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(短編集)
いまさら翼といわれても
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いまさら翼といわれてもの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全125件 101~120 6/7ページ
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タイトル通り自分は奉太郎の『やらなくていいことはやらない。やらなければいけないことは手短に。』の考え方に共感していて 今回その信条が出来た理由のエピソードが掲載されています。その理由と原作者の米澤先生の地文が物事に対しての見方を とても考えさせられる内容で読んでいて面白く、この作品を読めた事が本当によかったと思いました。 そしてヒロインでもある千反田えるちゃんがやっぱりかわいい。 | ||||
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古典部シリーズは全部持ってますが、個人的には一番面白かったです。 長くは書きませんが、奉太郎の過去やなぜ省エネ主義になったのか?をはじめ、摩耶花の決心、えるの葛藤など、10代らしいテーマが多くて読み応えがありました。 ミステリー物としてどうか?と言われると微妙ですが、自分はそもそも謎解きメインで読んでいるわけじゃなく4人の過去や日常、成長を楽しみに 読んでいるので、そこは評価対象にはなっていません。(謎解きはあくまでスパイス的な感覚) シリーズを読み続けている人には絶対オススメする作品です! | ||||
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表題の件は多分みなさん引っかかるだろうと思うが、学生時代だと迷ってしまう事はあるだろうし、その後自分はどうする、もしくはどうしただろうと考えるのでは?と思う。 これ以上はネタバレになるので読んで欲しいが人生こういう場面がいっぱい出くわすだろうし、責任感がある人ほど迷うのではないかと。 どういう結論を出すのかは今後出るであろう次回作である程度語られるでしょう。 千反田さん含む古典部の続きが気になるので、なるべく早く次回作をお願いしたい。 | ||||
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長い休日篇の奉太郎の挙動はあんまりにも不自然だからわざとらしい感が否めませんでした。逆に奉太郎が嘘ついてる証拠を見つけたくなりますね。 そして表題作のいまさら翼といわれても、これは雛みたいな終わり方ですね。果たして千反田は覚悟を決めたのか、最後まだ歌えできなかったのか、そのあと二人は蔵の中でめっちゃセ○クスしたのか。知っていたのはまた長い待ちになりそうだ。 | ||||
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待ちに待った「氷菓」シリーズの新刊です(涙) こんなに待たされて、期待は高まるばかりだったのに、期待通り、いや期待以上。 どの短編も読み終えたあとに、ほーっと息をつきたくなるような素敵な余韻がありました。 どれも素晴らしいのですが、個人的に特に余韻にひたってしまったのは、奉太郎の過去にまつわる2つの短編「鏡には映らない」と「長い休日」でした。 「鏡には映らない」は、「箱の中の欠落」を読み終えたあとだったからか、これぞ正義の味方!と叫びたくなり、 「長い休日」は、もう戻ってこない幼い奉太郎の素直さ、心優しさに胸が痛くなりました。 最後の短編は「いまさら翼といわれても」というタイトルから、なんとなく筋は想像できましたが、ラストの静かな呟きに胸打たれます。 どの短編も、様々な角度から、10代を経験した誰もが(10代をだいぶ前に卒業してしまった私でも)かすかに覚えているあの頃の傷つきやすさ、未来に対する真摯な気持ちを思い出させてくれます。 願わくば、もう少し刊行ペースを早めていただけると、少しでも10代に近い年齢で作品を味わえるので非常にありがたいのですが…。 | ||||
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古典部シリーズの中でもかなり面白い一冊だと思いました。 それぞれがそれぞれの思いを抱えながら時に優しく時に切なく未来を模索する。それがとても印象に残りました。 折木奉太郎千反田える伊原摩耶花福部里志 今後この四人がどのように進んで行くのか気になります。 そして最後に次刊はもう少し早く読みたいです‼ | ||||
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なんだか読んだら腹が減ってきたので、ちょっと飯食ってきます。 | ||||
