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長い長い殺人
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長い長い殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全78件 21~40 2/4ページ
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それぞれ、登場人物の財布の視点からの表現は面白かった。が、財布ゆえに見えないという場面が幾つかあり、ヴィジュアルに訴えてこないところもあり、残念。 | ||||
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警察の捜査能力を信じ、捜査の限界を見極めた上で、警察を利用して行われた犯罪。新たな犯人像、犯行理由が提示されており、社会派ミステリ―としての要素を持つ犯罪小説であり、『模倣犯』につながっていく物語。「世間の連中は馬鹿ばっかりだ。俺と違って。俺の価値を誰もわかっちゃいない。」という犯人の不満は、昨今、かなり多くの人が持っているのではないだろうか。 ある目的のもとに行われた連続殺人を、関係者の「財布」を擬人化して、「財布」の視点で描き、それらの別々の話が一つの話につながっていくという手法が目を引いた。ただ、なぜ、「財布」視点なのかというのが疑問であり、「財布」であることには大した意味がなく、不自然さや突飛さを感じてしまう(最後の方に、合皮製と本革製の話が出てくるが、財布を選んだ理由としては弱い)。 犯人像なり、犯行理由にも、それほどの斬新さは感じられなかった。 また、「部下の財布」の章で、探偵が指摘した、部下に関するある事実だが、探偵の推理にはちょっと無理がある、単なる思い付きにすぎないと感じた。 | ||||
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財布がそれを持っている人について1章ずつ語っていくという形をとっているが、それ自体にやや無理がある。 斬新だが、こだわりすぎて肝腎の内容において、徐々に無理が来る。 ただし、財布が語るそれぞれの話が徐々につながっていくところはさすがで、それを期待しながら読んだ。 しかし、最後の結びがうまくいっていない。 ミステリーとしての出来はイマイチ。 | ||||
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途中までは面白かった!この中の誰かが真犯人かもしれないからと登場人物を必死で覚えていたのに、最後の最後に全然知らない人が……えっ。。。 | ||||
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最後まで先が見えず頭がついていけませんでしたが、さすが宮部みゆき作品です。 | ||||
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財布の語りによってストーリーが展開していくという趣向がおもしろかった。 | ||||
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宮部さんの作品は火車と本作しか読んだことないですが登場人物はクズな人とその被害者の2種類しかいないですね。 この作者は人が嫌いなのではないかというほど人のクズ部分を書くのが上手です そして両作に言えることが犯行を行った犯人の逮捕後が描写されてないこと。 本作はぽっと出の3人目の犯人の人生が少し書かれただけでした 中途半端にアリバイがある二人がどのように犯行をしたのか楽しみにしていたのに今まで名前も出なかった人が共犯者で殺人を実行していましたという残念なオチ 人目をあまり気にせず共犯者との電話をし何回も他の人に聞き取られる間抜けっぷり。 ご都合主義で無理やり終わられた感じがします | ||||
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自信満々で身の潔白を証明する犯罪者に世間が無罪と騒ぐ…あぁ…自分が歪んでるのかもしれませんが自信満々の犯人に世間は冷たいです。真実がどうだとしても…テレビで身の潔白しようとすればしようとする程、世間は冷たく当ります。残念。 | ||||
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最後まで、楽しく読ませてもらいました。 語り手が財布というのは斬新ではありますが、 財布ゆえに、登場人物の心の中が描ききれていないような物足りなさを感じました。 また、時として財布目線が薄れて来て、故意に財布であることを強調する部分もあり、 ちょっと不自然に思いました。 犯人が模倣犯のそれに近い人物像で描かれていて、この辺はさすがに表現がうまいなと感じますが、 もっと、もっと深く掘り下げて欲しかったです。 また、探偵が若い刑事の恋愛相手の二股を早い段階で調べ上げていたり、 相手の心理状態まで掴みきっていたりする場面では、 いまひとつ根拠が不足していて、出来すぎだなと感じました。 全体的に、すこし底浅な印象でした。 | ||||
