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容疑者



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【この小説が収録されている参考書籍】
容疑者〈上〉 (集英社文庫)
容疑者〈下〉 (集英社文庫)

容疑者の評価: 4.00/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

一人称現在形で、臨場感たっぷりに進行するドラマ

10数ヶ国語に翻訳され、30カ国以上で刊行されているというマイケル・ロボサムのデビュー作である。
主人公である42才の臨床心理士ジョーの一人称現在形で、臨場感たっぷりにストーリーは進行して行く。

‘わたし’は、仕事も順調で、愛する家族に囲まれて生活していたが、ある日、パーキンソン病という難病に冒されていることを告知される。しかし‘わたし’の不幸はそれだけではなかった。全身を21ヶ所も刺されて殺された看護師キャサリンの事件捜査に協力したところ、みずからがその事件の容疑者とみなされ、逮捕されてしまうのだ。キャサリンはかつて‘わたし’の患者だった。何者かが自分を陥れようとしているのを知った‘わたし’は48時間の拘留期限が過ぎて一時釈放され、真犯人を追う。

実は‘わたし’には犯人と目する自分の患者がいた。事件の真相へと近づくべく彼の過去を追うのだったが、そこには自分自身の過去にも結びつく驚くべき事実が待っていた。そして畳み掛けるように終決する第3部で明かされる意外な実行犯。

難病を抱えた非力な男が窮地に陥りながらも勇気を奮い起こして愛するもののために闘う等身大の姿には共感を覚える。また、臨床心理士である‘わたし’の眼を通した心理描写の巧みさも本書の読みどころである。
容疑者〈上〉 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:容疑者〈上〉 (集英社文庫)より
4087605159
No.1:
(3pt)

一人称現在形で、臨場感たっぷりに進行するドラマ

10数ヶ国語に翻訳され、30カ国以上で刊行されているというマイケル・ロボサムのデビュー作である。
主人公である42才の臨床心理士ジョーの一人称現在形で、臨場感たっぷりにストーリーは進行して行く。

‘わたし’は、仕事も順調で、愛する家族に囲まれて生活していたが、ある日、パーキンソン病という難病に冒されていることを告知される。しかし‘わたし’の不幸はそれだけではなかった。全身を21ヶ所も刺されて殺された看護師キャサリンの事件捜査に協力したところ、みずからがその事件の容疑者とみなされ、逮捕されてしまうのだ。キャサリンはかつて‘わたし’の患者だった。何者かが自分を陥れようとしているのを知った‘わたし’は48時間の拘留期限が過ぎて一時釈放され、真犯人を追う。

実は‘わたし’には犯人と目する自分の患者がいた。事件の真相へと近づくべく彼の過去を追うのだったが、そこには自分自身の過去にも結びつく驚くべき事実が待っていた。そして畳み掛けるように終決する第3部で明かされる意外な実行犯。

難病を抱えた非力な男が窮地に陥りながらも勇気を奮い起こして愛するもののために闘う等身大の姿には共感を覚える。また、臨床心理士である‘わたし’の眼を通した心理描写の巧みさも本書の読みどころである。
容疑者〈下〉 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:容疑者〈下〉 (集英社文庫)より
4087605167

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