切羽へ



    ※タグの編集はログイン後行えます

    ※以下のグループに登録されています。


    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    8.00pt (10max) / 1件

    7.00pt (10max) / 2件

    Amazon平均点

    3.95pt ( 5max) / 42件

    楽天平均点

    3.60pt ( 5max) / 5件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []B
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)2008年05月
    分類

    長編小説

    閲覧回数1,671回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数2

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    切羽へ (新潮文庫)

    2010年10月28日 切羽へ (新潮文庫)

    かつて炭鉱で栄えた離島で、小学校の養護教諭であるセイは、画家の夫と暮らしている。奔放な同僚の女教師、島の主のような老婆、無邪気な子供たち。平穏で満ち足りた日々。ある日新任教師として赴任してきた石和の存在が、セイの心を揺さぶる。彼に惹かれていく──夫を愛しているのに。もうその先がない「切羽」へ向かって。直木賞を受賞した繊細で官能的な大人のための恋愛長編。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

    切羽への総合評価:7.91/10点レビュー 43件。Bランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (8pt)

    切羽への感想

    大人の恋愛小説という触れ込みにまさしくピッタリ、荒野さんならではの奥ゆかしい心の動きが感じ取れる。九州の離島に赴任してきた少々変わった教師・石和。彼になぜか心をとらわれる主人公・セイ。ストレートに何かを仕掛けるわけでなく、遠目で観察しているか、近づいてもそっけない態度をとるか。
    現実的にはこの辺がリアルなんでしょうね。
    特に何が起こるわけでない離島の日常にちょっとした恋愛劇があった、というホンのひと幕。殺伐としたミステリーの合間にちょうどいい息抜きになりました。

    本好き!
    ZQI5NTBU
    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.42:
    (4pt)

    一線を越えずに済んだ? 切羽へ

    本棚整理中に、読まずに積んであった「切羽へ」を発見し読了。

    じれったい感じと展開がどうなるんだろう?という想いでぐんぐん読めた。
    セイが、石和聡と一線を越えないで物語が終わり、ホッとした半面、
    なぜ、二人は、突き進めず、切羽でとどまったのだろうか?と強く思った。
    夫は、妻の心の揺れを感じているのに何も言わず、静かに見守るだけの
    切なさ。分かっているけど、止められぬ気持ち。
    でも、ギリギリの所で留まった事に、意義があるのでしょうね~~~
    ゆったりとした柔らかい文章であるが、どうなる感が強くて、大変面白く読めた。
    切羽へ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:切羽へ (新潮文庫)より
    4101302545
    No.41:
    (5pt)

    語らずして

    書かずして描写する、想像させるスタイルがいい。どうなるんだろう、もう半分を過ぎたぞ、どんでん返しに向かわなくともいいのか、と引き込む
    切羽へ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:切羽へ (新潮文庫)より
    4101302545
    No.40:
    (5pt)

    スリリングでエロティック。そして読後の安ど感。

    物語は静かな語り口で進んでいくのだが、その中にいつも濃厚なエロティシズムと、つぎに何が起こるかわからない不安が途切れることなく混在していた。そして最後はタイトル同様に「切羽」で、主人公が踏みとどまり(本意ではなくめぐりあわせにもせよ)、終わった。私は、ほっとした。

    登場人物一人一人の個性が、くっきりと描き出されていて、目に見えるようだ。

    舞台が、廃坑の跡が残る離島の小学校という設定もよかった。大人たちの業が渦巻く背景に、こどもたちの呼び交わす声が、きよらかにひびいていた。
    切羽へ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:切羽へ (新潮文庫)より
    4101302545
    No.39:
    (5pt)

    濃密な夫婦間の愛情。

    九州の小さな島を舞台にした小説だが、主人公の女性にとって気になる男性が出現するも、夫婦間の愛は揺らがなかったことに感銘を受けた。
    切羽へ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:切羽へ (新潮文庫)より
    4101302545
    No.38:
    (4pt)

    なぜか胸に刺さってくる作品でした。

    小説全体の起伏よりもピンポイントで心に引っかかってくるものがあり、最後まで一気読み。文章の流れも良く、内容以上に読後の満足度が高かったです。

    愛する人はいても、なぜか心がざわつくことがある。パートナーがいる人は少なからず経験したことがあるのでは。

    主題は平凡なんですが、主人公の夫へ対する心情が、まるごと自分の経験と同じで、愛おしいと思うポイント、愛情表現に思わず「ある!ある!」と共感の嵐でした。

    夫への想いははっきりとしている一方で石和への想いや態度はぼんやりとしていて言葉にできない。
    人の心にはそういう形のない流れのような部分があるよなぁ、自分がこういう状況になったらどうするのかなぁと読み進めながらついつい考えてしまいました。

    また、読みながら、ずっと一人の人だけを好きってないのかな、と切ない気持ちにも。

    夫婦関係を「マンネリ」と表現することもあるけれど、実はとてつもない精神力で支えている関係で、破綻の糸口は日常の中にあるんだということを考えないではいられません。
    読みながら、自分の心を改めて見直したり感じ直したり、胸に残る作品でした。
    切羽へ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:切羽へ (新潮文庫)より
    4101302545



    その他、Amazon書評・レビューが 42件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク