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がん消滅の罠 完全寛解の謎
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【この小説が収録されている参考書籍】
がん消滅の罠 完全寛解の謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全120件 81~100 5/6ページ
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文章自体は大変読みやすいですが、同じような内容が何度も出てきます。 ミステリーですが…最後に納得できる感じでもなく… 新聞広告でみて、面白そうだと思ったのですが普通です(^^; | ||||
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人物描写や読後感については否定的レビューに部分的に賛同できる点もあったが、長編ミステリーの評価ポイントはやはり、残りページがどんどん少なくなっていくことが悲しくなる「あの感じ」ではなかろうか。 そういう意味では、『姑獲鳥の夏』をはじめとする京極夏彦氏の初期作品群に通じる「あの感じ」があった。勉強になるところも共通している。 ミステリーファンにはこの評価で十分ではなかろうか? | ||||
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本題に入るまでの序章が長すぎて退屈でした でも色々がん治療の勉強や保険の勉強もできる本です | ||||
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ネタバレご注意! 『細胞は自らを殺す機構を持っていて、それを抑制するシグナルによって生存してる』 ガンだって細胞なんだからアポトーシスを誘導してやれば良い。 …予想が容易す過ぎる。やり方まで当てるのは素人なのでさっぱり分からんかったがこれは本格ミステリなのか? 寧ろ夏目と羽鳥が導き出した出来レース仮説を聞いた時点で宇垣と佐伯が言うところの『不完全性』が気になって仕方がなかった。 まさかそんなボッコボッコな計画があってたまるかと読み進めるも、出来レース仮説は違うらしい⇨アポトーシスと結局予想の範囲を超えず。 コナンくんが小さくなった理由を知ってれば皆途中で分かるんじゃなかろうか。 読むまでワクワクさせてもらったから☆2つ。 | ||||
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こんなことあったら怖くないですかっ!ありえないこともないのかな?という、ちょっとリアルな世界。 伏線敷きや内容、最後の一幕、おおっ!というオチもアリで全体的に面白かった。 主人公のキャラクターがやや薄いかな。 で、敵方(?)がもう少しわる~い感じ、キレがあると、入りこめたかな。 キャラのメリハリがあると、もっとノリノリで読み進んだと思う。 当初のタイトル『救済のネオプラズム』の方がハマってると思うけど、 このタイトルの方が読者層が広がるのかな。 | ||||
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医療ミステリーですが、かなり緻密な内容です。 医療というより医学ですかね。 医学サスペンスホラーって感じですね。 瀬名秀明のパラサイトイブを読んでのめり込めた人なら きっとハマるのではないでしょうか。 ストーリーというか展開が少し読めてしまうな、と思っていたら 自分の想像を越えた展開で終わりました。 先が読めちゃう、と思ってた自分が甘かったです。 | ||||
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がん消滅という謎が気になり読みましたが、消化不良でした。 すべての謎を解くのは(素人には)不可能だと思います。 エンタメとしては読みやすく、そこそこ楽しめたので星3つですが、 amazonレビューでは持ち上げられすぎている気がしますので星2つにしました。 | ||||
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確かに大賞を取るだけあって、人物描写はそれなりに面白く、 病理学的・分子生物学的な裏付けがそれなりにある(?)トリックは 中々に読ませるものがありました。 (知人の細胞検査技師に訊いたらいくつか非現実的なところを 指摘していましたが)門外漢には結構納得させられてしまう ストーリーでした。 ただ、そこまでディテールに拘った割には、犯人の動機だとか 二重、三重に入り組んだトリックや「実は」という事情が サラッと書かれているだけで、何故そういうことになったのか、 という大事なプロセスがごっそり抜けていたりして、どうも 納得できない、感情移入も出来ない部分が散見されました。 ネタばれはしませんが、ラストのどんでん返しなども、「そんなに 簡単につるっと言ってお終い?なんでそうなった?」と首をかしげて しまいました。 なんというか、トリックは解いたけど、いくつも新たに謎が生まれ、 それが解決されないまま終わっちゃって、何かスッキリしません。 続編がある!のでしたら、判るんですが。 とにかく。 これ程の規模で大掛かりな犯罪をやってのけたのに、そこに至る 人間の想いや紆余曲折を、動機を、納得させてもらえない 残尿感が残る作品でした。 乞う、続編! | ||||
