■スポンサードリンク


がん消滅の罠 完全寛解の謎



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

がん消滅の罠 完全寛解の謎の評価: 3.61/5点 レビュー 120件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.61pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全120件 21~40 2/6ページ
No.100:
(4pt)

見出しで買いました。

見出しで買ってみました。まあまあありそうな話でした。医者に対する思いはそれぞれありますが、大学病院とか、がんセンターとか、病気そのものに向かう姿勢は薄く感じられる昨今、こんな事を考えている医者もいるのかな~という印象です。自分ががんになったとき、本当に良い医者に出会う確率は何パーセントあるんだろうとか、考えると具合悪くなります。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.99:
(3pt)

vs「隣に座った女」その2 このどんでん返しは認めたくない!

↑なんでこんなタイトルをつけたのかは、「隣に座った女」(岩井田雅行・著)→「オーパーツ 死を招く秘宝」(蒼井碧・著)それぞれのレビューと関連しているからで、そちらのレビューからお読みいただくと、わかりやすいです。

(尚、レビュー最後に「これ以降はネタバレになります」の件(くだり)がありますので、ご注意お願い致します)

 というわけで、新人作家デビュー作比較、今回は「オーパーツ~」の前年の「このミス大賞」受賞作である。
 しかし、このタイトルはうまい。がんが、それもかなりの進行がんであれば、完全寛解することはない。そこに、どんなトリックがあるのか、大いに興味をそそられたものだ。で、読んでみて、ひっくり返った(よく、ひっくり返る奴だ)。

 まず「オーパーツ~」など比較にならないほど、よく書けている。本書が大賞受賞のレベルであるならば、「オーパーツ~」など、問題外のはずだ。ところが、これだけ、文章力や構成力に差があるのに、同じ大賞受賞とは、どういうことなのだ?
「このミス大賞」には、基準というものがないのか。他の賞では、一定のレベルに達した作品がなければ、「該当作なし」にするものだが、「このミス大賞」では、それが一度もない。

 あくまで、個人的な推測であるが、国内外の傑作ベスト10を選ぶ「このミステリーがすごい」が、評判になり、今や、ミステリファンの読書指針として、すっかり市民権を得ている。そこで、新人作家発掘を目的(にしたのだと思う)に、「このミス大賞」が作られた。当然、ミステリファンにとって「このミス」という言葉は、今や、おもしろさの認定語のようなものだから、「このミス大賞」作となれば、無名の新人作家の作品でも、つい読んでしまう。宝島社は、「このミス」という冠をつければ、売れるだろうと計算したのだろうか。そのため、「該当作なし」は文字通り「なし」にして、取りあえず、必ず大賞作を選んでいるのではあるまいか。

 でなければ、本書と「オーパーツ~」との出来映えの差がありすぎる。一体、大賞受賞の基準をどこに置いているのか。きっと、そんなものはないのじゃないか、と思いたくもなる。「このミス」という、水戸黄門の印籠じゃないが、その言葉をつければ、どんな駄作でも売れると思っているのだろうか。もし、そうならば、自ら「このミス」の名を貶(おとし)めていることになる。
 以上、個人的な推測でした(当たっていたら、怒るよ)。

 さて、本書は進行がんが突如、消滅してしまうという奇怪な出来事がテーマである。作者が、本物のがん研究者というところが要。個人的にもがんの最先端医療には、興味があり、若干の知識があるおかげで、がん治療に関して、実に、わかりやすく、丁寧に解説されているので、非常におもしろく読めたし、勉強にもなった。

 この点、つまり、ミステリの要素のひとつ犯行方法(ハウ・ダニット)の部分は、実におもしろい。なぜ、がんが消滅するようなことが起きるのか、その謎を主人公たち、腐れ縁仲閒たちが、集まっては、議論し、その謎にせまっていく。このハウ・ダニットに関しては、著者の専門分野だけあって、見事なミステリになっていて、実に痛快で、おもしろく読むことができた。

 しかも、ここで描かれた犯行方法は理論上では、可能なため、より楽しめると共に知識にもなった。ただし、実際に実行するのは、かなり危険を伴う人体実験であり、もちろん犯罪である。本書の如く、うまく、犯行がバレずに実行するのは、かなり難しいだろう。

