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怨讐星域
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怨讐星域の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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怨讐星域シリーズの3作目(完結編)。結末は予想通りと言えば予想通り。その結末に至る描写が老人の講演による回想とすることで、いい感じでまとまった。 この作品(シリーズとして)は、SFマガジンに連載されていたものをベースにしている。そのため、各エピソードが独立していて、それぞれを楽しめる。そして、全体を通して大河的な物語の展開を楽しめる。シリーズを通して感じたのは、数百年の物語を各エピソードに分解することで、リアリティーを損なうことなく読者に長い時間が流れたのを想像させた。本作品を読んでしまって残念なのは、連載で読んだ方がより楽しめたのだろうなと思ってしまうこと。連載だと雑誌が発行されるまでの時間が、各エピソード間で時間が一気に飛ぶところ(時間の流れ)をより感じられるだろう。つまり、エピソードを時間をおいて読むことでリアリティーが増すと思った。本シリーズを読むときは、エピソードごとに時間を置いて読むのをお勧めする。数百年の時間が経過するのを実感しながら、各エピソードのある意味生々しい、その時代の有り様を感じられる。 | ||||
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『SFマガジン』にて12-14年に掲載された分を収録,三巻同時刊行の三冊目で最終巻です. その幕切れ,物語の落としどころとしてはほぼ予想通りで,それ自体は悪くないのですが, 見せ場の『ファーストコンタクト』と『その後』が端折られてしまうラストは物足りません. また,全巻を通じて重ねられてきた数多くのエピソードも,どれもがほぼその場限りで, 印象の残るものも多かっただけに,ほとんど拾われず,広がりがなかったことは残念です. このほか,膨大な時間の流れと人々を描きながら,実はその大半が特定の血筋の人ばかりで, かといって,それが物語に影響することも少なく,次第に「またか」といった感覚になります. 思い返せば,地球からの脱出や,新しい星での厳しい開拓生活を描いていたがピークで, あとは細切れのエピソードを積み上げ,かろうじて目的地にたどり着いたといった読後感です. | ||||
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『SFマガジン』に連載(09-12年)されていたものを,加筆・修正して文庫化した第二巻. 全三巻の真ん中ということで,流れとしてはおおよそ安定,への繋ぎのようで, 巻末で著者も触れているように,数々の人やその様子を描いた短篇作品にも近い印象です. このあたりは,進み具合の鈍さであったり,全体を通したまとまりのなさが気になりますが, 恋愛から死が見えるトラブルまで,宇宙でも様々な積み重ねにより回っていることを感じます. そんな中,ただ現状を維持,次の世代へとバトンを繋ぐためだけに生きる人たちの様子や, 復讐を何世代にも渡って運命づけられながらも,どこかピンとは来ていない若者たちの姿は, 改めて,この物語が多くの時間,そして人々の間で受け継がれていることを意識させられます. また,終盤になるにつれ,間もなく起こるであろう,『対峙』を窺わせる場面が目立ち, 『怨讐』の言葉が冠された壮大な物語の行く末には,否が応でも期待は膨らんでいきます. 願わくば,これまでの多くエピソードが,活かされれるような結末であればいいのですが…. | ||||
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『SFマガジン』にて連載されていた作品の文庫化で,三巻同時刊行の第一巻となります. 本巻には06-08年分が収録され,巻末のコメントによれば,執筆は05年からとのことです. 消滅が予告された地球という設定の元,新しい星へと脱出していく人,残った人など, 複数の視点から描かれる展開で,序盤こそ中心人物が据えられた話運びにも映りますが, 数百年を巡ると思われる物語は,終盤には早くも世代交代の動きが描かれることをはじめ, そのときや場所,この世界を生き,死んでいく誰もがみな主人公であるかのような印象です. また,場面転換の多さに伴い,その移り変わりや早さに戸惑いを抱くことはあるものの, 多種多様な人間が集まる中,新しい星で文明や文化が発達していく様子はとても興味深く, 宇宙船で移動を続ける人々の不安や,地球に残って限られらた日々を懸命に生きる姿などは, 自分ならどういった選択を取り,どのように考え,生きるだろうかと考えずにはいられません. 一巻ということで物語はまだまだ序盤,いくつかの思惑と流れていく時間を追い掛けつつ, 多くの『主人公』たちの行く末,そして謎や疑問など,続巻への楽しみは広がっていきます. ただ,巨大な虫が出てくる終盤,さらに『G』が大活躍する最後の章はかなりキツいものが…. | ||||
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映像化されたらGの活躍に卒倒する人多発するな 挿絵があるラノベじゃなくてよかった | ||||
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