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高校生が主人公の日常の謎系の草分け的存在のシリーズ、通称「古典部シリーズ」の最新刊が出ております。数年前にアニメにもなりましたが、もともとの小説が面白いシリーズです。 構成的には、今回も短編集で、折木奉太郎や千反田えるらを中心に据えたお話となります。 牧歌的なお話や日常の中に混ぜ込まれる、割合とビターな読後感は、流石イヤミスの米澤さんでもあります。『ボトルネック』や『犬はどこだ』でも見せた、人間心理の黒い部分が描かれます。 読み始めた時は、気恥ずかしさが先に立ちましたが。読み終わると意味深なタイトル含め、しっかりと古典部の世界に浸っておりました。 「私、気になるんです!」 のえるさんの悩み。 「やらなくてよいことはやらない」 がモットーの折木奉太郎のこのモットーの原点は何か。 漫研の分裂の裏側に隠されたはかりごとは何か。 いずれもなかなかに味わい深いです。 最終話は、すごく気になる引きで終わりますが、それも含めてオススメです。 | ||||
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古典部シリーズの短編集。各編、古典部の誰かしらがメインとなる話。私を含む読者が認識している古典部の面々たち。それをいい意味で裏切るような、過去と未来の話。早く次の作品も読みたくなった。 | ||||
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今までの作品の中で最も素晴らしいと言える。 特に『鏡には映らない』『長い休日』は特に気に入った。 また『いまさら翼といわれても』を読めば、今後の4人のについて知りたくて早く新作が読みたくなる。 | ||||
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最後の「いまさら翼といわれても」はえるが最終的にどうしたか書くべきだったと思うな。あの尻切れトンボは可能性が何通りも有り得るので少々気分が悪いです。 | ||||
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部員全員の過去と未来、それを糧にした成長を描いた短編集。アニメ化された『連邦は晴れているか』も載っています。 物語はもちろんですが、日常の描写も素晴らしいです。何回も読み返してしまいます。 個人的には(ネタバレかも?)折木の『走れメロス』の読書感想文がツボでした。 | ||||
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古典部シリーズの第一作である「氷菓」からもう随分たちますが、本シリーズの持つ雰囲気は本作でも色褪せることはありません。 米澤さんも本シリーズには特別な思い入れがあるのでしょう。とても丁寧に書き上げられている印象を感じます。 本作を通しての感想ですが、摩耶花の出番が多かったように感じた半面、里志はちょっと影が薄かったような気がします。 どのお話もファンには納得の出来だと思いますが、「私たちの伝説の一冊」は個人的にとても楽しめました。 摩耶花は奉太郎よりも心の感情が豊かなので読んでいて気持ちいいですね。 そして表題作「いまさら翼といわれても」。 多くは語りませんが、本シリーズに長年付き合ってきたからこそ、読み終えた後に感じるものがありました。 さて、今から次作が楽しみでなりません。 主役の4人がそれぞれどの方向へ歩きだすのか。 一人で妄想して待ちたいと思います。 | ||||
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古典部らしい謎解き要素はあるものの、ミステリ色は控えめに、むしろ部員四名のキャラクタを一作目氷菓の設定からするとだいぶ動かしてきたことを改めて伝え、そのための補助線を丁寧に引いていて、キャラクタを大事にしていることを感じさせる一冊でした。 若い時期なんだから、作中の一年で大きく成長してしかるべしですよね、とおっさん視点で微笑ましく読んでしまいました。 | ||||
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古典部シリーズ読者の最も関心のある話題の一つに、「折木と千反田の関係性」というものがあると思います。平たく言えば、恋仲になるみたいな展開はあるの!?ってことですね。 短編集的な印象を受ける本書ですが、「連峰は晴れているか」「長い休日」「いまさら翼といわれても」では、彼らの関係の発展が示唆されます。 これら3つの話で行われているのは「キャラの掘り下げ」というものに尽き、過去や未来を通じて2人の人間性により深みを感じられるものに仕上がってます。 一見よく意味がわからない題名「いまさら翼といわれても」というセリフが発せられるのは本書の最後の数ページになるわけですが、そのシーンは必見です。 読了後、彼らの未来を必死に想像することは避けられないのではないでしょうか。 | ||||