 しかし、その一方で、犯人(フー・ダニット)と動機(ホワイ・ダニット)の部分が弱すぎる。というか、おそまつだ。特に、ラスト。次々と意外な事実が判明していく辺りが、ガッカリした。なんで、主人公たちが突き止めないのか。または、犯人の自白ではないのか。これまで伏線も何も書いてこなかった(故に、当然、主人公たちは、その真相を突き止める事が出来なかった)ことを、突如として、何故作者自身の言葉で解説してしまうのか。作者が答えを言っちゃ、ダメでしょう。登場人物に、証拠などから語らせなければ。

 どうやら選考委員の方々は、それでもいいと思ったのだろうか。が、個人的には、このどんでん返しは許せない。ただのひと言も書かれていなかったことを、作者自らががご丁寧に、裏の裏を語って、衝撃的な真相を書いちゃ、「なんじゃ、こりゃあ」である。そのことが、後に主人公たちにわかるようにでも、書かれていれば、まだ許せるが、主人公たちは、闇の中のままである。

 さらに、決定的なダメ押しがあるのだが、それはネタバレに関わるので、後回しにして、「隣に座った女」である。こちらは、最先端のがん医療などという特殊な分野ではなく、ごく平凡な犯罪であり、登場人物も、特別な能力やオーパーツ鑑定士のような専門的知識を持っているわけではない。しかし、実におもしろい。なぜかと言えば、構成と伏線の張り方が実にうまく、登場人物の描き分けもしっかりしている。つまり、読者を知らぬ間にミスリードさせ、勘違いや思い込みで混乱させることが、きちんとできているからだ。

 最初は〇と思ったものが、途中から△だったに変わり、さらに、いや実は□だったと、読者を混乱させ、先を読ませない展開になっているのだ。果たして、やっぱり〇なのか、もしかすると△かも、いや□で間違いないと思わせ、まったく違う答えを用意してみせるのである。しかも、ちゃんと、ひとつひとつが、本書で言えば、犯行方法を推理していく過程が秀逸なのと同様、ごく普通の犯行を、そう思わせない工夫と構成力が「隣に座った女」にはある。だから、読み進むにしたがい、途中でやめられなくなり、ひとつひとつの真相が暴かれるごとに、驚かせられるのだ。

 ミステリには色々な書き方があるが、「隣に座った女」は、痛快なエンタテインメントミステリとして、実に気持ちよく読者を唖然とさせてくれる。確かに、新人ゆえ、未熟な部分もあるが、こうして2冊の「このミス大賞」を読んだ限りでは、「隣に座った女」の方が、私には、断然、おもしろい。

(最後にネタバレを含む、本書の最大の欠点を書く。読みたくない方は、これ以降は読まないことをおすすめする。犯人をバラさないと欠点が書けないので)
 私は本書を文庫版で読んだのだが、40ページ後半で犯人と動機と思えるものがわかってしまった。あまりにも、簡単にわかったので、これはひっかけではないかと疑った。そう思わせるように書いておいて、実は、違っていたとなるのだろうと思っていたら、正解だったので、「え~!」と思ってしまった。

 主役のひとり夏目の御師である西條教授が、突然、辞職すると告げる。その理由を尋ねると「医師にはできず、医師でなければできず、そしてどんな医師にも成し遂げられなかったことをやる」ためだと答える。その言葉の意味を夏目は仲閒たちとあれこれと推測するのだが、なんで、それが医師にしかできない犯罪という答えが出せないのか、不思議でしょうがなかった。本書は仮にもミステリである。私は、すぐに西條教授が何らかの犯行を行うと考えた。それなのに、夏目たちは、見当違いの方をグルグル回りするだけ。その部分が、かなりのページを割いて、書かれているので、作者のひっかけなのかと思うものの、しかし、それならば、もっとサラリと流さなければ、イコール犯罪という考えが強くなるばかりだ。

 しかも、ご丁寧に、その言葉のすぐ直後に教授の娘が不可解な自殺を遂げたと書かれている。とすれば、娘の復讐が動機だなと直感した。しかも、その通りなのだから、「ありゃぁ」である。

 加えて、その復讐のために、巨額を投資して、湾岸医療センターを設立した意味が中途半端だ。ただ、復讐のためだけならば、そのセンターで行われている数々の犯罪を何故やる必要があるのか、わからない。一応、ラストを読むと、単なる復讐以外にも、まさに悪事を行うことを目的としているフシがある。つまり、西條教授の行動目的が実にあやふやなのである。

