■スポンサードリンク
月の夜は暗く
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
月の夜は暗くの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「夏を殺す少女」が面白かったので期待しすぎてしまったのかもしれません。 犯人の残虐性といい、プロファイル+捜査の流れといいどうしてもクリミナルマインドのノベライズを読んでいる感が否めませんでした。 面白くなかったわけではないんですけど、驚くような展開があるわけでも終盤に捻りがあるわけでもないので 「夏を殺す少女」以上のものを期待すると肩透かしを食らうかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ドイツのミステリー小説は初めて読む。こういう類の小説はアメリカが圧巻の市場を築いているので、なかなかお目にかかる機会が無い為、かなり楽しみにしていた。 最後まで読み切った感想として著者が一切の手抜き無くものした作品である事は否定しない。だが、捜査とセラピーの組み合わせでプロットを構築しているが、その事が結果的に作品からスピード感を失わさせている事は否めない。それと同時に犯人があっさりよめてしまう。それとともに捜査側の登場人物は魅力的に構築されているが、タイトルにもあるよう捜査過程の文章に緊張感が演出できていない。僕は原書が読めないので原作のせいなのか、翻訳のせいなのかはわからないのだが、これはサスペンス小説として大きな失点だ。そして捜査過程での犯人を探り出す分析も分析というより推測に近く『羊たちの沈黙』のメガヒット以降続いてきているサイコサスペンスの中でも、どうも凡庸な感が否めない。それとともに『羊...』にあったようなレクターとクラリスの関係性の様な象徴性を欠いている。唯一犯人逮捕の部分だけは流石に緊張感を帯びスリリングだった。 作品全体を通して、力作である事は否定しないが、どうもツメの甘さが残る読後感だ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!