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ママがやった
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ママがやったの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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新聞の書評で興味を持ち、購入しました。書評の通り、普通の家族がちょっとしたボタンの掛け違いから、殺人を犯してしまう。事件をめぐる家族模様。普通に面白かったです。 | ||||
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井上荒野さんの連作短編小説ですが 8つの短編が合わさり1つの長編小説になっています。 「ママがやった」「五、六回」「ミック・ジャガーごっこ」「コネティカットの分譲霊園」 「恥」「はやくうちに帰りたい」「自転車」「縦覧謝絶」の8編が収録されています。 タイトルからイメージしていた内容とは全く異なり ママ=小料理屋を営む女主人、百々子79歳が7つ年下の夫である拓人を殺めた所から物語がスタートします。 その小料理屋に百々子の3人の子供達、長女時子、次女文子(あやこ)、長男創太が集まりますが 父親の死に誰一人慌てふためく訳でもなく、ただ淡々とストーリーが進行して行きます。 2話から7話までは、家族それぞれの歴史が綴られ、そこにも絶えず不穏な空気が存在するものの 家族を殺めるまでの深刻さなどは全く感じられません。 しかし逆にその深々とした静かな流れがより恐怖を醸し出しています。 ラストの8話が1話からの繋がりとなってエピローグへと向かいますが インパクトのある結末は余韻が残りました。 共感出来る人物は誰1人いないけれど、荒野作品にいつも流れる不思議な空気感は今回も健在でした。 | ||||
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初っ端に事件を提示されると、どうしても「さて、その真相たるやいかに」の態勢で読んでしまいます。 そういう作者さんじゃないと分かっていても。 妙な説得力と乖離感を楽しんだ。 我ながらヘンな言い方だと思いますが、「子」がいいトシのおっさんおばさんになってても、『自分の親を「パパ」「ママ」と呼ぶ文化圏』だと思うと、「こういう事もアリかもね」と、妙に納得してしまう。 基本的にははっきりとした起承転結と「オチ」があるのを好むタチですが、それがなくても本書は「好きな方の荒野氏」でした。 | ||||
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