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長い長い殺人



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長い長い殺人の評価: 3.97/5点 レビュー 78件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全58件 1~20 1/3ページ
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No.58:
(5pt)

経済と殺人

この1992年に出版された本を読むことを通して経済が解るようになりました。この話には、財布が語り手で、人間にとって財布の中身は大事だが、財布は全ての人間の行動が見られなくて、持っている人が殺されても、何もできなません。「失われた10年」という90年代には、経済の問題が多くて、宮部みゆきさんはそのことを見て、お金が人間関係を壊しているという感じがいっぱいの話を書きました。読んでよかったです。皆に勧めたいです!
長い長い殺人 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:長い長い殺人 (カッパ・ノベルス)より
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No.57:
(4pt)

多角的で丁寧な内容

一つの事件をあらゆる角度から見て、丁寧に表現しているため、とても長く感じた。さすが宮部さんだ。
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No.56:
(4pt)

作者のその後の活躍を予感させる作品

後ろの解説を読んで驚いたのですが、本作品の第一編『刑事の財布』は宮部みゆきのデビューの年に書かれたものなんですね。天性のストーリーテラーだったということが分かります。

各章の主人公の財布が語り手を勤めるという趣向の凝らされた作品です。たしかに誰でも何処かに行くときに財布、免許証は持って行きますものね。最も身近にその人と接している存在かも知れません。それに人間ではありませんから相手から警戒されるということもありません。でも、この物語に登場する財布はお互い同士全く連絡がないのですから、こう上手く話が繋がるというのは少し調子がいいかな、という気もしますが。

こういう小説を心理小説というんですか?とにかく単純な犯罪小説ではありませんよね。しかも一本筋ではなく、途中に万引きした生徒を信じて庇い裏切られる教師の話や本当に精神を病んでしまう女性の話を挿入するなど、話が一本調子にならないようにするだけでなく、人間のいろいろな面を描き出そうする試みには新人離れしたものがあったと思います。ただ、(ネタバレになってしまいますので詳しくは書けませんが)、人間心を病んでもここまでできるかなぁ、ここまでやってただ喜んでだけいられるかなぁ、というあたりは正直疑問に思いました。

とにかく記念碑的な作品。読ませていただきました。
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No.55:
(5pt)

宮部みゆきらしい物語に雰囲気が出てる

別に財布を、語り部にしなくても、十分、保険金殺人を素材にした作品になっ亭やと思うが。
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No.54:
(5pt)

面白い

宮部みゆきのファンです。
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No.53:
(5pt)

今頃読みました

ストーリーはドラマで観て知っていました。

なので今まで手を付けずにいましたが、ここにきて作者の未読本が

少なくなってきた。

そのため押さえておこうと手にしたのがこの本。

ドラマ同様、財布が主人公となっており、擬人化されている。

当時の作者は警察犬が主人公であったりで、人が小説の中心では

ない場合があり、面白く読めます。

ある意味ファンタジー物も人が主人公ではない場合があったなぁ。
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No.52:
(4pt)

財布が語る物語

こんな内容だとは!…と財布がこんな役割なんて!と驚きました。
宮部みゆきさんの小説としてはこういう推理モノを初めて読みましたが面白かったです。
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No.51:
(5pt)

人類史上初!主人公が財布かつ財布バディもの

『主人公が財布‬』
‪このパワーワード一つで引き込まれる本作。財布というのは誰かのATMという下品な話ではなく、文字通り財布。
財布が携帯され、持ち主と共有している情報のみが、語り部たる財布から読者に提供され、点(財布)と点(財布)が事件を繋ぐ異色の財布バディ物語‬
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No.50:
(5pt)

宮部みゆきさんの初期の作品

もう四半世紀以上前の宮部さんデビュー当初の作品です。私と宮部さんは全くの同年代なので親しみがあり読みやすく彼女のファンです。今年は彼女の全作品を読破する目標で、この作品は10冊目。
  ある殺人事件を巡って、登場人物達の財布のつぶやきで物語は進行するのですが、非常に面白くあっという間に読み終え、最後はほろっと涙しました。ネタばれになるので詳しく言えませんが、少しでも作品に興味のあるかたにはお勧めです。
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No.49:
(5pt)

ある保険金殺人事件について十個の財布が語る十人の登場人物

12月の夜に起きた一人の会社員のひき逃げ事件をきっかけに起きた保険金殺人疑惑をきっかけに
次々と殺された、被疑者への強請に失敗した女と被疑者の後妻、明るみになる被疑者の前妻の死、
劇場型犯罪と化し、毎日のように報じられる保険金受取人である不倫関係にあった二人の被疑者、
証拠がなく手を出すことができない警察――といった十人の登場人物たちの動きを各々が所有する
十個の財布の視点で描いた作品。
『財布の視点』と聞くと一瞬斬新さを覚えるかも知れないが、言ってしまえば『信頼できない語り手』
であり、完全さを求められる『神の視点』と異なり登場人物のバッグや上着の内ポケットに入っている
ことそして財布それぞれの『知的レベル』を理由に完全さを担保しないことによって読者に必要な
情報のすべてを与えなかったり、惑わせたり、ミスリードしたりすることに対するエクスキューズ
としている。
また、『犯人』に関しては色々な意味で「えっ! この期に及んでお前?」というツッコミを入れずには
いられなかったが、逆に言えばフーダニットからハウダニットへのさりげなく違和感のない移行に
成功しているという見方もできるだろう。
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No.48:
(5pt)

