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サイレンス



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【この小説が収録されている参考書籍】
サイレンス
サイレンス (文春文庫)

サイレンスの評価: 3.82/5点 レビュー 17件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.82pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(2pt)

凡庸すぎる

タイトル通りです。どこかで読んだような内容ばかりでかなり読み飛ばしました。

日本海側の小さな過疎の島、昔から美人で歌がうまいとほめられアイドルになりたくて選考を通過したのに、頑固な父親の無理解に妨げられて果たせなかった、その後憧れの東京へ出るもアイドルになれる年齢を逃したせいでマネージャー止まり、都会的なかっこいい男性と知り合うが彼が本気かどうかもわからない・・この間の記述や会話がとても凡庸で、特にヒロインと恋人の痴話げんかみたいな会話の内容がくだらなくて退屈でした。あまり利口でないヒロインといいかげんな男、どちらにもまったく好感が持てません。

何より、最初から話がどうなるかすっかりわかってしまい、そしてまさにその通りの展開になりました。ストーリー構成が安易でよくある話だからだと思います。意外性はまったくありません。あとがきで「終盤に至るまで細かい伏線が張ってある」と書かれていますが、張ってあるどころか伏線じゃなくて説明されまくってます。これだけほのめかしや説明が多ければ展開がわかってしまっても仕方ありません。

暴風と雪に閉ざされた島、人間関係が濃く、典型的な閉鎖的、封建的な田舎の不気味さ、舞台と雰囲気がいいだけに残念でした。
この著者さんでは「暗黒女子」を映画で見ていたことに後で気がつきました。これはおもしろかったです。これからの作に期待します。
サイレンスAmazon書評・レビュー:サイレンスより
416390591X
No.16:
(4pt)

思ったものとは違ったが、読後感は悪くなかった。

この作者の作品は初めてだけど、少しホラーっぽい雰囲気で妙に目を引く表紙の絵と、「婚約者が雪深い孤島で突然失踪……、故郷の島には恐ろしい“秘密”があった。」というシャッターアイランドを彷彿とさせるような文句に興味を牽かれて読み始めたが、なんか思ってたのとは違った。
あの婚約者のあのなりゆきを「婚約者が雪深い孤島で突然失踪」というのかい!...、とも思いましたが、この辺りから俄然面白くなって確かに一気読み必至ではあったので、まぁいいかなと。
「故郷の島には恐ろしい“秘密”があった。」と、「島」全体で秘密を共有しているかのような謳い文句が引っ掛かって、最後のシーンを何回も読み返してしまいましたが、お義母さんは何も知らないよね?
まぁ、このように謳い文句で想像したものとは違ったけれど、ある意味シンプルなプロットの読みやすいサスペンスで、この結末の読後感は悪くなかったです。
サイレンスAmazon書評・レビュー:サイレンスより
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No.15:
(4pt)

一読では読み解けなかった謎もあり、凝ってる

各章の初め半ページは、跳んだ時系列の場面が挿入されていたりして、ちょっと凝っている。
およその話はわかったが、スーツが誰のものだったのかは一回読んだだけではわからず、ネットで他人の口コミでわかった。なるほど。このようにあとで膝を打つ謎が書けてることは星に値する。が、実際に人口減を抱える地方の人は不愉快に思わないかと気になりました。
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No.14:
(3pt)

ちょっと怖い

すごくグサグサ刺さった反面、最終的には落ち着くとこに落ちついたけど、主人公の婚約者に対しての異常なまでの執着心と島に対する毛嫌い感が読んでてイライラしたし、呆れた。
だけど、漁港とか小さい島の話は好き。
こういう島暮らしいいなぁと思う。

この作者の著書を読むのは3冊目ですが、必ずホラーちっくな場面があるという印象を持った。
ジャンルとしては好きじゃないけど読みやすいから結局最後まで読んでしまう。
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No.13:
(5pt)

ハマりました

この手のじわじわするミステリーが好きです。この作品を読んで作者にハマりました。
一番好きな作品です。
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No.12:
(5pt)

秋吉ミステリーは一味違う

実在はしない、新潟の雪之島での奇妙なお話。堪能しました。

物語も強烈ですが、表紙のインパクトもなかなかのもの。この本だけは表紙をこちらに向けて飾っておきたい。
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No.11:
(5pt)

おもしろい

おもしろい。あっという間に読み進めた
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No.10:
(5pt)

やはり秋吉梨香子先生のサイコホラーは一味違う。

雪之島で生まれた女は共通するいくつかの特徴を有している。
1、東京に対して強い憧れを持つ。
2、どうしようもなくダメな男と恋に落ちる。
3、甲斐甲斐しく尽くし、都合のいい女に成り下がる。
4、未来には破滅と絶望が待っている。
そんな彼女等が島に彼氏、もしくは婚約者を連れてきたなら男は殺され、女は島の外に出さないために島民総出で画策し、妨害する。
最終的に女は島の男と結ばれ、子宝にも恵まれ、不便であり刺激も少ない雪之島でささやかな幸せを享受しながら生きていく。
まあ、本人が幸せであればそれでいいのだが、そこに至るまでの過程があまりにも陰湿過ぎる。
雪之島という土地自体が自らを存続させるために、女には上記のような特徴を付与し、島民には殺人や妨害工作のような陰湿な行為をさせていると思うと、非常に薄気味が悪い。

島で行われている殺人や妨害工作を島民がみな「黙認」しているからこそ、本書のタイトルが「サイレンス」なのかと思うと、作者のタイトルセンスの高さにただただ感服するばかりである。
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No.9:
(5pt)

