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びっくり館の殺人
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びっくり館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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事件が少なく面白味がなく、読者だけ後半まで知らされない アンフェアな要素があるのはつまらないと感じた。 また、オカルト的な要素は推理小説にはいらないと思った。 | ||||
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本気のミステリー???どこが?「びっくり箱」全て悪趣味です。いくら小学校6年生とはいえ「リリカ人形」が大きすぎます。 | ||||
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綾辻さんの館シリーズは全部読んでいますが、はじめの2つが一番好きです。だんだんと凝り過ぎてきて、心理描写も長くて、はじめの頃のワクワク感がありません。それでも読んじゃうんですけどね・・・ | ||||
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館シリーズの中で最も残念な作品です。 ただ不気味なだけという感想でした。 | ||||
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昔から楳図かずおや谷山浩子を愛することを公言し 怪奇・幻想・耽美的な小説も定期的に書く綾辻行人だが どうにもそちらの系統の文才はあまりないように感じられる ロジカルでどこか冷めた文体は独特の魅力や恐怖を持っているが 今作のような、絡みつくように漂う不穏さを文体で表現できて はじめて完成するような作品には向いていないと思われる | ||||
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子供は どんなに大人が汚いもの醜いものから隠そうとしても、 いずれ知ることになります。 だからといって、本書を 『子供用』として積極的に背中を押していいのか。 お茶の間には、 殺人脅迫不正強盗強姦いじめ…のニュースは普通に流れています。 今更そんなことから耳をふさいでも仕方ないですし、 むしろそれらを知らせ、 「気をつけなさいよ」と注意喚起をした方が 今の世は子供を守るためになると思います。 けれど本書が子供を読者の対象と謳っているのには憤慨します。 これどういうこと?と聞かれたら、 どういう風に大人は返事をすればいいのでしょうか。 綾辻作品は大好きで、暗黒館は真骨頂だと思っていますが、 子供に暗黒館とともに、びっくり館を読みなさいとは とても言えない。 (小学生以下を子供と考えています。) これを『子供向き』とした姿勢にびっくりです。 | ||||
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全体の印象としては、中途半端にミステリーとオカルトを混ぜてしまったと感じる。 ○ この作品の場合、一番の問題は視点が一人称な事だ思う。何故なら叙述トリックで一人称を使う場合、大変に気を配らないと、非常にアンフェアになりやすいからだ。 主人公が催眠術にかけられたなどという場合は知らないが、通常は一人称の場合、読者は主人公の見聞きしたもの、感じたものからしか情報を得る事ができない。セリフはもちろん、地の文も主人公の主観という事になる。そうなると主人公の情報感知能力を含め、読者は主人公を信用せざるを得なくなってしまう。 よって主人公がショッキングな経験をし、明らかに異常でおかしく感じ、心の中が荒れ狂うであろう事実を、一人称なのに意図的に一部分を欠落させて書くのは、アンフェアだと感じる。 何故なら一人称なのに主人公が見たり感じたりする事を書かなければ、それは「存在しない事」と同義になると思うからだ。 それを破ると主人公自身が意図的に読者を騙すという、おかしな事になってしまう。そこが色々な角度から情報を収集でき、意図的な欠落を考える余地のある第三者or神の視点で描かれる場合と大きく違う所ではないか。 結果的に核心部分となるあの場面で、普通ならセリフや心の声として当然書かれるであろう単語が全く無い。これが第三者or神の視点で書かれたものならば、まだわかるのだが、一人称の視点で書かれているので大変アンフェアに感じる。 ○ この作品について、ネット上の感想などでは、再読すると真意が見えてくるといったような評も多い。しかし私個人としては、再読を前提としたような書き方には同意しかねる。 人は色々な状況や条件で本を読む。じっくり読める人もいれば、時間のない人もいる。本が自分の所有物である場合もそうでない場合もある。 再読して堪能したい人は、そうすればよい。しかしそうする義務はないし、そうしたくても出来ない事もある。また再読して明らかに意味が増すのを知ってから読み始めるものでもない。 もし作者が再読を前提に書いているのならば「再読して、このセリフや描写の真意がわかったでしょ。オレはそういう事を狙って書いていたんだよ」となってしまい、そういうやり方は、傲慢だと感じる。 全ての読者が再読をする時間や気力があるわけではない。