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空飛ぶタイヤ
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空飛ぶタイヤの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.69pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全741件 661~680 34/38ページ
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| 沈まぬ太陽と同じぐらい面白い小説でした。 沈まぬ太陽を面白いと思った読者にはお勧めです。 | ||||
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| 大企業対極小企業、犯罪容疑者対世間の目…… この小説を通じて感じたことは、 家族やごくわずかな協力者をのぞいて 自分が「敵ばかり」の状況に陥った際の 矜持といったものだった。 それは池井戸作品全般で言えることかもしれないが、 「空飛ぶタイヤ」はそれが際立っていたように思う。 後半に進むにつれ体験する感情の高ぶりは いまになって読書の楽しさを思い出させてくれる。 | ||||
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| 素材となった事件(=三菱ふそうトラック脱輪死亡事故) 及び、その背景(=三菱のリコール隠し)が 有名過ぎるので 大筋の展開や結末は 容易に想像できてしまうだろう。 専ら 主人公の赤松の視点で読み進めてしまうと 事件当時の世論そのままの感情しか湧き出てこないので 赤松の目線に代えて、自動車メーカーの沢田、 或いは都銀 行員の井崎の目線で、事の成行きを追いかけると面白い。 沢田にせよ、井崎にせよ 財閥系の組織の論理の下で 「自分が正しいと信じることを貫く」のか? 「現実判断で自分が得することに甘んじる」のか? の葛藤があり どちらを選択するのかで苦悩している。 目の前の利害を見るか? 長期展望で判断するか? 余分なことは考えず、己の本能のままで決めるか? 人間の本質が浮き出てくる。 | ||||
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| 財閥系自動車メーカのリコール隠しがテーマのノンフィクション。 実際にもあった例の事件のときも、関係者の間ではこんなやりとりがあったんだろうなと 思ってしまう、そんなリアリティ。 けっこうドロドロしているんだけど最後にスカッと気持ちよくさせてくれるラスト。 おすすめです。 | ||||
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| 財閥系自動車メーカのリコール隠しがテーマのノンフィクション。 実際にもあった例の事件のときも、関係者の間ではこんなやりとりがあったんだろうなと 思ってしまう、そんなリアリティ。 けっこうドロドロしているんだけど最後にスカッと気持ちよくさせてくれるラスト。 おすすめです。 | ||||
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| 経済小説というと、城山三郎という作家が思い浮かび、彼の作品を何冊が読んだのだが、いつまでも記憶に残るものはなかった。ところが、「空飛ぶタイヤ」はグイグイと引き込まれるように読んだ。さまざまな人物が登場し、それだけ主人公の赤松社長の輪郭がぼやけてしまうではないかと不満もないわけではなかったが、大財閥をバックにもつ銀行、自動車会社の幹部の動き、それに比べて弱い立場の雑誌記者の無念さ、警察などとからめることで、赤松氏のゆるぎなき人間性の強さを引き出したのだと読後に思った。 現実の社会では、むしろ反対に大企業に呑み込まれて沈みゆく人材が多いかもしれないが、杉田が沢田にパソコンデータを託したように、沈みゆく社会的な地位の影に、正義を証明する手がかりが託されることもあるのだろう。信念を貫く赤松の周囲に暖かい人々の群れがある一方で、エリートコースの只中にいる人間の渦は、双方が刃の磨き試しをしているようであった。 城山の経済小説では、大企業で働くエリートや政治家のかけひきや男の本懐であろうか、どこか高いところを見上げる白々しさがあったが、「空飛ぶタイヤ」は焦点が赤松という中小企業家であり、地に足のついた倫理、道徳、心意気というものが貫いていて、すがすがしい生き方に拍手したくなった。長い(短い)人生の中で、最終的に何を最優先するかという疑問が湧いたら、赤松氏の生き方を見習いたいと思う。 | ||||
