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堕天使拷問刑



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【この小説が収録されている参考書籍】
堕天使拷問刑 (ハヤカワ・ミステリワールド)

堕天使拷問刑の評価: 4.38/5点 レビュー 13件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(5pt)

復刻が決まりました

初めて読んだとき、衝撃を受けたこの本。
みなさんに盛り上げて頂いたおかげで、期間限定復刻が決定しました。
予約期間は2023年9月30日まで、書泉のオンラインサイトにて受付との事です。
貴重な初版本は大事にしまって、普段用と布教用を購入します!
堕天使拷問刑 (ハヤカワ・ミステリワールド)Amazon書評・レビュー:堕天使拷問刑 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
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No.11:
(5pt)

青春

読んでよかった。できれば中学生の時に読みたかった。
欲しいけど高いからなあと迷ってるなら、ぜひ買ってほしい。
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No.10:
(5pt)

これは凄い。凄い。凄い。

これは凄い。凄い。凄い。
大事な事なので三回書きました。
歪んだ文体・村のしきたり・憑き物・悪魔召喚・リンチ・オカルト・ホラー小説談義・性の探求者・・・など
いかれた素材が闇鍋のようにてんこ盛りです。
雰囲気が何かに似ていると思ったのですが、
伊藤潤二先生の初期作品を彷彿とさせます。読んでいたら不二男君がなんだか双一君のイメージしか浮かばなく
なっていました。殆どの登場人物がまともじゃない。

カオスな展開からどうやって着地させるんだと思っていたら、予想以上に真っ当な伏線・意外な犯人・合理的(?)な
解決に至ってから甘酸っぱいエンディングで終わっており本当に感心しました。
一般受けは難しいでしょうが、この作品を読めた事は非常に幸せな事と言えましょう。
素晴らしいミステリー読書体験をさせて頂きました。
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No.9:
(5pt)

先生詰め込みすぎです。

この小説に出会えたことは私の人生において非常に重要な出来事だったと思います。癖のある作家、中毒性のある作家などと聞くと、一部のマニアックなファン向けに書かれた作品を想像しがちですが、今作は間違いなくエンターテイメントです。テーマでだらだら引っ張る純文学とは違い、プロット、キャラクターで見事に最後のいちページまで楽しませてくれます。
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No.8:
(5pt)

カオスなホラー世界でのボーイ・ミーツ・ガール

本作では、主人公のタクマが、物語の舞台となる田舎町に来る前に、魔術崇拝者の
祖父が密室の蔵で全身の骨を砕かれて死んでいたという事件、そしてその数年前に
祖父と町長の座をめぐり争っていた一族の女三人が、不可解な状況で首を斬られた
斬首事件――目撃者の視界から一瞬だけ外れた間に首が斬られていた――が起き
ています。
さらにタクマが町に来てからは、彼の義母が斬首される事件、そして物語
の終盤近くになると、タクマの親戚で級友でもある人たちが殺害される事件
が起きます。
祖父の怪死については、主人公が突飛ながらも一応、合理的な
仮説を立てるのですが、真相はその斜め上を行くトンデモなもの。
終盤近くのB級ホラー感全開の活劇と併せてやりたい放題ですw
女三人斬首事件のトリックも「ありえねーw」といった代物
ながら、犯人や事件の性質から納得させられてしまいます。
とはいえ、その二つの事件は、いわば“彩り”に過ぎず、本作のミステリ的
眼目は、義母斬首事件以降の二種類のアリバイ・トリックにこそあります。
義母殺害事件の際に意図せざる共犯者が行っていたある行為、そして、
級友殺害事件の際の大胆不敵な“仕込み”など、頭のネジがはずれた
狂人たちのエキセントリックな発想と行動が秀逸です。
以上のように、本作はキワモノではありますが、学園ホラー・ミステリ+純愛物という、
とっつきやすいスタイルでもあるので、意外と抵抗なく読むことができるとは思います。
ただ、かなり大部なので、時間に余裕のある時に読むことをお薦めいたします。
堕天使拷問刑 (ハヤカワ・ミステリワールド)Amazon書評・レビュー:堕天使拷問刑 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
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No.7:
(5pt)

カオスなホラー世界でのボーイ・ミーツ・ガール

本作では、主人公のタクマが、物語の舞台となる田舎町に来る前に、魔術崇拝者の
祖父が密室の蔵で全身の骨を砕かれて死んでいたという事件、そしてその数年前に
祖父と町長の座をめぐり争っていた一族の女三人が、不可解な状況で首を斬られた
斬首事件――目撃者の視界から一瞬だけ外れた間に首が斬られていた――が起き
ています。

さらにタクマが町に来てからは、彼の義母が斬首される事件、そして物語
の終盤近くになると、タクマの親戚で級友でもある人たちが殺害される事件
が起きます。

祖父の怪死については、主人公が突飛ながらも一応、合理的な
仮説を立てるのですが、真相はその斜め上を行くトンデモなもの。

終盤近くのB級ホラー感全開の活劇と併せてやりたい放題ですw

女三人斬首事件のトリックも「ありえねーw」といった代物
ながら、犯人や事件の性質から納得させられてしまいます。

とはいえ、その二つの事件は、いわば“彩り”に過ぎず、本作のミステリ的
眼目は、義母斬首事件以降の二種類のアリバイ・トリックにこそあります。

義母殺害事件の際に意図せざる共犯者が行っていたある行為、そして、
級友殺害事件の際の大胆不敵な“仕込み”など、頭のネジがはずれた
狂人たちのエキセントリックな発想と行動が秀逸です。

