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(短編集)

わたしが死んだ夜: アイリッシュ短編集5



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わたしが死んだ夜: アイリッシュ短編集5の評価: 5.00/5点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

読むには十分

表紙はややすり切れてましたが古さを考えると十分にきれいで、内部はまったく問題ありません。ありがとうございました。
わたしが死んだ夜―アイリッシュ短編集 (5) (創元推理文庫 (120-7))Amazon書評・レビュー:わたしが死んだ夜―アイリッシュ短編集 (5) (創元推理文庫 (120-7))より
4488120075
No.1:
(5pt)

夜の匂い、夜の空気を感じるアイリッシュのサスペンス。短編もとってもいいんですよ

夜の光と影、夜の匂い、夜の孤独。アイリッシュ(ウールリッチ)の
作品を振り返る時、そうした夜のムードを実にうまく捉え、描き出した
作家だと思う。
そして主人公の男を、それまでの日常空間から突然暗闇へと突き落とし、
ただならない孤独と不安感味わわせるサスペンスの妙、それを描き出す
ことに恐ろしく長けていた作家だったなあと思う。
私がアイリッシュの作品を初めて読んだのは、小学生の時だった。
あかね書房から出ていた『見えない殺人犯』を読みながら、はらはら
ドキドキさせられたのが忘れられない。後年、アイリッシュ短編集5の
本書を読んで、その作品が「コカイン」だったことを知った。
ああ、これこれ、これだったのかと、とてもなつかしい気持ちになった。
アイリッシュの中・長編では、特に『黒いカーテン』『暁の死線』
『喪服のランデヴー』『暗闇へのワルツ』に愛着があるけれど、
作品の完成度、サスペンスの出来映えから言うと、短編に優れて
面白いものが多いのではないだろうか。ひとつひとつの作品に
出来不出来の差こそあれ、どれもサスペンスの巨匠の練達の至芸を
感じさせてくれて素晴らしい。
ところで、アイリッシュの作品の雰囲気、味わいに非常に通じる
絵を描いた画家がいる。20世紀のアメリカを代表する画家で、
エドワード・ホッパー。夜の都会の光と影、そこに生活する
人間の孤独感を見つめ、絵に表現した。アイリッシュ作品の
雰囲気ととても近しいものを感じる。タッシェンジャパン
という出版社から、『エドワード・ホッパー』という画集。
アイリッシュ作品のファンには、一度ぜひ見てもらえたら、と思う。
創元推理文庫から出ている6冊の『アイリッシュ短編集』。
サスペンス作品がお好きな方なら、どこから読んでもきっと
楽しんでいただけるはず。なんせ面白くて、スリリングな作品が
ごろごろしている、そんな宝の山のような作品集だから。
わたしが死んだ夜―アイリッシュ短編集 (5) (創元推理文庫 (120-7))Amazon書評・レビュー:わたしが死んだ夜―アイリッシュ短編集 (5) (創元推理文庫 (120-7))より
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