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ハーメルンの誘拐魔
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ハーメルンの誘拐魔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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好きな作家だったので残念です。HPVワクチンは様々な意見があります。HPVワクチンによる重篤な副反応は科学的には2025年時点では否定されています。もちろん、無いとは言いません。 科学的な評価は別として、HPVワクチンには単純化すれば3つの考え方があると思います。 1重篤な副反応はないだろう。 2重篤な副反応があったとしても利益の方が大きいから進めるべきだ 3重篤な副反応の可能性があるので中止すべきだ 私の期待はこれらの主張を互いにぶつけながら、理解し合い、結論は読者に任せるようなものだった。本書のように、科学的論拠のない主張を一方的に正しいとする登場人物たちには、頭の悪さしか感じなかった。 さて、例えば、こんな後日譚があったらばどう思うだろう。一部は実際の現実と重なる部分もあるが、あくまでもフィクションとして。 首謀者たちの努力によって、マスコミの大々的な反ワクチンキャンペーンが展開された。その結果、行政は方針を変え、HPVワクチン接種の推奨を中止し、費用の補助も停止した。 産科医協会も非難に晒され解散を余儀なくされた。 会長一家も離散し、会長は日本の世間の理解の無さに失望した。そして海外に活動の拠点を移した。 首謀者は理想の産科医を目指し、金銭的に苦労しながら医学部に入る。そこで現実を目のあたりにする。 事件後、産科医の数は益々減少し、産科医難民が増え続けていること。その影響か、出産時の死亡率が近年微増していること。 子宮頸がんによる子宮摘出、死亡数が益々増加している事。年間3000人もの若い女性が子宮頸がんのために亡くなった。子宮摘出はその数倍にのぼる。それは先進国では日本だけである。 医学生達も教授も彼女の素性を知ると蔑むような目をして距離を置くようになった。 研修医として首謀者を受け入れる産科は何処にも無かった。 世間は動かした。その時はそこに正義があったと思った。 ふとネットニュースを見ると、ある男の記事が載っていた。そこには東南アジアの新興国で精力的に活動し、HPVワクチン接種を説いて歩き、製薬会社から日本に回るはずだったワクチンを供給する確約を取り付け、政府や国民からマザーセイバーとして尊敬される、絶縁した父の姿があった。 では、マザーキラーは一体誰だったのだろうか。 | ||||
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好きなシリーズで物語の展開も好みなのだが、ワクチンに対する偏った思想が散見され没入することができなかった。架空の薬品等で代用して欲しかった。 | ||||
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読み始めて数ページで犯人がわかってしまいました。 扱っている内容は考えさせられる物ではありましたが、推理小説としては底が浅いですね。 どんでん返し??? かなり最初からわかっていましたが… 片手間で、プロット作ったような気がしてしまう作品でした。 | ||||
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最初はなかなか読ませるなあと、どんどんページを繰ったのだが、最後の方はどうかなあ。ハーメルンの笛吹きというのが、いまいち意味を持ってないように思うし、犯人もまあそうでないと仕方がないんだろうが、うーんもう一捻りほしいかな、いや欲張りすぎか。高千穂明日香刑事も、やたら正義面で鬱陶しい。こんなので、ほんとに刑事が務まるのかな、すぐ飛ばされちゃうよね。 子宮頸がんワクチンにツイテハはネットで調べてみたのだが、普通に厚生省が推奨しているが、本当のところ実態はどうなんだろうか。誰か知っていますか。 | ||||
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読む前から期待してしまうのは、中山七里が”どんでん返しの帝王”と呼ばれてるから。そして、その名に恥じない作品を生み出してきてるから。なのですが、こういうこともあります。 まぁ、流れはスムーズで上手くまとまってるけど、早い段階でなんとなく全貌が解っちゃう設定ではありますね。 ただ私が不勉強で、子宮頸がんワクチンについては何も知らなかったので、実際の副反応があるのかは判断できないけど、怖いなぁとは思いました。そういう意味ではそれなりに面白いし、読んで良かった一冊。 | ||||
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刑事犬養シリーズの第三弾、今回は誘拐事件です。 子宮頸がんのワクチンがキーになっていますが、 その中であの薬害エイズ事件についても描かれています。 そういえば、あの事件の国の対応はひどいものだったなと思い出しました。 中山さんらしさはあまり感じないシリーズですが、 普通の刑事小説として十分楽しめます。 | ||||
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病気予防のためのワクチンとその副反応、製薬会社の利潤追求とそれに絡む医師団体と省庁・官僚、かなり重いテーマに挑んでいますが、やや偏った思いで描かれている印象です。一般庶民を代弁しているのでしょうが、かなり反体制的な主張が前面に出ており、また犬養刑事以外は周り全てが無能な警察関係者ばかりに思えてきてしまいます。(首謀者とか、大阪の都市部の構造など他にも思い当たる関係者がいてもおかしくないのでは?) またお得意のどんでん返しを仕掛けていますが、本作においてはかなり早い段階で首謀者がわかってしまい、ああやっぱり、となりました。読者にそう思い至らせないようにあえてくどいくらいの流れを作っている感じでした。 この作者、個人的にはかなり作品に出来不出来の差があるように思いますが、本作品はそれでも文庫であれば買って読んでもいいかな、としました。 | ||||
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読みながら、結局何%の割合で出て(←障害なり不調を負った100人、1200人の数字ではなく)、どの程度の効果があるんだろう、とその数字が気になって仕方なかった 確実な「予防」効果を得られる母数と検案して、副反応がもし出た場合の医療を整備した上で、自分で考えるの方式にはならないもんかなあ…と。 どっちにしろ新しいモノって数十年しないと予後が出ないからなあ、とか、 万人はなんでもなくて万人の内1人、の場合は「1人出たから全面禁止」はかならずしも良い事でもない気がするし、大局でみると結局は割合と確率の話だよなあ、とか かなり序盤から「副反応がないと言い張るのならば、お前の娘にワクチン打つぞ。それは良いんだな?」の図が浮かんでしまったのと、人質の居場所に「医療機関もしくは介護施設」が出てくるのがエラく遅いなあ、でも、健常者の感覚って普通はそんなもんかな?6人全員身の回りの事一人じゃ出来ないって訳じゃない、と想定しても、車いす5人の生活の世話は医者1人じゃ無理があるんじゃないかなあ…と、そんな事で多少気を散らしながらの読書となった 充分楽しんで読みました | ||||
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