ほろびぬ姫
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ラストシーンが初めから決まっていたのか、あるいはタイトル(のイメージ)が最初からあったのか知らないが、結果的に出来上がった物語の構成が完璧。 タイトルがこうならば結末は他にありえず、よって読者が無明の闇に落とされ、結末の需要を迫られる。 ……とはいえストーリィあるいはプロット構成には実は決まったルールなどなく、帰結としての結末があれば、当然、非「帰結としての結末」も存在し、第三またはそれ以上のずらし方もある。 けれども作者が「帰結としての結末」を選んでしまったため、読者が受容を迫られるのだ。 井上荒野さんは、わりとそういった小説の書き方をすると思う。 殆どの著作を読んでも常に「不恰好な朝の馬」まで引き摺り戻されるのは、この先いつまで続くのだろうか(例外は「結婚」。つまり……)。 | ||||
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よくわかりませんでした。 文体がむずかしいとか、ストーリーがややこしい訳ではなく、 「あなた」と「あなた」もちゃんと分かるように書いてあるな…という点には感心しました。 そもそも弟の方を「あなた」と呼ぶことからして、理解できないのですが…。 見た目がそっくりなので、病気になる前の「あなた」を象徴するモノということでしょうか? 登場人物の誰に共感することもなく読み終えて、少々戸惑うほどでしたが… 妻を残して死ななくてはならない夫が、彼女を虞美人に例えるような呪文をとなえ、倒錯的とも思える行動に出る… 可憐な子鹿に例えられる… 結局は登場する男たち全ての心をとらえる… そんな姫様のような女性のお話だ!と思うと、やっとしっくりきた感じです。 | ||||
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夫の双子の弟、そして夫を「あなた」と呼ぶために ややこしいです。これ、必要でしたか? 夫が死を覚悟してからの行動は、はっきり言って 愛情でもなくただのエゴと自己満足です。 妻は23歳のれっきとした大人の女性なのですから 過保護にしすぎると「頭悪いの?」とさえ思えます。 実際夫のお見舞いに来た教え子達への「挨拶も出来ない」 ヒロインですから、確かに心配ですが(笑) 情緒不安定なんでしょうが、もう少し魅力的に描いて欲しかった。 双子の弟の心情も曖昧です。ツンデレなのかコンプレックスなのか よく分かりません。 人形も意味深に出てくる割に何もオチが無かったし・・・ ラストはいきなり照明が落ちて暗転!という終わり方です。 やはり夫はいびつな愛情の持ち主だとしか思えませんでした。 | ||||
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