未読者は私のレビュー読まないで

結局、たっちゃんという幼なじみにトシアキだっけ、どうしようもない深雪の婚約者は殺されたんですよね。氷室にトシアキの携帯が凍ってたから。深雪はどう思ったか?そう思うとなかなか面白いミステリーではないでしょうか?
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No.8:
(3pt)

雰囲気としては

ホラーっぽい印象もある。けして超常現象が出てくるわけではないけれども。
そういう不気味な成り行きになるのが面白いといえば面白い。
主人公をかわいそうだと愚かだとも思ったが、最終的に収まるところに収まってしまうしかないのが個人的には釈然としなかったので、そういう展開がホラーぽいなと感じた。
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No.7:
(3pt)

ちょっと?

予想したより怖さが足らなかった。
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No.6:
(5pt)

面白い

秋吉理香子さんの小説が好きで買いました。
読み始めたらどんどん話にすいこまれていき、気付いたら読み終わっていました。それほど面白かったです。
ミステリー小説は苦手だっだのですが理香子さんの作品を読み好きになれました。
購入してよかったです。新作期待しています!
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No.5:
(4pt)

単純なハッピーエンドで終わらせなかった「イヤミス」を評価

「イヤミス」を得意とする作者なので、そのつもりで読んだが、都会暮らしと島の暮らし、それぞれの嫌な点が赤裸々に語られる序中盤は本領の面白さ。が、読んでいて着地点をどこに求めるのか気になった。エンタメ小説の常道として、ヒロインが島での暮らしを選ぶのだろうと予想はついても、島暮らしの嫌な点をこれだけ見せつけられて、明るい未来への展望が開けるとは思えなかったのである。

 絵に描いたようなクズの最低男と結ばれる事だけは回避されたものの、この余りにも楽観的なハッピーエンドも違和感を覚えた。例えば婚約者について興信所に調べさせる行為を肯定的に捉えるのは、決して褒められた事でなく、陋習にこだわる島の保守的な体質の象徴と思うが、そんな島の未来を美化したラストはやはり違和感を覚えずにいられなかった。

 もっとも作者も心得ており、最後に若い親戚の彼氏を冬に連れて来るよう促したヒロインの悪意を描いて「イヤミス」として一応の面目は果たし、単純なハッピーエンドで終わらせなかった点は評価したい。
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No.4:
(1pt)

う〜ん、、、

絶対正義.聖母は面白かったけど、この作品には全く面白さを感じませんでした。これほど結末の予想できるサスペンスって、、、、。
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No.3:
(4pt)

結末は全て読めてしまうけど、楽しく読書出来ました

「暗黒少女」の作者である秋吉理香子さんの新作。架空の島だと思うが、新潟の沖合にある人口300人の雪乃島。島を出て都会で暮らす主人公は、お正月に婚約者を連れて帰省する。小さなコミュニティの様子が良く書けている。まるで、普通のヒューマンドラマのように進んでいく物語。そこは、秋吉さん。ちゃんとイヤミスが隠されていました。後半のスーツのところで、結末は全て読めてしまうけど、楽しく読書出来ました。
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No.2:
(4pt)

秋吉理香子らしい

秋吉さんらしい良い作品でした(^ν^)

絶対正義や暗黒女子のように多少ですが純粋に怖い(ゾクッ)とする場面がやはりありました。

舞台となるのは新潟県本土からフェリーに揺られ見えてくるのは人口(300人)程度の離島【雪之島
】が舞台となります。

『内容』【未読者注意】
主人公、深雪(ミユキ)はとても美しく幼いこれからアイドルに憧れていた。というよりも都会(東京)に憧れていた。島出身というコンプレックスを持ちながら上京した深雪は俊亜貴(トシアキ)と出会い雪見の両親に挨拶に行く話です。この島の女性は必ず幸せになれるそうです。何故なら島の守神が必ず守ってくれるからです。そして婚約者を島に連れてくるのは雪が綺麗で幻想的で神秘的なな冬場が良いと言われます。
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No.1:
(3pt)

ジワリと忍び寄る怖さ イヤミスと言うより恋愛サスペンス

秋吉 理香子さんの最新長編

物語の舞台は新潟本土の港からフェリーで約二時間の所にある雪之島(ゆきのしま)
人口は三百人足らずで信号機も病院もコンビニもない島です。

主人公である三十四歳の深雪(みゆき)は、アイドルを目指して故郷を離れたものの
その夢は叶わず東京の芸能プロダクションでマネージャーをしています。
両親に結婚の挨拶をするために婚約者の俊亜貴(としあき)を伴い
実家へ帰省する所から物語が展開して行きます。

最近欠かさず読んでいる秋吉 理香子さんの本ですが
今回も先が気になる展開でサクサクと読め一気読みでした。

いつもよりイヤミス感は少な目でしたが、孤島の閉塞感、島ならではの風習、島おこしの為に策を練る島民
島と海を護る神様である島霊様(しまたまさん)の存在
などジワジワと嫌な感じが続きます。

人物描写、風景描写は秀逸で深雪が道に迷い雪の中に閉じ込められる場面
俊亜貴が島を離れる為に使用したスノボが雪下のツル状の植物に絡みついた場面など
人物と風景が絶えず脳内映像で動いていました。

想像は出来た結末でありながらもラストはジワリとした怖さが残りました。

次回の作品も楽しみです。
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