どうしても再読をさせたいのならば、事前に帯や裏表紙に「二度目に読んだ時、本当の真相がわかる」等、記すべきだと思う。ただ、それがわかっていたのなら、私はこの本を読まなかったであろう。 ○ オカルト部分の掘り下げが中途半端。書き方として、事件の深層(真相ではない)にオカルト風味を持ってきているのに、何故そういう事が発生しうるのかの裏打ちが乏しい。勿論、たとえば「〜の呪い」のような陳腐なものはどうかと思うが、何故、悪魔の子と思われる状況があるのかの突っ込みが欲しい。 原因としては老人と養女の気持ちの問題を殆ど描かなかった事にあると感じる。もっともそこを掘り下げると、子供向けとしは不適切なものとなるのかもしれないが、そもそも根本的な原因と思われる部分自体が、子供向けとしてはどうなのかと思うので、この話を子供向けにした時点で誤りがあったと考えざるを得ない。 そこら辺が足りないので、じんわりとくる恐怖感に乏しく、幻想的というよりも悪い意味で「非現実」感のほうが強い。 ○ この話の中には阪神淡路大震災が描かれているのだが、何か色々な事が、それによってウヤムヤにされている気がする。びっくり館の存在やラストのオカルトムードは非現実的なものなのに、震災という正に現代を生きる者ほとんど全員において、現実そのものの事象を絡めるのは大変違和感をおぼえる。 もしこれがかなり昔の話で震災も関東大震災であったなら、読者の多くは現実味のない事象として捉えるであろうから、ある意味しっくり来るのだが。 ○ 暗黒館と奇面館は未読であるが、それ以外の館シリーズとフリークスは読んだ。これにて綾辻作品卒業としたい。 | ||||
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中村青司の館である必然性が皆無な上に、 推理要素がほぼ皆無なのでミステリとしては不成立、 さらにその上にホラーとして完結させた割には普通すぎて、 駄作なのを児童向けだと言い訳したようにしか見えません。 児童向け文学にも大人が読める良作が多い事を考えれば、 児童文学と呼ぶのも児童文学に失礼な気がするほどです。 誰が読んで得をするのか全くもって謎な本です。 薄い本なのに読後には重厚ながっかり感だけが残ります。 | ||||
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「江戸川乱歩」「名探偵ホームズ」「怪盗ルパン」シリーズに心躍らせた○十年前なら十分、楽しめたはずだが敢えて「館」シリーズの中に小学生向け(?)を挿入した意味が不明。 「館」の建築的なトリックがほぼ皆無であり、はっきり言ってしまえば推理小説としてのトリックも「?」。ホラー小説としても中途半端だし、あくまで「外伝」であり「サイドストーリー」の評価しかしようがない。悪い意味で騙された。 | ||||
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館シリーズは全部読んでいますが、この作品はおもしろくなかった。 他の作品とは別人が書いたような印象をうけました。 | ||||
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ミステリとホラーの融合を目指すのは別に構わないんですけど、 ミステリならもう少し遊び要素と言うか、選択肢が欲しいですね。 予想通りの展開に正直、がっかり。 ミステリというジャンルは自分で自分の首を絞めるようなジャンルなので 仕方ないですが。 好きな人は好きかも知れないし、今まで綾辻作品を読み倒していなければ 楽しめるかも。 いっそ、『十角館の殺人』位、ぶっ飛んでいれば、そういう話として楽しめますが、 これは登場人物が中途半端に普通なので、設定の不自然さが際立って辛いかも。 | ||||
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「ミステリーランド」(Uさん)の為に書いた作品だそうです。 袋とじで作者曰く、「シリーズものは読者の期待や要求に『応える』『裏切る』の繰り返し」だそうです。これはそういうセリフが出る作品だと思って買ってください。 20年で8作しか書いてないのに裏切りモノを複数出せる神経の図太さに☆一つ。 スクリーンセーバーが欲しい人、ノベルズで館シリーズを揃えてる人のための一冊。 | ||||
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なんにも知らずに図書館で検索し綾辻氏のリストの中から選んだ本。 開いてびっくり! 子供向けの本のような字の大きさ、字間、ルビ(笑) なんでもミステリーランドシリーズ(かつて子どもだったあなたと少年少女のための…)だそうな。 これならあっという間に読めそうだ、と思ったもののなぜかなかなか読み進まず(すぐに途中で眠ってしまった^^;) 時間がかかってしまった。 館シリーズではあるんだけども ミステリーランドシリーズだからか、ちょっと違った感じ。 中村青司の建物、っていう特徴が生かされていないような…? ホラー感が漂う終わり方も、なんとなくすっきりしなかった。 やっぱり本格推理の方がいいかなぁ…。 今までのシリーズと比べればやっぱり物足りなさは否めず。 これ、子どもが読んだらどんな風に感じるのかが知りたい。 | ||||
