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びっくり館の殺人



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びっくり館の殺人の評価: 3.11/5点 レビュー 61件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全61件 61~61 4/4ページ
No.1:
(4pt)

「館シリーズ」ならではの異色作

あの『暗黒感の殺人』を書いてしまったあとで、次の「館」はどうするのだろうと思っていたが、なるほど、こういう変化球を投げてきましたか。しかもレーベルは「ミステリーランド」。基本的には子供向けの叢書で、なおかつ大人の読者も意識して、しかも「館シリーズ」の続編というのは、想像する以上に難しい課題だったはずですから。規定枚数や文体の制限もある中で、よくこのレベルの作品を書いたな、と、ある意味いたく感心しました。
ミステリーとしての仕掛けはシンプルですが、この手のトリックのこういったバリエーションは作例がないのでは?ラストのオカルト風味のひねりも、映画の「シャインニング」みたいな後味の悪さを出していて好みです。そもそも「館シリーズ」って、読者各々の「こうあってほしい」という期待を次々に裏切っていく、というところが面白いのですね。その意味でも、変な先入観や期待に支配されて読む愚を犯さなければ、かなり深読みのきく異色作に仕上がっているのではないでしょうか。
びっくり館の殺人 (ミステリーランド)Amazon書評・レビュー:びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796

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