 なぜ、西條教授はそんな人物となってしまったのか。一応の説明らしきものはある(作者の言葉で、ですけどね)。しかし、それも唐突にラストだけに登場するため、まるで、人物像がボヤけてしまっている。犯行方法が秀逸な分、犯人と動機が、これでは読者を混乱させるだけだと思う。

「このミス大賞」では、本にする前に何度か書き直させることがよくあるらしいが、なんで、ほとんど冒頭で、犯人がわかるような部分を直させなかったのか不思議でしょうがない。

 しかし、犯人や動機に関する部分が、次作で上達すれば、作者の岩木一麻氏は、太成する」可能性はあると思う(さらにvs「隣に座った女」その3へ続くかも…?)
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.98:
(4pt)

面白かったけど、やってることのスケールとやる目的とのアンバランスさに、少しがっかり

医療ミステリーで、元々ややこしい内容であるものの、登場人物も少なく展開していたので
読みやすかった。
場面展開も緩やかで、少しずつ色んなことが分かるので非常に読者思いでした。

最後は、ある程度予想通りのどんでん返しや丁寧な謎解き、伏線回収があったものの、
「で、結局、何がやりたいの?」の目的が今一つ理解できなかった。

仇討ち?人脈を作って、、、?
やっぱり目的が理解できませんでした。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.97:
(5pt)

続編はでないのでしょうか

裏の裏の裏をかくような仕掛けが楽しめました。主人公たちのキャラや掛け合いもよかったです。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.96:
(2pt)

ミステリー風の人間ドラマ

最初はミステリーとして引き込まれる。「なぜ?」「どうやって?」とぐいぐい読ませる。
しかし、その謎ときは短く、しかも主人公の口を通してでもなく、
さらっと語られるだけで、ミステリーの「そうだったのか!」感にかける。
動機も不明瞭、尻つぼみ、スッキリ感もなく、モヤモヤが残って不快
特に最後のページ、最後の一文が嫌だ
結局、生物学上の親子関係がすべてなのか?
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.95:
(2pt)

安っぽい"人間ドラマ"であって、ミステリ的興趣は薄く、医療ミステリという名が泣く駄作

評判の医療ミステリという事で手に採ったのだが、期待を大きく下回る出来。「がん」が<完全寛解>する訳はないので、そう見せかけたトリックを暴く「How Done It?」ものかと思ったら、謎解きの部分は殆どなくてミステリ的興趣は薄く、作者としては"人間ドラマ"を目指したとしか思えない。

また、医療ミステリに付き物の、医学用語や疾病の説明に関する描写が多く、ウンザリした。それでも、その説明に謎解きのヒントがあるかと思って我慢して読み進めたのだが、明かされる"子供騙し"の様な手法には呆れ果ててしまった。作者にとっては本作がデビュー作の由だが、物語を創り語る筆力が著しく欠けているとの印象を強く抱いた。

本作には医者(医学教授)にありがちな、神に近い全能感を持つ人物が登場するのだが、これも類型的で少しも新規性を感じないし、物語はこの人物を中心とした安っぽい"人間ドラマ"なのだから、"何ともはや"である。医療ミステリという名が泣く駄作だと思った。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.94:
(4pt)

面白かったです

医療機器を扱う仕事をしていますが、普段はほとんど臨床には関わる機会はないので、いろいろ出てくる情報が勉強になるなと、付箋をつけながら読み進めました。
本当に臨床や研究室の現場を知っている人だと思うところあるのかもしれないけれど、私レベルでは十分に小説として楽しみながら勉強もできた点において良い作品でした。

最後は血縁関係の恨みつらみみたいなありきたりのメロドラマチックではありましたが、それでも予想ができなくて、わぁっ!と思いました。面白かったです。
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 がん消滅の罠 完全寛解の謎Amazon書評・レビュー:【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 がん消滅の罠 完全寛解の謎より
4800265657
No.93:
(4pt)

