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翼がなくても
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翼がなくてもの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.63pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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本年2020年にパラリンピック東京大会があるわけで、本作品で描かれた障碍者スポーツでのアスリートの姿に興味を覚えました。 アスリート・市ノ瀬沙良にはあまり感情移入できなかったですね。いろいろな意味で唐突ですし、生き方もまた攻撃的でしたから。その心情の表現も類型的でしたが、200m走での走行中の描写は、得意の音楽物の同様に目の前に映像が浮かぶような精緻なものでした。 事故の加害者である相楽泰輔をもう少し描写していただくともっとストーリーの奥深さが伝わったのではないかと思いました。 中山七里さんは本当にストーリーテラーですね。様々なジャンルを取り上げ、そこで繰り広げられるスポーツでの激しい駆け引きや、裏方ともいえるサポートする人々たちの姿を魅力的に描いていました。そんな作者の想像力の素晴らしさを今回もじっくりと堪能させてもらいました。 悪徳という枕詞が付く御子柴礼司弁護士や警視庁の犬養隼人刑事など、それぞれの人物は、他書でも登場する人々です。2人ともシリーズものになっているほどの中山作品では有名人物ですから。それらをストーリーに絡ませる手法は健在ですし、上手く描いていたと思いました。 中山七里さんの作家としての上手さが今作でも生かされています。筆力のある作家なので読んでいても安心感がありました。なお、ミステリーですが、その趣きは少ないですね。 ミステリーとして読むとがっかりするかもしれません。関係者も限られています。5000万円の保険金のイメージもちらついていましたので。そんな制約もありましたから、アスリート小説としての趣きが勝ちました。 | ||||
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オリンピックを狙う200メートル走アスリート。それが、突然の交通事故で片足切断。ところが、一念発起、パラリンピックを目指すことに。交通事故の加害者は、隣に住む幼馴染。その突然の死(誰が殺した?)御子柴登場。犬養警部登場。冒頭から引き込まれるストーリィに、中山七里さんの超有名キャラクターが勢ぞろい。これは、すごい傑作になるぞ!と心躍らせたが、その割には、後半しぼんで、オチもなんだかな。。。期待が膨らんだだけに、ちょっと残念に思ってしまいました。 | ||||
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単純に好みの話ですが、ヒロインの厚かましさに苛々したw 「食い扶持の心配」が必要ない人物にはどんなに気の毒でも移入できないから もう初っ端に、部の枠から障害者枠になれば万々歳だろうよ部持ってる様な大きな企業ならちゃんと仕事すれば「その人の為の新規設備」を入れなくて済む「障害者枠を埋める」人材は結構歓迎されるのに。…でも仕事出来ないんじゃだめかあ。みたいな こんなエキセントリックなプロモーションで気に入る人の気持ちも分からないし、こんな自負ばっか肥大な売り込みを「ビジネスセンスがある」と判断する人の気持ちも分からなかった パラに関しては「結局『道具』の善し悪しなのねえ」の方に行ってしまった このヒロインのサポートをしようとする酔狂人のすべてが???だった ちなみに「おふくろが受取人になってる」生保の保険料はおふくろが払ってたんじゃ?それをどうこうする権利があるの保険料払ってただろう「おふくろ」だろう。が一番の引っ掛かりドコロだった。被保険者が自分だと、「自分の物」だと勘違いする人って、いるよね~的な 個人的にはこれはパスで良かった | ||||
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ドロンを使ったという点はあたらしいのですが、 2014年5月20日に施行された新法「自動車運転死傷行為処罰法」関連で、無免許運転による加重があるため、軽くなるのではなく、むしろ罪が重くなるのです。そこは、重大な間違いであるので、注意が必要だと思います。 | ||||
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中山作品が進化し続けていることを実感できる本。安心して読める。次回作にも期待したい。 | ||||
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作者お得意の手持ちのキャラクター陣登場の展開。 御子柴礼司モノというだけで個人的には無条件で購入しました。本作では犬養刑事との共演ですが、各々登場の度に人格、イメージ共に熟成されていく感があります。 犯人(?)もカネの出どころも読めばすぐわかるのですが、カネの動かし方が本作での御子柴の立ち位置でした。 主人公が自身の生きがいに対し打ち込む姿の描写は既作群同様精密で精緻です。 かくなる上は岬洋介と御子柴礼司の共演がファンの待ち望むマッチメークでしょうか。 更におなじみの刑事、医師等総出演の作品を期待せずにはいられません。 | ||||
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