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アニメにもなった人気作「氷菓」シリーズの散逸していた番外短編を集めたみたいなもの。 「箱の中の欠落」こそ、主人公が折木でお馴染みの展開があり懐かしい感じがするが、 「鏡には映らない」と「私たちの伝説の一冊」は完全に伊原視点での展開となり番外短編の色合。 「鏡には映らない」はどうにも、当時流行っていたストーリー展開に作者が影響を受けている気がする。 もしくはライトノベルではなく推理ものとして展開する作品の境界を具現していると感じる。 「連峰は晴れているか」に関してはアニメで鑑賞していたが、やはり結末で折木の動機解説が回りくどいのが難点と言える。 「長い休日」は氷菓作品の欠落していた設定の一つで、設定の補完として重要と思う。 「いまさら翼といわれても」は作者の思い入れが強い千反田の生い立ち環境の設定部分を前提としているので、読み手の読解力に拠るかと思われる。 最後の二つに関しては氷菓シリーズの根幹でありながら陽の目を見ていなかった欠落していたパーツとして一読の価値が認められる。 氷菓シリーズで感じていた違和感が、この一冊で謎解きされている。 目に見える活字化されたストーリーとは別に、作品展開の行間に設定の展開があるという点では、氷菓はライトノベルに似て非なる推理ものなのだと痛感させられる。 | ||||
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米澤穂信先生の作品はどの話も読み終わった後の余韻というかなんとも言えない気持ちがクセになりますね。ところどころクスリと笑えるし、かと思えば、最後のいまさら翼といわれてもは、苦く切ない。おすすめです。 | ||||
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約六年半ぶりとなるシリーズ六冊目.既発の六篇を収めた短篇集となっていますが, からの続きや,主人公ら四人が揃ってというのではなく,個々に焦点が当てられ, 時間や将来などの言葉が織り込まれたそれらは,進級をして高校二年生となった彼らが, 残された学生生活の中で,自身や周囲のこれからを意識,考える巻だったように感じます. また,現在の主人公をかたち作ったとされる,少年時代の小さな謎と傷に触れる篇は, その内容はもちろんながら,昔の彼と今の彼,本当の思いはいったいどちらにあるのか, 当人は相変わらず本心は見せないものの,それを真正面から受け止めるヒロインの存在は, 彼も気付きつつあるようですが,思う以上に大きなものとしてその中を占めている印象です. そして続く最後の表題作.こちらはそのヒロインの過去,そして未来に関わるもので, 詳しい事情には触れられませんが,周りからは不思議にも思える彼女が迷い込む大穴は, 自らを理解してきた彼女だからこそのもので,その静かで悲痛な叫びは胸を締め付けます. 一方,自分の知らなかった彼女の苦しみを思い,傍に居てやろうとする少年の様子は, これまでとは少し違うまっすぐさが,『長い休日』からの目覚めのようにも映りますが, 実際は彼女が口にしていた通り,本質の部分は昔も今も変わっていないのかも知れません. 季節の流れは高二の夏から秋,冬へ.時間はみなに等しくも使い方はそれぞれであり, 先を見据えた者も手探りの者も,まだまだ悩み,決断を迫られることになるのでしょう. | ||||
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特に「鏡には映らない」が素晴らしかった。ひゃあ、と声を上げそうになる大ドンデン返し。世界の「観方」が変わる時、鏡に映らないものに気が付いてしまったとき、果たして私たちは摩耶花のように、真っ直ぐそれを受け止めることが出来るのだろうか? ……ああ、鬱屈! 折木はじめ古典部の仲間たちと同じ10代で、このシリーズや京都アニメーション版の『氷菓』に触れ、それから4年、すこしだけ歳を重ねた20代が「1年しか歳を重ねていない」彼らに触れれば、さらに読後感が深まるだろう。古典部の皆が抱えるジメジメした葛藤は、きっともう私たちにとっては“傷跡”になっている。普段は気にもかけないことだろう。けれどこれを読んで、「あのころの痛み」がフッと蘇ってきたとき――今の自分は彼らほど真摯に、そして愚直に物事に挑んでいるだろうか、と気づかされてしまう。作中で次々と示されてゆく、かつて“同級生”だった彼ら・彼女らの未来。今わたしは、彼らよりも遥か先の未来を生きているはずなのに、果たしてあの4人に顔向けできるような今を生きているだろうか? 何だかミステリの感想ではないのかもしれないけれど、とにかく、そんなことを感じずにはいられなかった。不思議なことだけれど。 瑞々しくも切ない、正にビターテイスト(で口当たりはライト)な青春文学。さあ、次はそれほど待たせずに(!)読ませて欲しい。 折木クンは何だか、現代の、のび太くんみたいだ。 彼がなぜこの物語の主人公たり得ているのか、それを証明するような短編集だと思う。 | ||||
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青春時代を送る彼らの苦い過去や苦い経験が語られる今作。 「瑞々しくもビターな全6篇」という宣伝文句の通りとは恐れ入る。 誰もが感じたことのあるような苦さのある日常と、それを取り巻く謎解きの作る世界観はさすがとしか言い様がない。 しかし偶には甘いもの、 具体的に言うなら”冬季限定のスイーツ”というのも味わってみたくなってきた。 | ||||
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