医師の悪意 ホワイトとダーク。突き進む方向が違うよ。

日本人の二人に一人は、がんとなる。
そして、三人に一人が、がんで死ぬという。
そのありふれた ガンのメカニズムが 明確になってきている。
遺伝子解析から、ガン遺伝子も読み取ることができ
それに対する治療方法も ある程度目処が立ち始めた。
分子標的薬を抗がん剤の仲間のように書いているのは、
もう少し、配慮が入りますね。
何れにしても、抗がん剤という仕組みが、
ガンの本質的な解決にならないことが、明らかになりつつある。
それでも、抗がん剤にこだわるのは、ガン研究の潮流からみると
違った方向に向いていると思う。

医師の持つ 殺意が 密室の中で行われる。
患者は、もう打つべき手はない。
本質的な密室殺人とも言えそうだ。

初期のガン細胞を発見する。
それを切除するのであるが、
さらに 進行型がんが 進み、転移する。
生命保険のがん保険、そして、リビングニーズ特約という仕組みを
うまく使って、ガンの発見そして余命を確認し
生前に 生命保険を受け取ることで、生活を立て直す。
この手法で、本来の貧困が解決するとは思えない。
小さな善意と大きなおせっかいというものだ。
少なくとも、悪意の 表の顔かもしれない。
 
しかし、その技術を それだけに留めずに
ガンを武器にして、脅迫まがいのことをする。
これをなぜ進めるのかの 共感が得られない。
また 反社会勢力との繋がりもなんとも言えない。
悪意の ダークな部分でもある。

悪意は、連鎖しているが、
結局は 娘の仇を取るということと妻の不貞を懲らしめるという
勧善懲悪の世界が 私情をベースにしているのが、残念である。

それにしても、TSL腫瘍崩壊症候群 というのが、
キイワードになり、ガン消滅の手法が明確化された
手腕は 素晴らしいですね。
西條先生の目的や行為は、ちょっと 違うけど
技術的な着目は 意外感があって 新鮮だった。
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 がん消滅の罠 完全寛解の謎Amazon書評・レビュー:【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 がん消滅の罠 完全寛解の謎より
4800265657
No.92:
(4pt)

テレビドラマと内容が異なります。

テレビドラマを先に見てから読みましたが、少し内容が違っており、十分楽しめました。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.91:
(2pt)

抱き抱き

先にテレビドラマを見てしまいました。なぞを知った後だったので、残り四分の一をほうりだしました。何しろむつかしい。漢字が読めないわけではないけれど、こんなにも漢字が多すぎる。文章が硬い。ドラマを見ていなかったら、ひと月くらい最後まで読むのにかかるだろう。いや最初のほうで投げ出してしまうかもしれない。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.90:
(3pt)

すっきりしない。

ううん、何でこうなるのか、良く分かりませんでした。頭を捏ね繰り回して作った作品ですね。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.89:
(3pt)

場面転換少なく議論ばかりの中盤

前半の掴みと、クライマックスはOK
しかし中盤の中だるみが残念。
場面転換がほどんどなく、セリフの応酬がダラダラ続く。

もうひとつ難を言えば、肝心の動機が取っ散らかり気味。
何となく散漫な感じで、あそこまで壮大な事を目指すにしては弱い気が。
「恨み」「リベンジ」「狂信的サイコ思想」、その他何でもいいのだが、
もっと絞って「やむにやまれぬ感」を描き込んで欲しかった。

ただ本作のメインディッシュである「緩解の謎は」は秀逸。
他が荒削りでも、これで「このミステリーがすごい」をかっさらったのだろう。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.88:
(1pt)

駄作じゃん!

こんな作品、なぜ賞がとれるのか不思議。
まあ、選考委員の責任もあるんだろうけど。

医学知識なさすぎ。

完全寛解などという、ありえない言葉を使うし。
寛解の意味を知らないのでは?

買って損したと思う久々の本でした。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.87:
(5pt)

最後の最後にものすごく詰まってる。

終盤が、とてつもなく面白かった。
そういった本です。
本自体の内容の感じは、理系の本好きが書いたって感じがしました。良いと評価される本に良くある取り込まれる感じはありませんでしたが、ネチネチしてなくて逆にいいと思いました。
たまたま新幹線に乗る前に暇つぶしに買った本でしたが、私の思い出に残る作品と間違いなく言えるでしょう。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.86:
(5pt)

難解ではある・・・が、しかし!!