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子供にも読めそうな『おはなし』。ミステリではなく、謎解きよりも「ものがたり」を重視させたんだろうなあ、というのが読み終わっての感想です。 ただ、子供に読ませたいか、といえばNOです。 内容は殺人事件を扱っているし、動機や結末も子供が読むにはちょっと酷いなあと思えたり、説明が不親切なところも多かったりで、読み終わった後に辛さが残るだろうなあと思いましたから。 館シリーズの愛読者なら、作中にいろいろとちりばめられた素材に期待もできるかもしれませんが、それならもっと書き込んでほしかったなあと、かえって不満が残ります。 ここはひとつ、江戸川乱歩の『吸血鬼』みたいに、大人向けの作品としてきちんと書き込んだミステリと、子供向けとして描写をおさえたものがたりと、二つの形態にそれぞれ書き直してみたらどうですかね? (江戸川乱歩の『吸血鬼』という作品は、ポプラ社の少年向けに『地獄の仮面』として書き直されたことがありました。小学5年生のときに読んだのですが、当時かなり怖い思いをしたので、今でも覚えています) でも、ページの角に丸め加工がされていたり、字は大きくて読みやすく、ほとんどの漢字にルビが振ってあったり、挿絵が何枚もあったりと、装丁には大変優れていると思いました。 | ||||
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これは子供向けだから、と云う理由で片付けられるのかもしれませんが トリックにしろ、氏の描き出す不気味で妖しげな雰囲気にしろ、 他の館と比べると、全てにおいてスケールダウンした感は否めません。物足りなさを感じます。 さらにまさにとってつけたような中村青司の館とそのカラクリ、そして島田潔。 なぜ館として出したんだろう?あるいは番外編とでもすべきでは?というのが、読後の率直な感想です。 "館"シリーズとして出す以上、そのファンである多数の大人たちも読む訳で、 かつて子供だった〜等と後書きで語られても困ってしまいます。 子供向けミステリとしてはどうなのか知りません。 大人の楽しむミステリ、綾辻行人の館として評価するならば、期待はずれだったと言いたくもなります。 ただ氏のファンなので、☆1つは付けられず。自作にこそ期待して☆2つ。 | ||||
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綾辻行人の館シリーズ最新刊、期待して読んだ。懐かしい、少年探偵小説の雰囲気をもたせた豪華でこった装丁。しかしこれは、本格ミシテリーではない。他の館シリーズとの差は歴然。肩透かしをくらわされた。オカルトに逃げるのは、フェアではないのでは。 | ||||
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この著者の館シリーズは大好きで全て読んだ上で、待望の『びっくり館の殺人』を購入した訳だが、読んでみてがっかりした… まあ確かに館シリーズでお馴染みになってる館に施された仕掛けなど骨組みはあるけど、読めば読むほど何やらミステリー小説というよりオカルト小説を読んでいるような気がしてくる…。トリックというか謎にしても、どうもイマイチ。せめてタイトルは『吃驚館の殺人』としてほしかった。 館シリーズのネタはどうやら他にもあるようなので、次こそは(個人的に最高傑作と思っている)『時計館の殺人』を超える作品となることを期待したい! | ||||
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この作品以外の館シリーズを読んでいて、その続きだと思ってこの本を買うとかなりがっかりすると思います。 これまでの本格ミステリとは全く趣が違います。 タイトルも、“館”とついてはいますが、実際には中村青司も島田清(鹿谷)も重要なファクターとして出てきているわけでありません。“館シリーズ”をうたった手前、体裁を整えるために登場させている感が否めませんでした。 トリックも、トリックというには拙い感じがしました。すぐにオチがよめてしまいましたし・・・('д`) | ||||
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館シリーズの最新作と聞いて、期待に胸を膨らませながら読んだ。 が…… どうしたというのだろう。これが本当に綾辻行人の作品なのか。 ・登場した時から怪しい犯人。 これは中篇なのだから仕方がないかもしれない。 ・重要な部分のいくつかをオカルト的な理由で片付けてしまうストーリー。 ある程度のオカルトはミステリを面白くするし、これは個人の好みかもしれない。 ・とってつけたようなラスト。 ……意外といえなくもないかもしれない。 ・無理して子供向けに書こうとしているようなちぐはぐな文章。 書き慣れないのだから仕方ないのか。 ・「ゲームをやりすぎると現実と虚構の区別が付かなくなる」「人生はリセットできない」等のお説教的台詞の挿入。 作品の雰囲気を壊しているとしか思えない。 雰囲気は確かによく、描写はドキドキした。 だが氏の他の作品と比べると…… | ||||
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びっくり館!買う前は何故平仮名を使ったのか分からなかった。買ってみてがっかりした!本格派を分からない子供のことはどうでもいいと思う。館シリーズ独自の仕掛けも悪くない。 異色もほどが過ぎると駄作になるのでは?どうせ出すなら、本来の本格派好きのするオトナのびっくり館を出した方がいいと思う。 | ||||
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