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トリックに科学的な整合性を求めるのはもちろん無理でしょう。 かといってSFと呼ぶにはあまりにも夢と創造力の乏しいお話です。 小説としての疵が気になって楽しめませんでした。 この作者に、2カ所出てきた「垣間見えた」の違和感を説明するのも大変そうです。 全く同じ表現が別のページで繰り返されていたり、他にも文章自体突っ込みどころ満載です… 障害のある子供のいる小暮さんの一連の癌と保険金に関する顛末は 障害者、一人親家庭の方々を見下していないと、この記述、展開にはならないと感じました。 障害者、その保護者、医師、ガン患者、保険会社の方、研究者・・色々な立場の方々、 もっと言えば人間に対する冒涜だと思います。 これだけのテーマを扱うのであれば、それに値する・・・ 失礼しました。エンタメ小説でした… それにしても登場人物の描写が説明的で一面的、誰が主人公なのかもわかりません。 小説としては破綻していると思います。 最終部分では制作費の安価な2時間ドラマのラストを楽しめました!! 最後の一行に感動したって? 十分予測出来ましたが、まさか恥ずかしくてそれはないだろう・・・と思っていたら そのまさかでした!!! | ||||
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P307に 「ごく初期のがんを発見し、 転移がないうちに…」という記述がある。 しかし、がんは、どんな新鋭機を使っても 数ミリ以上の大きさにならないと発見できない。 人間からみたら「ごく初期」でも、発見し得るのは 「がんの一生」でいえば、体内に芽生えてから およそ5年から20年を経たシニア期。 1ミリの段階で、すでに 100万個のがん細胞が詰まっている。 これは国立がんセンターのHPにも 載っている、キホンのキだ。 転移する「本物のがん」は0.1ミリ以下のときから 血液にのって全身をめぐり、 人間が発見したときには、とっくにあちこちに 転移を終えていることも、数多くの医学論文で報告されている。 そこをスルーした がん消滅理論は、カン違いでしかなく 本作は医療ミステリーではなく、オカルト小説だと思う。 | ||||
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タネ明かしを読んで、そんなの分かるかよ! と思ってしまった。考えながら読むタイプのミステリーではない。 この本の優れているところは謎の設定のみ。ただし、最後まで読むのはそこまで苦ではない。 そこそこ面白かったけれど、誰かに勧めようとは思えなかった。 | ||||
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P307に 「ごく初期のがんを発見し、 転移がないうちに…」という記述がある。 しかし、がんは、どんな新鋭機を使っても 数ミリ以上の大きさにならないと発見できない。 人間からみて「ごく初期」でも、発見し得るのは 「がんの一生」でいえば、体内に芽生えてから およそ5年から20年を経たシニア期。 1ミリの段階で、すでに 100万個のがん細胞が詰まっている。 これは国立がんセンターのHPにも 載っている、がん転移のキホンのキだ。 そして、転移するがんは0.1ミリ以下のときから 血液にのって全身をめぐり、 人間が発見したときには、とっくにあちこちに 転移を終えていることも、数多くの医学論文で報告されている。 そこをスルーした本書の がん消滅理論は荒唐無稽で、 医学ミステリーと呼ぶにはお粗末だと思った。 | ||||
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ストーリーは星1つ 謎と謎解きは星3つ 二転三転するのは良いのですが、真犯人の動機がよくわかりません 謎解きも取って付けたように解決していきます 読みやすい文体でスムーズに読み進むことはできました | ||||
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末期がんで保険金の生前給付を受けた複数人が完全寛解というあり得ない独特な設定。かつ「このミステリーがすごい!」大賞作と聞けば、読んでみたくなる。 一読後の感想としては、良い点として、本書を構成する2つのファクターが巧みで秀逸なのは間違いないと感じた。①がん完全寛解のトリックと②家族関係のファクターである。特に最後の一言には「ああ、そう来たか!」と、ミステリーの最後のパズルがぴたりとはまる観があった。300ページを超えるが、一気に読める本だ。がんの知識もある程度得られる。 ただ、読後、主人公は誰だっけという気にもなった。複数の登場人物が星座のように囲む中でストーリーが展開していくので、その中で自分が感情移入しやすい人物の視点で読んでいくと読みやすいのではないか。裏返して言えば、視点の整理が小説として不十分かもしれない。 どうかなと思った最大の点は、これだけの大規模な企てを立てた当人の動機がどうにも不十分で説得力に欠けること。本書は著者のデビュー作らしいが、物語の構図やアイデアは秀逸だが、それを支える人間心理や人の業の描き方には申し訳ないが、まったく満足できず、不自然に感じる場面も多々あった。がん患者の心理についても同様だ。私の知る末期がん患者たちは、苦しみの中にあっても少ない平癒の可能性を信じ、耐えがたきを耐え努めて明るく生きている。完全寛解という輝く未来があれば、末期がんの苦しみに複数回耐えることなどなんでもないだろう。がんがミステリーの道具立てに使われるのは、患者としては微妙な心持ちだが、がんについて多くの人の理解が進むならそれでよしとしたい。しかし、がん、生命というのは完全に管理できるような代物ではない。本書における完全寛解は文字通り本来あり得ないフィクションで、全体的にSFという認識で読むのが適切かと思う。 ともかく、アイデアと設定が極めて独創的なのは間違いないので、それを楽しむという趣旨で一読する価値は十分あると考える。 | ||||
