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死霊
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死霊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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20代で読んで全然理解できなくて、いま60代になって読んでも全然理解できませんでした。これは小生の理解力が足りないと思っていましたが、おそらくそうではなくて意味のないと言っては言いすぎかもしれませんが、つまらない概念をこねくり回しているつまらない小説(ですらない)なのだと思いました。こんな訳のわからない本に星5つを付けている人たちの気がしれません。 | ||||
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返金額が送料を差し引いた額との説明があったのに、それよりはるかに少ない額が返金額でした。 そのあたりの説明がないので、取引をする際には要注意だと考えます。 | ||||
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わからん。なんだこれは?凄いらしいが、その凄さが私にはわからなかった。無理してこんな難解な本を読むことはないです。「ジョジョの奇妙な冒険」を1巻から読み返したほうがためになる。 | ||||
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理解不能。こうやってわかりにくい小説を書けば、読者が勝手に考察して高評価を得られるのか。本書は理解不能の代物だ。 | ||||
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埴谷雄高、死霊I/II巻をやっと66日間で読了。 勿論、未完ではあるが第III巻まで出されているのは承知だが、もうとても読み進める意欲も興味もなくなった。鶴見俊輔の解説を読めば、それでも何故これが文学史上の名作かが少しは分かるが、己には全く理解不可能な世界。強いて言えば、風景描写の諸処に水彩画でも見るような美しさは何とか感じることは出来たが。 3年前に初めて読み始めて中断したのがどこか悔しくて再挑戦したわけだが、もうこれで埴谷雄高には別れを告げることとした。何事も高望みをしないのが我が人生で、読書の面でも然り。かつて、高級フランス料理を食べてから、ひどい腹痛、下痢になって以来、決して食べなくなったことに似たりか。 | ||||
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共産党をやってた父親が、なぜか急に路線変更して埴谷雄高にはまった。5章まで合冊した本を買ってきたので、借りて読んだのが最初である。 その後雑誌『群像』に続きの章が発表されたが、完成してから読もうとしばらく放っておいた。いつのまにか続きが出なくなってしまった。気がついたら作者は90過ぎのよぼよぼのおじいちゃん。NHKのインタビュー番組で怪気炎を上げていたが、ほとんど執筆はしていない様子。これはもう「死霊」は完成しないなと思った。 案の定、9章で未完。作者は「紅楼夢」のように誰かに乗り移ってでも書くといっていたが、その後本作を書き継ごうという作家は現れない。 で、何年か前、あらためて1章から通読したのだが、6章から8章までがむごい出来栄え。登場人物たちの乗った船が意味もなく転覆したりで、どたばた喜劇。数億の精子のうちで卵子に受精できるのはたったの1個、だから人間は数億の兄弟たちを殺して生まれてきたのだ、などという教説が突然現れるが、いまさら存在の遇有性をこんな説話で表現されてもさっぱりありがたくないし、そこからどう展開できるか道筋が見えない。だいいち文章がだらけていてしまりがない。 この人は耄碌した、というのが率直な感想だった。 9章は推理小説の謎解きよろしく、登場人物が一堂に会してそれぞれの思想を語りだす。余分な遊びがなくなって、しまった文章にはなったけれど、もはや文体に力はなく、長い哲学書の序文にもどったようだった。ふりだしに戻っただけでは意味がない。 執筆があまりにも長期間にわたったので、作家自身ストーリー展開が見つからなくなって、そのうちに執筆動機もわからなくなってしまった作品なのだと思う。 ハードカバーの3巻本を買ったが、すぐ売ってしまった。手元には父親が買った72年版の5章合冊本が残っている。私にとっては「死霊」はこの5章までで、あとの4章は書かれなかったものと思いたい。共産党のスパイリンチ事件に取材した5章は戦後文学の白眉である。 付けたしをいえば、作者はドストエフスキーに造詣が深く、本作品も「カラマーゾフ」をまねた面があるが、この作家の小説作法はむしろポオを見習ったものであり、ゴシック小説の枠組みで読まれるべきではないかと思う。 | ||||
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形而上作品というので期待を込めて全巻購入したのだが、期待した程の壮大さや神秘性は無く、唯ヶ、著者の虚妄と空想からなる観念の戯言と、観念の遊戯が執拗に繰り返される駄作でしかなかった。著者の自己陶酔的で、読んでいて辟易する程の無駄で退屈な情景描写。意味深なようでいて無意味であり、何か足りないのではと思える作中人物達の議論や自論があることを考慮すると、全体としては読み飛ばしてもよい部分が多く、もっと削れば良かったと思う。はっきりいって期待はずれの作品で、全体としては買って損したと思うところだが、その中でも首肯できる思想や、キリストや釈迦への批評場面は読むに値する優れた章であったので、この点顧慮して、まあいいかと妥協した。この作品を傑作とする人は多いのだろうけど、私には虚作であり、駄作に思われた。何度か読み返さないと理解出来ないのかもしれないが、そんなものは傑作ではない。傑作には批評などいらず、只ヶ読めて良かったと素直に感じられる作品こそが傑作なのだから。好みにもよりますが、初めて読まれる方には忍耐と妥協を要する作品に思いました。 | ||||
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