悪魔の手は白い
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文庫本を買うときは、アマゾンの読者レビュー又は、週刊文春の翻訳ミステリー評等を参考にすることが多い。そのどちらもまだ出てない場合に新刊を買うときは、文庫の帯を頼りに買うのだが、帯の記述に裏切られることも多い。人生の残り時間が僅かになった身としては、できる限り効率よく面白い本を読みたいと 切に願っている。しかし、そう上手くは行かないのが、これまた人生だ。勿論、その本が面白いか否かは、読者の主観だが、この本は、私にははずれでした。 登場人物の誰一人にも共感を持てなかったし、結末にも達成感がなかった。ウーン大事な時間を無駄にしてしまった。 | ||||
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<妻を殺した男が釈放される日。> なぜ妻を殺したのかを問うために、殺されたカーアン・スィモンスンの夫、トーキル・クレステンスンは刑務所の前で男を待ち続ける。 数か月前、牧師トーキル・クレステンスンはある日曜日の朝、牧師館の窓から目の前の川に何か浮いているのを見た。その直後妻のカーアンが行方不明になっていることを知った。 デンマーク、オーフース警察の女性刑事ティーア・クローウが捜査責任者となり、小さな地域でおきた殺人事件の捜査が始まる。 読者は冒頭、畳み掛けるような展開で事件に引き込まれるがその後は「妻は何故殺されたのか」と自問するような物語を、じっくりと長い時間をかけて読むことになる。 なぜなら妻には不審なことも、異常なことも、説明しなければならないようなことも何もないからだ。 人が群れるのは孤独を逃れるためと言われるが、妻カーアンは非常に内向的な性格であり、周囲の人から距離を置いていたためこの狭い地域では、彼女に好意を持つ人間は少なかった。夫婦別姓なのもそのためだった。 ティーア刑事たちはすべての住民たちに聞き込みを行う。巻頭の「登場人物」一覧には名前も載らない人物たちが多数登場し、この地域の複雑な人間関係が浮かび上がる。 数日後、サネ・アナスンが銃で殺され、過去にも同様の手口による女性殺人事件があったことが判明する。彼女たちのつながりは何もない。共通点は皆この地域から出ず、人付き合いが無いということだけだった。 しかしどこかに接点、共通点があるはずだ。 <いきなりつながりが浮かび上がる。ゼロから一瞬にして急進展する。いったん攻めるべき正しい方向を見つければ> 孤独な女性をターゲットにし、自分の手は決して汚すことのない連続殺人鬼は灰色の街を徘徊している。 孤独をテーマに単純に見える殺人事件を複雑に物語ることでサイコサスペンスに仕立て上げた北欧ミステリ小説である。 | ||||
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