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失踪者
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失踪者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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(ネタバレ) 十年前に転落した樋口の死体が年を取っていた謎、樋口が生還の事実を隠して失踪した謎、樋口が榊のカメラマンになったことと同行登山での不甲斐ない姿、谷本勇一というクライマーの正体等、次々と謎を示して、最後まで読者の興味を引っ張っていくストーリー運びは中々のものだが、真相は何となく予想しやすいものであり、意外性には欠ける。榊と樋口の関係などは、予想していたとおりであった。 2016年の出来事、2003年の出来事、1991年に真山と樋口が出会ってから別れるまでの出来事が時系列順ではなくて、ランダムに記述されており、多少わかりにくく、未整理な印象を受けた。謎を先に提示し、真相を隠したままにして、読者の興味を引くための手法だとは思うが。 樋口が生還の事実を隠して失踪し、8000mの高峰でのクライミングを続け、さらにシウラ・グランデ峰で亡くなった理由には説得力があり、納得した。 私は先鋭的なクライミングについてそれほど詳しい知識があるわけではないので間違っているかもしれないが、作者の書いている内容には突っ込みどころがいくつもあった。 ・登山競技大会で、樋口は真山に自分のコンロ・燃料を渡しているのに、その後に独自の強行登山をしている。コンロ等の予備をさらにもう1つ持っていたのだろうか?考えにくいことだが。 ・衝立岩を登攀するような場合、ザックを背負って登ったりはしないはず。空身で登って、荷揚げをするのが普通では? ・40リットルのザックにポータレッジ等の宿泊装備は入らないのでは? ・雪壁・氷壁を登る時にはアイススクリューしか使わないのが普通で、カムは使わないので持っていかないと思うが? ・雪山でテントを張る時には、テントの下に雪を少し盛り上げたりせず、事前に十分に踏み固めるのが普通では? ・真山が「替え玉登山」に気づいた理由として、視線の高さの違いを上げているが、斜面なので身長差は視線の高さの差にはつながらないと思う。 | ||||
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というのも70%程度読んだ時点で結末が見えた。そこからは惰性で読んだ。ちょっと冗長な感じがしました。 最近、自分にとって、現実の方が小説より奇なりで、フィクションにどっぷり浸かれないので、すみません。 | ||||
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