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恐怖小説 キリカ
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恐怖小説 キリカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全51件 41~51 3/3ページ
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澤村伊智さんの作品は、読むのに時間がかかりません。 「恐怖小説キリカ」から、新しい知識を得ることは出来ないかも知れないけど、読みやすいです。 もちろん「黒い家」にはかなわないけど、こういう読みやすい小説があっても良いと思います。 澤村さんは実は親切な方で、難しい表現を一切使わず、読者に理解しやすい文章を書いているのかも知れません。 | ||||
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レビューらしいレビューは他の方が書いているので感想程度に。 この人にしか書けない、オンリーワンな作品とかそういう感じはしないんだけど、文章力が高いのか先を読みたくなる構成が上手いのかついのめり込んで最後まで読みきっちゃう面白さがあると思う。 大まかな構成は前2作と同じでとりあえずお話として着地するにはしてるけど後味はあんまり良くないというのも同じです。 個人的にはホラーはキレイにすっきり片付かずモヤモヤ気持ち悪く終わるのが好きなのでそこも私の好みに刺さっていて良かったかな。 しょうもない単なる感想でも読み終わったらついなんか書きたくなっちゃう、そんな本。 あと、今まで色んな本を読んできたけど現実の作者自身のことを知りたくなったのは初めてかもしれないw | ||||
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凄い。この一言に尽きます。張り巡らされた数多くの伏線と、それを余すことなく回収する丁寧な描写。普段あまりホラーやミステリーは読まないのですが、最後まで抵抗なく読み進めることができました。むしろページをめくる手が止まらないほどに面白かったです。全てが結末につながっているので、途中退屈だと思うような読み飛ばしたくなるシーンも一切ありませんでした。 読み終わったあとすぐに「これは名作だ!」と思い、ネットで評価を確認してみたのですが、意外なことにそこまで評判は良くなかったので驚きました。他の方の意見を見ると、オチが読めるとか、殺害の動機が非現実的だとか、リアリティに欠ける、単純に猟奇的過ぎてグロテスクなどがありました。しかし、普段からこのジャンルを読まない私にとっては、全て許容できる範囲のものでした。作中で矛盾しているような点はありませんでしたし、どこか違和感があっても「わからなくもないな」程度で、脳内で勝手に補正していたようです。 引き込まれた要因として、私自身も趣味で小説を書いていた経験があるので、そこから共感が生まれて中身の理解につながったのかもしれません。相性が良かったとでも言いましょうか。 ただ、それ以上に物語の構成が面白すぎて先を考察する余裕なんてなかったというのも、また事実です。むしろ「この後どういう展開が起こるのだろうか」と、あえて楽しむために、自分の中の懐疑心を取り払って思考を遮断しながら読み進めるように努めていたように思います。 物語を読んでここまでハラハラしたのは久しぶりです。出版社と作家のやりとりなんかもかなり具体的に記載されていて、完成度の高さを感じました。それが全て正しいかどうかは別としても、私のような普段その世界を見たことがない人に対しても、そのような舞台を正確に頭の中に描かせることができるというのは、凄い表現力だと思います。それこそ本文の言葉を借りれば「幾度も校正がかけられてようやく完成された一冊なのだろうな」と、舌を巻きました。 ただひとつ、バットエンドだったのがかなり残念でしたが、タイトルの意味もしっかりと回収されていましたし、久しぶりに完成した一冊を読んだ気がします。 今作品のように、「これを読んでいないなんてもったいない」と思えるような本は、おそらくたくさんあるのでしょう。ただ、当たり前のように読んでいない人はそれがわからない。みんながそれに気づけていない。だから出版不況とか、活字離れなんて言葉が出てきてしまう。 陳腐な文章の羅列ではなく、一つの作品として非常に価値のあるものだと私は思います。納得できる一冊です。そのように考えれば、1,500円なんて……。作者がこの本を完成させるまでに費やした時間や労力を考えると、申し訳ないくらいです。 作者に一言、お礼を言いたくなりました。 | ||||
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•一章で大体読めてくる。 •殺人が罷り通り過ぎている。 ここら辺が、個人的には残念である。 しかし、筆者の挑戦には好感を持てる。 日本ホラー小説界の野心であって欲しい。 | ||||
