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怨讐星域



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怨讐星域の評価: 3.56/5点 レビュー 25件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.56pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

エピソードごとにゆっくり読みたい

怨讐星域シリーズの3作目(完結編)。結末は予想通りと言えば予想通り。その結末に至る描写が老人の講演による回想とすることで、いい感じでまとまった。

この作品(シリーズとして)は、SFマガジンに連載されていたものをベースにしている。そのため、各エピソードが独立していて、それぞれを楽しめる。そして、全体を通して大河的な物語の展開を楽しめる。シリーズを通して感じたのは、数百年の物語を各エピソードに分解することで、リアリティーを損なうことなく読者に長い時間が流れたのを想像させた。本作品を読んでしまって残念なのは、連載で読んだ方がより楽しめたのだろうなと思ってしまうこと。連載だと雑誌が発行されるまでの時間が、各エピソード間で時間が一気に飛ぶところ(時間の流れ)をより感じられるだろう。つまり、エピソードを時間をおいて読むことでリアリティーが増すと思った。本シリーズを読むときは、エピソードごとに時間を置いて読むのをお勧めする。数百年の時間が経過するのを実感しながら、各エピソードのある意味生々しい、その時代の有り様を感じられる。
怨讐星域Ⅲ 約束の地 (ハヤカワ文庫 JA カ 2-16)Amazon書評・レビュー:怨讐星域Ⅲ 約束の地 (ハヤカワ文庫 JA カ 2-16)より
4150311943
No.4:
(3pt)

一巻がピークだったような…

『SFマガジン』にて12-14年に掲載された分を収録,三巻同時刊行の三冊目で最終巻です.

その幕切れ,物語の落としどころとしてはほぼ予想通りで,それ自体は悪くないのですが,
見せ場の『ファーストコンタクト』と『その後』が端折られてしまうラストは物足りません.

また,全巻を通じて重ねられてきた数多くのエピソードも,どれもがほぼその場限りで,
印象の残るものも多かっただけに,ほとんど拾われず,広がりがなかったことは残念です.
このほか,膨大な時間の流れと人々を描きながら,実はその大半が特定の血筋の人ばかりで,
かといって,それが物語に影響することも少なく,次第に「またか」といった感覚になります.

思い返せば,地球からの脱出や,新しい星での厳しい開拓生活を描いていたがピークで,
あとは細切れのエピソードを積み上げ,かろうじて目的地にたどり着いたといった読後感です.
怨讐星域Ⅲ 約束の地 (ハヤカワ文庫 JA カ 2-16)Amazon書評・レビュー:怨讐星域Ⅲ 約束の地 (ハヤカワ文庫 JA カ 2-16)より
4150311943
No.3:
(3pt)

進み具合と話のバラつきは気になるが…

『SFマガジン』に連載(09-12年)されていたものを,加筆・修正して文庫化した第二巻.

全三巻の真ん中ということで,流れとしてはおおよそ安定,への繋ぎのようで,
巻末で著者も触れているように,数々の人やその様子を描いた短篇作品にも近い印象です.
このあたりは,進み具合の鈍さであったり,全体を通したまとまりのなさが気になりますが,
恋愛から死が見えるトラブルまで,宇宙でも様々な積み重ねにより回っていることを感じます.

そんな中,ただ現状を維持,次の世代へとバトンを繋ぐためだけに生きる人たちの様子や,
復讐を何世代にも渡って運命づけられながらも,どこかピンとは来ていない若者たちの姿は,
改めて,この物語が多くの時間,そして人々の間で受け継がれていることを意識させられます.

また,終盤になるにつれ,間もなく起こるであろう,『対峙』を窺わせる場面が目立ち,
『怨讐』の言葉が冠された壮大な物語の行く末には,否が応でも期待は膨らんでいきます.
願わくば,これまでの多くエピソードが,活かされれるような結末であればいいのですが….
怨讐星域Ⅱ ニューエデン (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:怨讐星域Ⅱ ニューエデン (ハヤカワ文庫JA)より
4150311935
No.2:
(3pt)

生き,そして死んでいくみなの物語

『SFマガジン』にて連載されていた作品の文庫化で,三巻同時刊行の第一巻となります.
本巻には06-08年分が収録され,巻末のコメントによれば,執筆は05年からとのことです.

消滅が予告された地球という設定の元,新しい星へと脱出していく人,残った人など,
複数の視点から描かれる展開で,序盤こそ中心人物が据えられた話運びにも映りますが,
数百年を巡ると思われる物語は,終盤には早くも世代交代の動きが描かれることをはじめ,
そのときや場所,この世界を生き,死んでいく誰もがみな主人公であるかのような印象です.

また,場面転換の多さに伴い,その移り変わりや早さに戸惑いを抱くことはあるものの,
多種多様な人間が集まる中,新しい星で文明や文化が発達していく様子はとても興味深く,
宇宙船で移動を続ける人々の不安や,地球に残って限られらた日々を懸命に生きる姿などは,
自分ならどういった選択を取り,どのように考え,生きるだろうかと考えずにはいられません.

一巻ということで物語はまだまだ序盤,いくつかの思惑と流れていく時間を追い掛けつつ,
多くの『主人公』たちの行く末,そして謎や疑問など,続巻への楽しみは広がっていきます.
ただ,巨大な虫が出てくる終盤,さらに『G』が大活躍する最後の章はかなりキツいものが….
怨讐星域Ⅰ ノアズ・アーク (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:怨讐星域Ⅰ ノアズ・アーク (ハヤカワ文庫JA)より
4150311927
No.1:
(3pt)

G大活躍

映像化されたらGの活躍に卒倒する人多発するな
挿絵があるラノベじゃなくてよかった
怨讐星域Ⅰ ノアズ・アーク (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:怨讐星域Ⅰ ノアズ・アーク (ハヤカワ文庫JA)より
4150311927

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