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絶対作者は医療経験者だと思いながら読んでいたら やはりそうだった。 しかも海堂先生と同じ放射線医学総合研究所出身。 滅多に単行本の新刊なんて買わないのに我慢できなかった1冊。 面白かったです。勉強になりました。 しかし海堂先生のプロフィール見たらまだ放医研辞めてなかったのね。 本書いてないで仕事しなさい!笑 | ||||
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本書に書かれているがんに対する説明は正しいものと間違っているものがある。そのためミステリーというよりは、マッドサイエンティストもののSFとして読んだ方が楽しめる。SF評論家の大森氏が高得点をつけたのは、多分そのためでしょう。 | ||||
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トリックの質、豊富さも含めて、終盤の展開は圧巻であった。 医療用語も素人目線への説明配慮があり分かり易い。 中盤の展開が内輪、地域限定的で中だるみ感もあったが、 お世辞抜きにお勧めしたい作品。実際周囲に薦めてます。 秀逸であるからこその以下のもやもや感は、続編、シリーズ化の布石?として、著者に期待してしまいます。 ・最終的に1人は人の手で殺めている?が誰も逮捕されていない完全犯罪 ・トリック行為の動機の中に、なぜ偽善の要素が ・トリック行為の功罪を人は裁けるのか?(罪と罰的な要素) ・トリック行為を行ったとしても、がん進行コントロールは未解明? ・他の病院への波及から、警察、裁判と発展させられる可能性 | ||||
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2017年1月の本レビュー執筆時、「このミステリーがすごい!」大賞の最新の受賞作である本作品は、医学ミステリの傑作と呼んで差し支えないくらいの衝撃作です。 本作品の最大の謎は、「治る見込みのないがんが消失してしまう」というもの。 何と、大胆な謎の設定でしょう。 保険会社に勤める森川は、世にも不思議な「活人事件」に4件も遭遇していた。 いずれも、保険加入後、それほど経っていないうちに、進行がんが発見され、余命宣告を受けてしまう。 これに対し、生前給付として、数千万円を支払ったとたん、がんが消失し、完全寛解してしまったのだ。 彼は、学生時代からの知り合いであった、下島と夏目の二人の医師の力を借りながら、調査を進めるが…。 物語は、この調査と並行して、早期がんの発見に優れているだけでなく、再発した場合も、独自の治療方法で治癒させてしまうと噂される、ある民間病院の存在が描かれる。 いずれも、どうして完治が困難な進行がんを消失させることが可能なのか、という謎が浮かび上がってくる…。 正直なところ、物語の筋立てとしては、起伏に乏しく、やや説明調なところは、小説的な面白みをもっと追求してもよいように感じました。 しかし、そうした欠点を補って余るほど、がん消失という大きな謎を、豊富な医学的知見をベースに、専門的な知識のない人間が読んでも、なるほどと納得できるようなトリックで解明している点は、高く評価されて然るべきでしょう。 とてつもなく大きな謎と、その真相として暴かれる驚愕のトリックとは? このトリック、その内容を知った瞬間、もしかして、実現可能なのでは、と思わせてしまうところが、すごい。 何はともあれ、一気読み必至の作品であることは間違いありません。 すべてのミステリ好きに、自信を持ってオススメできる快作です。 | ||||
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「癌はうつるから」義母にそう言われて、末期癌の祖母と幼い娘の面会を禁じられ、孫の顔をろくに見せられないまま祖母を亡くした。と嘆く友人がいました。 癌のことをよく知らないだけではなく、間違った思い込みや不要な恐れを持つ人達、また、それによる弊害は少なくないと思います。 私自身、なんとなくの知識で家族の癌と向き合ってきました。かと言って医学の本を手に取ることはなかったし、読んだところできちんと理解も出来なかったでしょう。 この本は【ミステリーという広い門から入った幅広い層に、物語を読み解くキーとして自然な流れの中でいつの間にか癌に対する正しい認識を与える】という能力がある、と感じました。 幾重にも仕掛けられたうちの最初のトリックに、なんだこんなタネか、なんて思ったらもう著者の思うツボなのでしょう。気付いたら、手に負えない謎の数々に頭を占拠され、早く結末に辿り着きたくて寝食を忘れましたよ。 | ||||
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読みやすいが説明的で味気ない文章。人物描写も生きた存在感をおぼえるほどのキャラ立ちがない。病院や飲食店での医学的議論に終始する物語展開も平板で、新人作品にありがちな小説としての奥行きの物足りなさは否めない。しかし、不可能性にみちた大胆な謎の提示や、幾重にもほどこされた意外性のあるミステリとしての仕掛けはとても面白く、またガン治療などの最新の医療に関する情報小説としても興味深く読めた。手にとって損をしたとは思わなかったが、長所と短所をハカリにかけて、文庫本でもよかったかな…、というのが正直なところ。 | ||||
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