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この作品が作者の後の傑作「模倣犯」や「理由」に繋がっていくという説明が良く分かる。それぞれ持ち主がいる財布が 語り部となる10作の短編。短編といってもそれぞれがリレー形式となり長編となっている。色々な登場人物が出てくるという 意味で「理由」に繋がる。そして殺人を楽しむ犯人達は、まさに「模倣犯」の犯人「ピース」とよく似ている。敢えて財布を 主役にするというある意味オーソドックスでないやり方をとらなくても、充分傑作になっていたであろう。まず作者のシチュエーション つくりの上手さはさすがである。文章や、掘り下げ度という意味では、上記の2作品には遠く及ばないが、充分骨格を 備えた作品になっていることも事実だ。 | ||||
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財布視点で語られるミステリだが、そのことに大して意味はなく、 むしろ事件の中心である探偵や少年や刑事あたりが主役だった方がよかったでもない 推理物として楽しめる要素はなく、社会派ミステリとしてもちょっとではあるが、 目まぐるしく変化するストーリーは中々に魅力的で、その点においては悪くない ただできれば一つの財布が様々な人の手に行き渡るような作品であれば、 もっと一貫性があってよかったかもしれない まあ気楽に楽しめる一冊だろう | ||||
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とてもよかったです! 色々な事件が起きるのですが その事件の1つ1つがつながっていて 10の財布が語る事件… その財布には 死人の財布、探偵の財布、証人の財布…などあって 財布視点で物語は展開していきます。 じっくりと時間をかけて読める作品です! やっぱり宮部みゆきさんは凄いですね | ||||
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想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。 | ||||
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何気無く購入し… 読み出したらやめられなくなりました! 陳腐な表現ですが、こんなにワクワクしながら本を読んだのは久々です。 少しずつ犯人のベールが剥がれていくかんじがたまらない。 殺されるひとの良い人さや、犯人の志向性が、模倣犯を彷彿とさせました。 あれが好きな人にはオススメ。 色々な財布の視点から語られるために、オムニバスのような形になっています。 それが落ち着かないという人には、読みにくい?かもしれない。 私はむしろ、そこが魅力的で楽しめましたけどね。 あとは、最後の詰め、唐突な印象があったので、星マイナス1にします。 | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算377作品目の読書完。2012/05/31 | ||||
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すでにTVドラマで公開されている原作だが、題名の割には中だるみも無く長い本にもかかわらず一気に読める。どっちが先か知らないが「模倣犯」に似ている。緻密な推理小説という意味で楽しめた。 | ||||
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財布視点で描かれる殺人事件。 ミステリーには、読者にトリックの手の内を全て曝け出す「フェアプレイ」と、隠しておく「アンフェア」がある。いきなり序盤から「アンフェア」というのはいかがなものか。その時点で読む気を無くしてしまった。 この作者は、文体やトリックの手法が高く評価されているが、私はどうも好きになれない。 | ||||
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財布が語る一つの事件… ふだん何気に使っている財布ですが… ここまで語られると痛い(ー_ー)!! なにせ万札なんてほとんど入らないのだから… 自分の財布はどんなことを感じているのだろうと ドキドキしてしまいました。 そして女の怖さ…共謀して殺人? うん、見事な流れです。 さすが宮部さんだな。 | ||||
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財布の視点でストーリーを語るという試みは斬新で面白い。 また、財布が語る個別の話が徐々につながっていくところはさすがである。 しかし、巧くつなげて行った先の真犯人の登場がかなり唐突で強引な感が否めなかった。 手法は斬新だが、ミステリーとしての出来は凡作ではないか。 | ||||
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個々の財布を視点にすすめていくその技法には感心したし、さすが宮部みゆきであるとは思うが、肝心の、なぜ犯人が犯罪に手を染めたか、という心理描写が充分でないように感じる。あれだけの犯罪を犯すわけだから、相当の動機が存在し、それが読者に納得出来る形で表現されなければならない。また、ニセの情報を流して犯人をつるというのもありきたり。手法は新鮮で筆力には感服したが・・・。 | ||||
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