以上のように、本作はキワモノではありますが、学園ホラー・ミステリ+純愛物という、
とっつきやすいスタイルでもあるので、意外と抵抗なく読むことができるとは思います。

ただ、かなり大部なので、時間に余裕のある時に読むことをお薦めいたします。
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No.6:
(5pt)

どんどん深みにはまってゆく

 頭はとっつきづらい部分もあったが、学園モノらしいという設定がわかると、読みやすくなっていった。
 謎解きもそうだが、ストーリーの雰囲気に酔っていく自分に、著者の力量を感じた。
 どんどん先を読みたくなっていく作り方はスゴイ!
 ベスト・ミステリーの一角に入っていたから読んでみたのだが、「山魔の如き嗤うもの」よりずっとずっと、シッカリした内容で、その上面白かった。三津田信三はつまらない。
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No.5:
(5pt)

08年度一番面白かった小説

 年間100冊ほどフィクッションを読みますが一番面白かったのがこの本です。実はもう小説のレビューを書くのはよしていたのですがこの本はレビューが少なかったので書いてみました。
 本格の持つ「いかがわしさ」が濃厚な作品です。主人公の思考は、とても中学生ではありえませんし、トリックも猛烈に胡散くさいものです。
 それでも、というよりそれゆえ、去年もたくさんあった面白い本の中でも1番面白かったといえます。三津田や京極でまだ満足できない方にお勧めします。
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No.4:
(4pt)

飛鳥部最高傑作

今までの飛鳥部作品は面白いのだが、いまいち印象に残る作品が無かったが、この作品はジュブナイル小説とホラー小説と本格ミステリがうまく融合している傑作であった。初めに起こる密室殺人の真相はバカミスっぽい落ちだが、その他の事件の真相はそれほどバカげてはいないので、良いと思った。しかし、後半にある化け物が登場するので、完全にリアリティを求めている読者だと肩透かしを食う可能性もある。
全体的に事件は、きちんと解決するし、犯人もある程度意外な人物だったので、ミステリ好きの人ならばかなり楽しめる傑作であるのではないか。
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No.3:
(4pt)

飛鳥部最高傑作

今までの飛鳥部作品は面白いのだが、いまいち印象に残る作品が無かったが、この作品はジュブナイル小説とホラー小説と本格ミステリがうまく融合している傑作であった。初めに起こる密室殺人の真相はバカミスっぽい落ちだが、その他の事件の真相はそれほどバカげてはいないので、良いと思った。しかし、後半にある化け物が登場するので、完全にリアリティを求めている読者だと肩透かしを食う可能性もある。
全体的に事件は、きちんと解決するし、犯人もある程度意外な人物だったので、ミステリ好きの人ならばかなり楽しめる傑作であるのではないか。
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No.2:
(4pt)

純愛小説ただし飛鳥部ワールド

中学生が主人公。生意気さには正直腹が立つ。まるでジュブナイル小説。
ところが本筋はあくまでも回想録であり、プロローグとエピローグに加え、三部構成の間に入る「現在」(”間章”と表現している)が入り、なぜかすべてを許してしまう。
またしても飛鳥部の陰惨極まりない物語。主人公を取りまく環境のすべてが「ひとでなし」だ。
だが、個々が持つ性格と、「群衆」が持ってしまう性格とは異なることを、最悪な状況に置かれる主人公の中1生がきちんと理解していることで、読んでいるこちらが救われる。
なぜ中学生なのか?おそらく飛鳥部は若者が持っているはずだったピュアさを、今の高校生がすでに失っていることを知っているのだ。(いくら何でも小学生じゃね)
とにかく、どんなに陰惨な話しも、最後にハートウオーミングにしてくれる飛鳥部の魔術は健在だった。
飛鳥部のボーイ・ミーツ・ガール。待ってた甲斐がありました。
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No.1:
(4pt)

純愛小説ただし飛鳥部ワールド

中学生が主人公。生意気さには正直腹が立つ。まるでジュブナイル小説。
ところが本筋はあくまでも回想録であり、プロローグとエピローグに加え、三部構成の間に入る「現在」(”間章”と表現している)が入り、なぜかすべてを許してしまう。
またしても飛鳥部の陰惨極まりない物語。主人公を取りまく環境のすべてが「ひとでなし」だ。
だが、個々が持つ性格と、「群衆」が持ってしまう性格とは異なることを、最悪な状況に置かれる主人公の中1生がきちんと理解していることで、読んでいるこちらが救われる。
なぜ中学生なのか?おそらく飛鳥部は若者が持っているはずだったピュアさを、今の高校生がすでに失っていることを知っているのだ。(いくら何でも小学生じゃね)
とにかく、どんなに陰惨な話しも、最後にハートウオーミングにしてくれる飛鳥部の魔術は健在だった。
飛鳥部のボーイ・ミーツ・ガール。待ってた甲斐がありました。
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