どういうミステリかは知らずに買ったが、大変驚いた。

最初から70頁くらいまでの間は、慣れないし難しいし
あまり読み進めなかった。
また、帰宅時の電車で少し集中力を欠いていると、頭に入ってこない
時もあったり、全体的に速読しづらい本だと思う。

がんと、その関連知識の全く無い人が読むことを想定していて、
決して置き去りにはしないものの、考えなくていい訳ではない。
それなりに、社会や行政に関して関心がある人であることが
最低ラインではないか!?

ある種、壮大なテーマでもあり、考えようによっては荒唐無稽
と言えなくもない内容に、しっかり現実味を帯びさせて、読み物
として成立させるクオリティになっている。

解説で大森望氏が、自分が大賞に推したこと共に、茶木則雄氏が、
「日本医学ミステリ史上、三指に入る傑作、と断言するに吝かではない」
と指示したことも記している。

残念ながら選考委員の茶木則雄氏を詳しく存じないが、言わんと
することに納得してしまう。
他の二作は何だと言われても困るが、それくらいの事を言っても
いいくらいの出来だという点では間違いない。

就寝時間を削って読んでしまった快作である!!
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.85:
(4pt)

からのー!?ていう題名でもいいかも

展開が面白かったです!
一度読んでみる価値あり。ドラマ化しても面白いと思いました
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.84:
(3pt)

力作だけど魅力不足

著者の研究者としての知識が存分に生かされた力作。だけどそこどまりというか、何より登場人物に魅力を感じない。
とくに気になったのが夏目の妻。何も知らない読者のために、と設定されたキャラなんだろうけど、同じ大学出身で、出版社に勤める40歳近くの女性があんなにも何も知らないというのがおかしい。付き合いもながいだろし、いつも同じメンバーで飲んでる設定なのに、ことごとく「何もわかりません」的な質問をさせる。いちいち何もしらない読者の目線ですよ、みたいな感じの会話にゲンナリ。うまい作家さんはこういう見え見えのキャラ設定で白けさせたりはしない。
ただ文庫で買えるエンタテイメントとしてはたいへんにお得なくらい、力作だと思います。
単行本で買ってたら怒ってかもしれないけど。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.83:
(3pt)

現実的には(現時点では)あり得なさそうな話

固形癌に関しては、そう簡単に、薬物療法だけでは癌は寛解・完治しないことを前提として読むと、とても違和感を感じる作品。
皮肉なことに、胞状奇胎はそれが可能な固形癌なのにもかかわらず、なぜかそれを苦にして自殺したエピソードが出てくる。
まあ、近い将来こんなことが起こるかもしれないということで。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.82:
(2pt)

医学ミステリーとしては面白いが、背景のスケールが小さい

なるほど良く出来た医学ミステリー小説だと思いますが、作品に出てくる登場人物やスケール感が乏しく、いまいち感動するような場面もなく読後感もすっきりしません。

どうして日本人の作家はある枠の中に収まった作品しか書けないのか不思議です。もっとスケールを大きくしてテーマを訴えかけるような、響きのある作品が描けないのでしょうか。

この小説は作者の自己満足的な作品で、もっと幅広い視野でもって読者を唸らせるようなものを書いて欲しいです。
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828
No.81:
(4pt)

次回作が楽しみ

医療ミステリーとしては4つ星

ミステリー小説としては2つ星

他の方のレビューにもありましたが、誰が主人公なんだか、犯行動機も甘い、
最後の展開もありきたりで、
人物関係の発展も含めてもう少し展開が欲しかったです。

特に、
あのふざけた病院に法の裁きを受けさせてやる、
からの下りの回収を期待したのに、全くありませんでした。
当初から登場していた人物が尻すぼみで退場。

ネタバレになりますが、

法の元に裁くラストを書いた方が
もしくは裁かれたけど実は逃げてたぐはいの展開の方がきっと面白いだろうなあ、と思います。
あれはミステリーとしては、ありきたりの単に逃げのラストです。

そのあたりの技量が次回作でついていらっしゃるともっと面白い作品になるんではないかな?と思います。

ただ、これだけの医療知識を参考文献なしで書いていらっしゃるのは、経歴からみるとさすがだな、と思いました。

ミステリーとしてはイマイチなんですが、医療系、として読むなら面白かったです。

このミス大賞受賞者の方なので、ぜひ次回作に期待します、楽しみです、

期待値を込めて星4つです!
がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:がん消滅の罠 完全寛解の謎 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)より
4800279828

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!