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恐怖小説 キリカ
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恐怖小説 キリカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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面白かった!展開に意表を突かれるだけでなく、人間の嫌らしさを書くのがすごく上手い。ホラーの帝王キングなんかも化物より人間が怖いですよね。澤村さんの初期2作は既存のホラーの影響が強くライトノベル版三津田信三という感じでしたが、このキリカのあたりから自身の経験や物の見方が濃厚に出ています。頭いい人なんでしょう、文章は相変わらずサクサク読め、全体にすごい勢いでレベルアップしています。ホラー分野の外でも通用する作家だと思います。澤村氏が怖くて褒めてるわけじゃないですよ! | ||||
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他の作品にも通じるが、様々な視点から一つの物語が描かれており、現実とは様々な在り様の合成であり個人の視点では決して全体を把握することが出来ないのだと思い知らされる作品。 キリカ。それは確かに存在したが、どこにも存在していなかった。 読み終えたとき、作品と現実の境界が揺らぐ経験はなかなか得難いものと思う。 | ||||
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これは、色んな意味でこわい。 なんだこのタイトルと表紙は、とか思ってたら痛い目にあう。 是非先に、デビュー作のぼぎわん、2作目のずうのめ人形、そして著者のネット上のインタビューを少し読んで、著者の雰囲気とかデビューの経緯を知ってから読むことをオススメします。 突っ走って欲しいですね、これからも。 | ||||
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読みすすめて行くにつれ、どんどん面白さが増していき、一気に読んでしまいました。他にも書いている方がいましたが、最高!だと思ったのに評価が低い人がいて驚きです。 ストーリーが面白いのはもちろんですが、登場人物の話し方や状況の説明の仕方など自然で分かりやすく、頭の良い作家だと感じました。女性の話し方に「〜だわ」「〜なのよ」など使っていないのも好感が持てます。 ただ、本の装丁がアニメっぽいので、安っぽい内容に思われたら勿体無いと思いました。 | ||||
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凄く面白かった。ただ『ぼぎわんが、来る』を最初に読んでおいたほうがリアル感が増します。心霊モノではなくサイコホラー。読み始めは少々かったるいけど、読み進むうちに凄いことになってきます。アイデアがアイデアだけに『ぼぎわん~』のような読後の爽やかさはありません。あと可笑しかったのが、作者自身が『ぼぎわん~』の欠点?というか、ツッコミどころを十分認識していたところ(笑) | ||||
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レビューらしいレビューは他の方が書いているので感想程度に。 この人にしか書けない、オンリーワンな作品とかそういう感じはしないんだけど、文章力が高いのか先を読みたくなる構成が上手いのかついのめり込んで最後まで読みきっちゃう面白さがあると思う。 大まかな構成は前2作と同じでとりあえずお話として着地するにはしてるけど後味はあんまり良くないというのも同じです。 個人的にはホラーはキレイにすっきり片付かずモヤモヤ気持ち悪く終わるのが好きなのでそこも私の好みに刺さっていて良かったかな。 しょうもない単なる感想でも読み終わったらついなんか書きたくなっちゃう、そんな本。 あと、今まで色んな本を読んできたけど現実の作者自身のことを知りたくなったのは初めてかもしれないw | ||||
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凄い。この一言に尽きます。張り巡らされた数多くの伏線と、それを余すことなく回収する丁寧な描写。普段あまりホラーやミステリーは読まないのですが、最後まで抵抗なく読み進めることができました。むしろページをめくる手が止まらないほどに面白かったです。全てが結末につながっているので、途中退屈だと思うような読み飛ばしたくなるシーンも一切ありませんでした。 読み終わったあとすぐに「これは名作だ!」と思い、ネットで評価を確認してみたのですが、意外なことにそこまで評判は良くなかったので驚きました。他の方の意見を見ると、オチが読めるとか、殺害の動機が非現実的だとか、リアリティに欠ける、単純に猟奇的過ぎてグロテスクなどがありました。しかし、普段からこのジャンルを読まない私にとっては、全て許容できる範囲のものでした。作中で矛盾しているような点はありませんでしたし、どこか違和感があっても「わからなくもないな」程度で、脳内で勝手に補正していたようです。 引き込まれた要因として、私自身も趣味で小説を書いていた経験があるので、そこから共感が生まれて中身の理解につながったのかもしれません。相性が良かったとでも言いましょうか。 ただ、それ以上に物語の構成が面白すぎて先を考察する余裕なんてなかったというのも、また事実です。むしろ「この後どういう展開が起こるのだろうか」と、あえて楽しむために、自分の中の懐疑心を取り払って思考を遮断しながら読み進めるように努めていたように思います。 物語を読んでここまでハラハラしたのは久しぶりです。出版社と作家のやりとりなんかもかなり具体的に記載されていて、完成度の高さを感じました。それが全て正しいかどうかは別としても、私のような普段その世界を見たことがない人に対しても、そのような舞台を正確に頭の中に描かせることができるというのは、凄い表現力だと思います。それこそ本文の言葉を借りれば「幾度も校正がかけられてようやく完成された一冊なのだろうな」と、舌を巻きました。 ただひとつ、バットエンドだったのがかなり残念でしたが、タイトルの意味もしっかりと回収されていましたし、久しぶりに完成した一冊を読んだ気がします。 今作品のように、「これを読んでいないなんてもったいない」と思えるような本は、おそらくたくさんあるのでしょう。ただ、当たり前のように読んでいない人はそれがわからない。みんながそれに気づけていない。だから出版不況とか、活字離れなんて言葉が出てきてしまう。 陳腐な文章の羅列ではなく、一つの作品として非常に価値のあるものだと私は思います。納得できる一冊です。そのように考えれば、1,500円なんて……。作者がこの本を完成させるまでに費やした時間や労力を考えると、申し訳ないくらいです。 作者に一言、お礼を言いたくなりました。 | ||||
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•一章で大体読めてくる。 •殺人が罷り通り過ぎている。 ここら辺が、個人的には残念である。 しかし、筆者の挑戦には好感を持てる。 日本ホラー小説界の野心であって欲しい。 | ||||
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1作目、2作目とは異なる作風。 展開事態は想定可能だけれども、そこの技巧性が本質ではなくて、 作者としては全体構成を読ませたいんだろうな、と。 3作目で趣向を変えて、小説家視点の作品を出したと云うのが高評価。 | ||||
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俺は下手なことレビューできないなぁー。 んなことしたら澤村先生に殺されてしまう。 と、まぁーそれは置いておいて、、、。 「ぼぎわんが来る」「ずうのめ人形」そして今回の「恐怖小説キリカ」もハラハラドキドキしながら楽しませてもらいました。 次回作も楽しみです。 俺殺されないよね??? 読み終わってからレビューするとなんか怖いっすねー。(笑) と思える作品でした!! こういう作りの小説ははじめて読んだので楽しかったですよ。 | ||||
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うまい。澤村伊智は、ありとあらゆる手を使い、読者を恐怖に引き込む。 読んでいるうちに場外から観戦していただけの読者も、小説世界にどんどんと引き込まれていく。 「『ミザリー』に挑む」とあるが、著者は極めて著者らしい方法でもって、かの傑作ホラーに戦いを挑んだ。 結果はどうだったか……それは読者のひとりひとりが判断してほしい。 | ||||
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