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(短編集)
ニャン氏の事件簿
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ニャン氏の事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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ニャンニャンニャニャニャーニャニャ! と、思わず猫語でレビューを書きたくなりました。猫好きにはたまらないですね。ミステリーとしてはどうかな、とはこの際どうでもいいです。(「真鱈の日もあります。」ではマジ吹き出しましたが。)かわいい女の子もたくさん出てくるので、映像化を熱望します!旬の若手を多数起用して、10時台くらいのドラマで。猫語は人気声優さんがニャニャニャしか喋らないのも面白いし、本物の猫の鳴き声を合成しても面白い。 | ||||
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「ニャン氏登場」「猫目の猫目院家」「山荘の魔術師」「ネコと和解せよ」「海からの贈り物」「真鱈の日」の6話を収める短編集だ。 いずれも猫が名探偵役を務める。といっても、ニャーニャーいうだけなので、本当にこの猫が推理しているのかはわからないのだが。 とはいえ、猫を主人公としたことによるユーモアがとても心地よい。身勝手・尊大・鼻がきく。名探偵と猫というのは、けっこう共通点が多いのかもしれない。 ミステリとしても、きちんとした水準のものに仕上がっており、安心して読むことができる。 | ||||
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本書の探偵は猫。まあ動物探偵というだけならいまさら珍しくもありませんが、本作はひと味もふた味違います。猫のニャン氏がニャアニャアと鳴き声を上げると、お付きの秘書の丸山が人語に通訳してくれるのであります。猫も人間もニャアニャア連呼な真相解明はとってもシュール。これは丸山氏だけに聞こえる幻聴なのか? それとも通訳のフリをしてふざけているのか? などと疑っていたら……まさかのガチでした! この真相が一番ショッキングだったかも…… 全6編収録、それぞれ40ページ前後で完結のコンパクトな連作短編集。ストーリーはあってないようなものでして、何らかの事件の話題が持ち上がり、登場人物たちの推理が飛び交って、毎回のように途中で押しかけてくるニャン氏&丸山が真相を指摘してオシマイのオーソドックスな推理ゲームモノ。それでもワンパターンに陥るまいとして、日常の謎と見せかけて未発覚の犯罪を暴いてみせたり、登場人物たちの目の前で進行する事件をリアルタイムで扱ったりといった具合に各話ごとにあれこれ工夫を凝らしています。伏線の張り方やロジックの妙などはなかなか。 そんな本作のがっかりポイントは何かといったら、こうした連作ミステリにつきものの「連作を通して一つの物語を描く」。この趣向が、かえって自らの首を絞めてしまったのでは。 雑誌掲載の読みきり4編はそれぞれ楽しく読めたものの、書き下ろしの2編で大きく失速。アルバイト大学生の佐多くんがあちらこちらでニャン氏&丸山に遭遇するのも、猫語(?)と探偵能力の素質を見込んでの半分スカウト半分ストーカー行為だったという説明はおふざけのような設定との噛み合わせが何とも悪くて、聞かないでおいたらよかったという感じ。神出鬼没な押しかけ探偵ニャン氏&丸山の、珍妙で惚けた探偵活動で最後まで通してくれた方がよかったんだニャ。 | ||||
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