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| 経済小説というと、城山三郎という作家が思い浮かび、彼の作品を何冊が読んだのだが、いつまでも記憶に残るものはなかった。ところが、「空飛ぶタイヤ」はグイグイと引き込まれるように読んだ。さまざまな人物が登場し、それだけ主人公の赤松社長の輪郭がぼやけてしまうではないかと不満もないわけではなかったが、大財閥をバックにもつ銀行、自動車会社の幹部の動き、それに比べて弱い立場の雑誌記者の無念さ、警察などとからめることで、赤松氏のゆるぎなき人間性の強さを引き出したのだと読後に思った。 現実の社会では、むしろ反対に大企業に呑み込まれて沈みゆく人材が多いかもしれないが、杉田が沢田にパソコンデータを託したように、沈みゆく社会的な地位の影に、正義を証明する手がかりが託されることもあるのだろう。信念を貫く赤松の周囲に暖かい人々の群れがある一方で、エリートコースの只中にいる人間の渦は、双方が刃の磨き試しをしているようであった。 城山の経済小説では、大企業で働くエリートや政治家のかけひきや男の本懐であろうか、どこか 高いところを見上げる白々しさがあったが、「空飛ぶタイヤ」は焦点が赤松という中小企業家であり、地に足のついた倫理、道徳、心意気というものが貫いていて、すがすがしい生き方に拍手したくなった。長い(短い)人生の中で、最終的に何を最優先するかという疑問が湧いたら、赤松氏の生き方を見習いたいと思う。 | ||||
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| 一気に読んでしまいました。モデルとなったのはよく知られた事件ですが、大企業と戦う主人公に声援を送りたくなりました。テーマもいいし、ストーリーの展開もナイスです。特に経済小説がお好きな方にお勧めです。 | ||||
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| 読み終わったときは勧善懲悪ですっきりしたのですが、作者は勧善懲悪に描いたつもりはないとおっしゃっていて、よく読み終わった後反芻してみると、ひとりひとり個人の顔、社会の顔、そういうものがあってグレーゾーンの中で人は加害者にも被害者にも、善にも悪にもなりうるんだと読後ひしひしと感じています。しかしやはり正しいことが明るみに出ないこの世だからこそ、正義が旗を掲げるラストには涙が出ました。消費者と企業、その誰もがひとりひとり「個」である「人間」であるからこそ、温室である大企業に慢心したり底辺を這いずり回ってでも這い上がったりするのですね。ここにはたくさんの人生がある。そしてそのどれもが自分にあてはめてみたくなる、そんな思いで読みました。テンポもいいのでむさぼるように読みました。とにかく小説として「面白い」です! | ||||
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| 読み終わったときは勧善懲悪ですっきりしたのですが、作者は勧善懲悪に描いたつもりはないとおっしゃっていて、よく読み終わった後反芻してみると、ひとりひとり個人の顔、社会の顔、そういうものがあってグレーゾーンの中で人は加害者にも被害者にも、善にも悪にもなりうるんだと読後ひしひしと感じています。 しかしやはり正しいことが明るみに出ないこの世だからこそ、正義が旗を掲げるラストには涙が出ました。 消費者と企業、その誰もがひとりひとり「個」である「人間」であるからこそ、温室である大企業に慢心したり底辺を這いずり回ってでも這い上がったりするのですね。 ここにはたくさんの人生がある。そしてそのどれもが自分にあてはめてみたくなる、そんな思いで読みました。 テンポもいいのでむさぼるように読みました。とにかく小説として「面白い」です! | ||||
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| 一気に読んでしまいました。 モデルとなったのはよく知られた事件ですが、大企業と戦う主人公に声援を送りたくなりました。 テーマもいいし、ストーリーの展開もナイスです。 特に経済小説がお好きな方にお勧めです。 | ||||
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| リアリティがあって非常に面白い。大企業の組織階層に関する問題と学校に対するモンスターペアレンツに関する問題を両方提起していることが面白かった。 | ||||
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| リアリティがあって非常に面白い。 大企業の組織階層に関する問題と学校に対するモンスターペアレンツに関する問題を 両方提起していることが面白かった。 | ||||
