や日本の商品をフューチャーして 「すごい」って言わせてるインタビューや番組が多いので、少し食傷気味。 謙虚さ、どこ行った? 考え方は欧米化して、言いたいこと言ってやりたいことやって 超個人主義が格好良い的な現代に嫌気が差していたので、読んで爽快感はあった。 理想的な日本人が理想的な行動で周囲から称賛を浴びるけど常に控えめ、みたいな。 史実を交えて極めて理想的な日本人が描かれている。 でも、この本を読んで思うのは「昔は良かった」みたいなことじゃない。 昔も今も、嫌な奴はいるし、ダメな奴もいる。 だから、史実を交えた小説、っていう理解で読んで、とても面白かったです。 結局、日本人は日本人という人種を誇りたいんだと思う。私もそうだけど。 だから、自分だけでも正しく行動しようと思った。 | ||||
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人物描写も細やか、構成も緻密で展開もスリリング。一気に読み進ませる迫力はありますが、真に心に訴えかけてくるような心理描写が希薄で重厚感が感じられませんでした。面白いのに何か薄っぺらいような感覚がしました。 | ||||
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作品としては確かに面白く一気読みしてしまった。 ただ、やはりちょっと英雄視的な美談すぎて・・・。 義和団がどうしてそれほどまでに諸外国に恨みを抱き、強い残虐性を発揮するまでに至ったかの背景描写が薄い。 結果的にこの作品そのものも、作者自身が作品中で触れている「勝てば官軍、負ければ賊軍」のロジックで作られた物語の一種であるように感じる。 | ||||
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昔の日本人スゲー!本と言ってしまえばそれまでな内容 永遠のゼロとは違い実在した人物を描いた点は評価できるが如何せん二番煎じ感が拭えません おまけに開始が現代から始まるのに本編に入ってから結局現代に戻る事無くそのまま終劇というのはいかがなものかと・・・ 義和団事件というと歴史の授業で名前は聞いた覚えがあるが内容までは・・・という人は少なくないと思うのでその点で僅かでも興味を持ったら読んでみる価値はあるかと思います | ||||
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義和団事件という題材の珍しさはありますし、読みやすいですが他の人におすすめしたい!と思えるほどではなかったです。 日本人なら必読!のような煽りにふさわしい内容には私には思えませんでした。すいません。 買って損ということはないと思います。 | ||||
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週末で上下巻とも読みました。 下手に予備知識あると、柴中佐の持ち上げが不自然に思えてかえって良くないかも。 楽しく読める作品ではありますが、上巻冒頭で否定していたにも関わらず、最終的には 日本人の国民性素晴らしいといった展開がくどいくらいに繰り返されて少し辟易としました。 作者もそれが鼻につかないような文体で書かれてはいますが、やはり気になります。 | ||||
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から続く籠城戦は,その戦法ゆえにこちからは出られず,受け身が続く状況で, どうしてもダレてしまいがちですが,極限状態の中,狭まる防衛ラインの再構築など, 外の敵へというより,内に向いた戦い,やりくりが興味深く,最後まで引っ張られます. また,いくつかの謎が収束,まさかの反撃から一気に逆転へと繋がる終盤をはじめ, 史実に脚色(と思われる)を織り交ぜた演出が,一つの歴史を印象的に伝えています. ただ,テレビ番組などで見られる,日本や日本人への自賛行為を批判していた割には, そういう描写が目立つようで,落ち着いた雰囲気だけに嫌らしさはありませんでしたが, 横柄な西欧各国,それに対してと日本人を持ち上げる様子は少しやり過ぎにも感じました. その一方,事の起こりであったり,その根源にある差別や何度か出てくる宗教や信仰, はたまた,各国の思惑や義勇兵として戦った人々など,表向きは約二ヶ月の戦いですが, その中,そして前後には数多くのものがあり,角度を変えるたびに違う姿が見えそうです. | ||||
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『義和団事件』と,その混乱の中で活躍をした日本人たちを描く史実に基づいた一冊. この著者ならではのエンタメ性などは見られず,至って落ち着いた作風という印象です. それでいて,中心となる一人の男の言動,判断はまるで物語の主人公のようであり, 頼りなさげに振る舞い,部下に見下されながらも,窮地には決して引かずに押し通し, 西欧各国を相手に主導権を奪い,反論も結果だけで黙らせる姿は痛快で格好いいの一言. ただ,会津と長州の因縁を巡るやり取りなど,知識のない部分はどうしてもピンと来ず, 始まった市街地での攻防も,緊張感はありますが規模は小さく,盛り上がりには乏しく…. とはいえ,見どころはそういう派手さではなく,再びの戦乱へ舵が切られつつある中, どうにか耐え,生き抜こうとする人たちの言葉や決断をたどるものであるように思われ, そこに各国の思惑や裏切り,さらには謎が重なる様子は,続くに意識が向けられます. | ||||
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