新鮮で切ない

新鮮で初々しい気持ちで読み進めることができました。切なさ、やるせなさなどの感情を実感しました。
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No.47:
(4pt)

狙った設定は関係なく、ちゃんと楽しめました。

財布目線での設定と短編のつなぎ合わせての構成。
の割には、別に変に狙ったものになるのではなく、普通に進行していき、違和感なく読めました。

お話も、犯人も、特に普通で、ある程度セオリー通りに読み進められたのが良かったです。

狙ったわりにふつうなのが面白かったです。
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No.46:
(5pt)

【 財布が語る連続殺人事件の真相 】

まず語り手が、被害者、犯人、探偵、刑事などそれぞれの財布。
なんてユニークな発想なんでしょうか。そして、この作品の語り手は財布でなくてはならないのです。
これが、例えば鍵やハンカチだったらこの作品は成立しないですもの。

個人的には犯人の財布が持ち主に対する感情が伝わってきて、切なくていいな、と思いました。
タイトルも作品にぴったりですね。
私のお財布はどんなことを考えているのだろう、とふと読みながらかんがえてしまいました。

宮部さん、本当に最高な作家さんです。
通勤電車で読むために本は毎回購入するんですが、自宅でも読んで二日で読了。

ありがとうございました。
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No.45:
(5pt)

面白かった。

それぞれ、登場人物の財布の視点からの表現は面白かった。が、財布ゆえに見えないという場面が幾つかあり、ヴィジュアルに訴えてこないところもあり、残念。
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No.44:
(5pt)

思いもよらぬ展開!

最後まで先が見えず頭がついていけませんでしたが、さすが宮部みゆき作品です。
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No.43:
(4pt)

面白かった。

財布の語りによってストーリーが展開していくという趣向がおもしろかった。
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No.42:
(4pt)

少しばかり底浅な印象です。

最後まで、楽しく読ませてもらいました。

語り手が財布というのは斬新ではありますが、
財布ゆえに、登場人物の心の中が描ききれていないような物足りなさを感じました。

また、時として財布目線が薄れて来て、故意に財布であることを強調する部分もあり、
ちょっと不自然に思いました。

犯人が模倣犯のそれに近い人物像で描かれていて、この辺はさすがに表現がうまいなと感じますが、
もっと、もっと深く掘り下げて欲しかったです。

また、探偵が若い刑事の恋愛相手の二股を早い段階で調べ上げていたり、
相手の心理状態まで掴みきっていたりする場面では、
いまひとつ根拠が不足していて、出来すぎだなと感じました。

全体的に、すこし底浅な印象でした。
長い長い殺人 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:長い長い殺人 (カッパ・ノベルス)より
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No.41:
(4pt)

「理由」と「模倣犯」につながる作品

この作品が作者の後の傑作「模倣犯」や「理由」に繋がっていくという説明が良く分かる。それぞれ持ち主がいる財布が
語り部となる10作の短編。短編といってもそれぞれがリレー形式となり長編となっている。色々な登場人物が出てくるという
意味で「理由」に繋がる。そして殺人を楽しむ犯人達は、まさに「模倣犯」の犯人「ピース」とよく似ている。敢えて財布を
主役にするというある意味オーソドックスでないやり方をとらなくても、充分傑作になっていたであろう。まず作者のシチュエーション
つくりの上手さはさすがである。文章や、掘り下げ度という意味では、上記の2作品には遠く及ばないが、充分骨格を
備えた作品になっていることも事実だ。
長い長い殺人 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:長い長い殺人 (カッパ・ノベルス)より
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No.40:
(4pt)

まあ楽しめる

財布視点で語られるミステリだが、そのことに大して意味はなく、
むしろ事件の中心である探偵や少年や刑事あたりが主役だった方がよかったでもない
推理物として楽しめる要素はなく、社会派ミステリとしてもちょっとではあるが、
目まぐるしく変化するストーリーは中々に魅力的で、その点においては悪くない
ただできれば一つの財布が様々な人の手に行き渡るような作品であれば、
もっと一貫性があってよかったかもしれない
まあ気楽に楽しめる一冊だろう
長い長い殺人 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:長い長い殺人 (カッパ・ノベルス)より
4334072364
No.39:
(5pt)

宮部みゆき、最高です!!

とてもよかったです!
色々な事件が起きるのですが
その事件の1つ1つがつながっていて
10の財布が語る事件…

その財布には
死人の財布、探偵の財布、証人の財布…などあって
財布視点で物語は展開していきます。

じっくりと時間をかけて読める作品です!
やっぱり宮部みゆきさんは凄いですね
長い長い殺人 (光文社文庫プレミアム)Amazon書評・レビュー:長い長い殺人 (光文社文庫プレミアム)より
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