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| スピード感たっぷりに読ませながらも、業界のことが分かりやすく解説されていてとても入りやすかった。 中小企業の戦う社長の側にも、大企業の理屈に悩みながらも、その組織を守らなければならない側と、対立するどちらの側にも感情移入してしまい、思わず頑張れと応援しながら読み進めました。 私は大企業の中間管理職ですが、あらゆることのバランスを取ることに日々悩んでいます。 しかしこの作品を読み、悩むことの大切さ、疑問を持つことの大切を教えられました。 悩まなくなったり、麻痺してしまうことの恐さを思いしらされました。 さて、明日からまた悩み、頑張るか。 | ||||
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| ノンフィクションと思えるほどストーリー、登場人物に説得力がありました。 ぎりぎりの状態で踏ん張る社長の姿に、閉塞感の強い現在だからこそ勇気を出そうというメッセージを感じました。 | ||||
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| つい最近連続テレビどらまを見て原作を読んでみたくなった。 ドラマも、小説も期待を裏切ることなく素晴らしい作品だった。 事件が実話に基づいているだけに迫力がある。 作品の展開が企業、警察、家庭、学校と多岐に亘り読者を釘付けにしてしまう。 サラリーマンの一人として企業内コンプライアンスについて改めて考えさせられる作品だ。 一般小説301作品目の感想。 2010/07/31 | ||||
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| つい最近連続テレビどらまを見て原作を読んでみたくなった。 ドラマも、小説も期待を裏切ることなく素晴らしい作品だった。 事件が実話に基づいているだけに迫力がある。 作品の展開が企業、警察、家庭、学校と多岐に亘り読者を釘付けにしてしまう。 サラリーマンの一人として企業内コンプライアンスについて改めて考えさせられる作品だ。 一般小説301作品目の感想。 2010/08/01 | ||||
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| 自動車業界、自動車部品業界で、「あの当時」仕事をしていた人はみんな知っている あってはならない、でも、あっても不思議はない事件を題材にしています。 事件が起きた構造、それから何が起きて、どういう暗闘が起きたのか。 ポイントを突いていてリアリティがあり、しかもその業界以外の読者が読んでも理解できるようにしている。 力作だと思いますし、多くのビジネスマン、就職活動を行う学生の皆さんに読んでいただきたい本です。 読む進むと、「そんな馬鹿な」と思うかもしれません。 しかし、その馬鹿な事が、ほんの何年か前に起きていたのです。 少しカジュアルな文体かもしれませんが、でもビジネスの暗闇を明らかにしている力作だと思います。 オススメの作品です。 | ||||
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| 2002年1月に発生した横浜市の親子死傷事件(三菱自動車のリコール隠し)をモデルとした小説。 あくまで、フィクションであると理解しながらも、本書に登場するホープ自動車の対応について憤りを感じる。 2009年から2010年にかけてのトヨタ自動車のリコール問題でも言える事だが、「欠陥を出さないこと」はもちろん重要なことではあるが、「欠陥を出したことに対して、どのように対応するか」が重視される時代になってきている。 本書では、リコール隠しを行った社内の各組織や個人の判断や事故を起こした運送会社の苦難をストーリー立てて紹介しており、読み手にとってとてもわかりやすい内容となっている。 | ||||
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| 三菱自動車リコール問題を題材としたフィクションの下巻。 主人公の運送会社社長の苦悩とさまざまな状況において、中小企業の社長として、父親としての判断力を本書を読みながら勉強させてもらった。 本書は、次第に状況が好転していくように書かれているが、現実は、好転する場合も悪循環に陥り倒産する場合もあるだろう。 中小企業の経営とはこんなに大変なことなのかと、改めて思い、我が父への感謝と尊敬の念をいだいた。 | ||||
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