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空飛ぶタイヤ
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空飛ぶタイヤの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全739件 581~600 30/37ページ
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池井戸作品の中で、一番好きです 他の作品も、七つの会議も面白いですが やはりこれがベストです 何度読んでもその度に新たな感情が出てくる どの視点から読んでも心が動かされる作品 年を重ねるとなかなか心が動かないので こういう作品は貴重なのです | ||||
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久々に眠れない数日を過ごしました。 著者との出会いは「下町ロケット」。それを凌ぐ快作。 恥ずかしながら、人知れず内緒でシコシコと小説を書いている身としては、こんな凄い作品を知って以降、書く気が失せてます・・・この作品を恨みます(笑) | ||||
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とても味わいのある青春作品。 「半落ち」「クライマーズ・ハイ」などの作品はかつて読んでいたが,今回の『ルパンの消息』は,横山の作家デビューを飾る作品とも言えるであろう。 彼の作品構成の原点がここにありそうだ。 高校の職員室の陰の世界を描いているともいえるが,昭和の高度成長期の高校生たちの姿を,その鬱屈した心理を踏まえて描き切ったミステリー傑作品ともいえる。 共犯者橘の「アポロの月面着陸を見たときほどがっかりしたことはなかったな。 もう世の中行きつく所まで行っちまったって感じでさ。 」と言ってため息をつく感じが今の鬱屈した時代精神を反映しているような気がした。 | ||||
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2000年に起こった三菱ふそう自動車のリコール隠しが,横浜の母子親子脱輪タイヤ直撃死を招いた事件を題材にしたと思われる小説。 大企業の自動車会社が,中小企業の運送会社に犯罪を押し付けて自分たちの罪悪を逃れようとした内幕が暴き出されてゆく。企業の人事管理,組織,システムがもたらす人間の非人間化に対して憤りを抱かせる表現は,実に生き生きとしていて自然と物語に引き込まされてしまう。この直木賞作家はうまい書き手だと思う。ホープ自動車は三菱ふそう自動車を思い起こさせるし,フィクションでありながら実際におこった出来事のドキュメンタリー小説であるかのように読ませてしまう。経済小説でありながら,感動させ,泣かせ,爽快感を味あわせなど,まさに本格的なエンターテインメントの味わい深さを堪能できた。 | ||||
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経済小説は今まで読んだ事がなかったが、面白い! 人が1人死んでいる。誰が悪かったのか?事故を起こしたトラックの運送業会社社長赤松なのか?トラックを作ったホープ自動車なのか? 主人公は零細運送業の赤松徳郎。赤松運送は事故で信用をなくし得意先を失い、窮地に立たされる。整備不良と事故が片付けられたからだ。彼が大企業ホープ自動車と相手取り、真相を粘り強く解明してゆく。事態は好転したと思えば、万事休すの状態になったり、とてもハラハラしながら読んだ。 赤松以外にも、ホープ自動車の沢田、杉本、ホープ銀行の井崎などそれぞれの視点から物語が語られるのが、一層深みを加えている。 この小説の悪役はホープ自動車だ。その大企業精神は、読んでいて怒りを感じるほど。 事故で愛する家族を失った柚木父子のやるせなさも胸に迫った。 一人一人のキャラクターが丁寧に描かれている。読み進めるうちに正義をかかげ、自分の信じた真相を暴こうと邁進する赤松と一緒に一喜一憂していた。 | ||||
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「バブル組」シリーズで池井戸ファンになり、題名が面白そうだったので内容を知らずに手に取ったので、読み始めてから「空飛ぶタイヤ」の意味に気がつきました。 フィクションですが、三菱自動車のリコール隠し事件をベースにした小説です。実際にあった事件をベースにしているため、山崎豊子の「沈まぬ太陽」第3巻(日航機墜落事故)ではありませんが、 並々ならぬリアリティがあります。事故を起こしたトラックの運送会社社長を中心に物語が進みます。中小企業の気概、社内論理一辺倒の財閥系企業、モンスターペアレントに振り回される学校、 場面を変えながら、様々な人間模様を描き、最後には胸のすく結末につながるあたり、池井戸小説の真骨頂かと。長編ですが、土曜の夜から日曜の昼間にかけて、一気に読んでしまいました! 内向き、顧客無視の企業体質が人命すら奪い、無実の中小企業を倒産寸前まで追い込む。大企業に勤める企業人として、胸にとめておきたい学びでもあります。 | ||||
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事故を起こしたトラックの運送会社社長が倒産の危機、家族の危機に瀕しながら、社長として、父として、夫としての気概を胸に踏ん張り、 また、あくまで内向きな財閥系企業の中でそれぞれの思惑で動く企業人、身勝手な学校関係者と振り回される周囲など、様々な人間模様を描き、 最後には胸のすく結末につながるあたり、池井戸小説の真骨頂かと。 顧客無視の企業体質が人命すら奪い、無実の中小企業を倒産寸前まで追い込む。 大企業に勤める企業人として、胸にとめておきたい学びでもあります。 | ||||
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「バブル組」シリーズで池井戸ファンになり、題名が面白そうだったので内容を知らずに手に取ったので、読み始めてから「空飛ぶタイヤ」の意味に気がつきました。 フィクションですが、三菱自動車のリコール隠し事件をベースにした小説です。実際にあった事件をベースにしているため、山崎豊子の「沈まぬ太陽」第3巻(日航機墜落事故)ではありませんが、 並々ならぬリアリティがあります。事故を起こしたトラックの運送会社社長を中心に物語が進みます。中小企業の気概、社内論理一辺倒の財閥系企業、モンスターペアレントに振り回される学校、 場面を変えながら、様々な人間模様を描き、最後には胸のすく結末につながるあたり、池井戸小説の真骨頂かと。長編ですが、土曜の夜から日曜の昼間にかけて、一気に読んでしまいました! 内向き、顧客無視の企業体質が人命すら奪い、無実の中小企業を倒産寸前まで追い込む。大企業に勤める企業人として、胸にとめておきたい学びでもあります。 | ||||