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著者自身が登場人物(主人公?)をそのものユニークな作風です。 その為か普通に現実の会社名や著名人の名前が出てきます。 正直興醒めなのでその辺はむしろ避けて欲しかったところですが 作風的にはあえてそうすべき部分と思えばツッコミは野暮でしょうか。 エア嫁ネタは普通の人には「なにそれ?」状態でしょう。 その辺は軽くでも蘊蓄を披露した方がすんなり受け入れやすいと思う。 あと作中であったレビューを引用しますが「リアリティ」がない、これに尽きます。 そのせいでネタ抜きでも★は3つまでしか付けられません。 以下ネタバレですが 「連続大量猟奇殺人鬼が大手を振って平気で生活出来る社会」 ムチャクチャです。 舞台はアメリカの僻地か何かですか? やり方も巧妙からは程遠くかなり行き当たりばったりで これが延々通じている様はご都合主義を通り越してもはやギャグです。 香川の「評価を悪く付けたヤツを狙う」と言うのも意味不明。 「人を殺したい病気(殺人衝動)」ならいちいちそんなものにこだわってる 余裕もないでしょう。 しかも面白いようにレビュアーが見つかります。 チンフェですらアレだけ本人のポカと人数と手間暇がかかったと言うのに。 最後の「使える」に関しては何をどう言っていいやら・・・ 使える、って殺人衝動の赴くまま殺人がしたいのか、それともレビュアーに罵られた 仕返し?と言う体をあつらえたいのかどっちなの? もはや本末転倒の感すらあります。 やたらと酷評されたがってような内容だったので評価は著者のお望み通り★1とします。 | ||||
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元妻です。 自分のことが小説に出てきたので驚いたけど、面白い体験でした。 さておき、感想を。 どこまでが本当かわからない不気味さは実体験をベースにした小説ならではだけど、 それだけに卑近で浅い印象がしてしまったのも正直なところです。 じっくりと時間をかけて書いた、全然違う世界の話、 重厚感のある話も読んでみたいと期待しています。 それにしても、貴方が途中で私を◯◯た件については書かなかったんだね。 まあ、書けないか。 | ||||
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1作目、2作目とは異なる作風。 展開事態は想定可能だけれども、そこの技巧性が本質ではなくて、 作者としては全体構成を読ませたいんだろうな、と。 3作目で趣向を変えて、小説家視点の作品を出したと云うのが高評価。 | ||||
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面白くなくはないけど、第1章のオチが読め、当たった時点で読む気が失せ、さらに第2章のスプラッター的展開と私的制裁っぷりにドン引きし、あり得なさに読む気が失せ、なんとか辿り着いた第3章以降では少し盛り返した作品。 正直、読書家なら第1章のオチはすぐわかる。そう思わせない為のちょっとしたギミックすら既視感が漂ってます。 最後の一文はよかったですね。多分本音でしょう。 有川浩の言う通り、ホラーの皮をかぶったエンタメ作品かなぁ。むしろ作者の執念こそ恐怖というか。というか多分、作者は実は「いい人」なんだと思う。 さて、こういう褒めてるのか貶してるのかわからないレビューは「対象」になるのかな? 本作で僕のレビューが途絶えたら、「そういう事」ですw | ||||
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俺は下手なことレビューできないなぁー。 んなことしたら澤村先生に殺されてしまう。 と、まぁーそれは置いておいて、、、。 「ぼぎわんが来る」「ずうのめ人形」そして今回の「恐怖小説キリカ」もハラハラドキドキしながら楽しませてもらいました。 次回作も楽しみです。 俺殺されないよね??? 読み終わってからレビューするとなんか怖いっすねー。(笑) と思える作品でした!! こういう作りの小説ははじめて読んだので楽しかったですよ。 | ||||
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内容はかのスティーブン・キング氏のプロットを模倣した(パクった)もの。所々に挿入される主人公の不必要な思考や文章はどう考えても不要。 読んで思ったことを一つ。 「「ミザリー」の足下にも及ばない」 恐怖心を煽ろう煽ろうとしているのは分かるが、数を読んできた読者にとっては白々しくも感じさせる文章。時々句読点の打ち方や擬音の使い方もおかしい。 何より、 「文章に魅力がない」。 小説は「伝えたいメッセージ」をそのまま書くのではなく、抽象的にストーリーを通して書かなければならない。それをこの作者は出来ていないし、これからも出来ないだろう。 居丈高な態度で、自分の作品を酷評するものを馬鹿にするのは結構だが、それでは成長も何もないだろう。 この小説の特別サイトに書いてあったことを引用する。 ───どんな方に読んでほしい作品でしょうか? 澤村:基本はどなたにも読んでいただきたいと思っていますが、特に下記の方々に。 ・「人間が一番怖い」と思っている方。特に、「人間が一番怖い」という考えがオバケや何かを怖がるより「高尚」で「理性的」で、「大人」だと思っている方。 ・拙作『ぼぎわんが、来る』『ずうのめ人形』を「つまらないと思った」方。リアリティを感じていただけると思います。 わたしはこの作者の作品を全て「つまらないと思った方」であるが、全くと言っていいほど澤村が言う「リアリティ」とやらを感じなかった。 このレベルで「ホラー小説界、エンターテイメント小説界の次世代を担う旗手として一躍注目を集めている。」はないだろう。 正直、紙の無駄なので、これ以上下らない子供騙しを出版してもらいたくないものだ。 迷惑。 | ||||
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うまい。澤村伊智は、ありとあらゆる手を使い、読者を恐怖に引き込む。 読んでいるうちに場外から観戦していただけの読者も、小説世界にどんどんと引き込まれていく。 「『ミザリー』に挑む」とあるが、著者は極めて著者らしい方法でもって、かの傑作ホラーに戦いを挑んだ。 結果はどうだったか……それは読者のひとりひとりが判断してほしい。 | ||||
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