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ノンフィクションではない、とはいうものの、実際にあった事件が頭に浮かんで、リアルな面白さにドキドキしました。がんばってもがんばっても苦境に陥る主人公は、小さな運送会社の社長。その家族や取引先、銀行、他社の経営者たち、社員たちのありようの多様さが、1冊の本の中で、複雑で重厚な面白さを構築しています。その複雑さの中で一本ぴーんと通る筋が、主人公の生真面目さ。汗と涙まみれで、どんくさいような生真面目さの、これが何と美しいこと! 主人公たちの戦いは、そのまま「生真面目さ」対「不真面目さ」、「正直」対「嘘」、「信頼」対「不信」。主人公たちを心から応援し、ドキドキハラハラして、最後に快哉を叫ぶ心地よさ。文句なしにお勧め。 | ||||
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三菱自動車をモデルに描かれたリコール隠しをテーマとした小説。 その三菱自動車。 経営が改善してきたと思いきや、またしてもリコール隠ぺい体質が表沙汰になっている。 先に国土交通省が立ち入り検査した事件だ。 企業体質の改善の難しさを実感するとともに、再度この小説をなぞったかのような出来事に愕然とした。 リアル過ぎて、また読みたくなった。 おすすめです。 | ||||
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いったいこの小説はなんなんだろう、と思うくらい様々なエッセンスが つまった、読み応えのある一作です。 自動車の欠陥が原因の事故に巻き込まれた中小企業社長が話の中心ですが、 それを取り巻く、銀行、リコール隠しの自動車メーカー、こどもつながりの 人間関係、被害者 ・・・ 様々な人物が登場し、次々と起こる事件。そして、どれもが違和感なく 描き切られています。さすが、としか言いようがありません。 かなりのボリュームですが、面白さに途中でやめられなくなるため、 休日前に読むのがベストです。 | ||||
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金融関係に興味がある方だけでなく、サラリーマンである方ならだれでも楽しめます。 | ||||
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上巻の続きですが、下巻でもとても楽しめます。 ぜひお勧めです。 | ||||
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上下巻と読みましたが、この本は三菱自動車のリコール隠しのドキュメンタリーの様でストーリーというか運送業の社長のエッセイみたいなものだ。 余りにも三菱自動車全体の悪い印象が残り何だかな〜って感じに読み終わった。 | ||||
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巨大な資本と組織の力に、何度も押しつぶされそうになりながらも信念を貫き、従業員と家族を守り通した小さな運送会社の社長。 けしてスーパーマンではないし、かっこよくもない彼は、ともすれば迷い、弱音を吐き、ヨロヨロ迷う。 そして、多くの人に支えられている。 けして、自信満々で戦っているわけではないのだ。 でもそんな姿に、人は誰でも勇気を持って生きることができるんはずなんだよ、と教えられる。 実話ではない、というものの、実際にあった事件が思い起こされ、話に迫力が増す。 読み進むうちに、主人公や彼を巡る人々と気持ちが一緒になって、「負けない心」が熱くなる。 | ||||
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少なくない登場人物の心理、企業の実体についてなど、描写はリアリティーにあふれる。 空飛ぶタイヤというタイトルからは、少し中身は想像できなかったが、上下巻共終始飽きさせなかった。 | ||||
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事前情報なしで読んだので、真に迫る人間模様に衝撃を受けました。 まるで、実際の事件を追体験しているようです。 さらに、亡くなったお母さんに会いたいという被害者の息子の一途な想いは反則です。 思わず涙が出そうになりました。 事件の白日の下にさらされ、事件が解決したとき、思わず力が入り、 また涙が出そうになった。 久々に出会った感動の一冊です。 | ||||
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やはりとにかく面白いの一言。 下町ロケットを先に読んでいたので、似たような展開か?と思いもしましたが、むしろあちらが似ていたのか。 しかし、出てくる企業名などは当然フィクションだが、組織構成や雰囲気はなんとなくどこかをイメージしてしまい、その印象のままこの世界に入るものだから生々しさが溢れ出してくる。 小説とはいえ、似たようなことが今後起こるかもしれないという意味でも生々しい。 信念を貫くことで最後には報われることが常にあるとは言い切れないが、目をそむけないことは大事だなと、小説なのに自分が感化されているところがまた面白い。 | ||||
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今まで読んだ本のなかで一番面白くて感動した作品だった。 何故この本が賞を受賞できないのか | ||||
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痛快な勧善懲悪ストーリーが、最高に面白いです。 やっぱりこうでなくっちゃね、という説得力があり、誇張はされているがある種の人間の嫌らしい部分が頷ける。 笑えるくらい痛快で、スカッとします! | ||||
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